「農民」記事データベース20160328-1207-08

旬の味


 朝の空を見上げて今日という1日が笑顔でいられるようにそっとお願いした。時には雨も降って涙もあふれるけど、思い通りにならない日は明日がんばろう……。このうたで私の1日が始まる▼3月11日は、私と末娘の誕生日である。そして5年前、未曽有の被害と人命を失った東日本大震災が起きた日でもある。私にとって3・11は、「今年も生きていてありがとう」と感謝する日になった▼今年は雪が少なく春の訪れが早く、じっとしていられない農民たちがトラクターを走らせ、田畑の準備を始めている。確定申告も終わり、ホッとしながらも、税金を払うために働いている状況に強い怒りを感じている▼今年も早々と離農者がでた。米価がせめて1俵1万3000円だったら、みんなも続けられるのに。大企業の利潤優先の新自由主義が取り返しのつかない罪を犯し続けている▼だから負けられない。命を大切にする社会を取り戻すためにTPPの批准は許さない。3月30日の国会行動にみんなで参加しよう!

(陽)

(新聞「農民」2016.3.28付)
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2016年3月

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