「農民」記事データベース20160307-1204-04

農のこころ

丸山美沙夫


 ゆっくりと大地を覚す耕運機

           渡辺 籾恵

 俳誌『俳句人』誌から。現在は耕す作業は耕耘機による作業が主力になっている。牛馬や人力で行ってきた「田打」「田返す」などと同じように、春の季語となっている。冬期間眠らせていた田畑も、エンジン音が響き、まさに大地が覚されるようだ。「ゆっくりと」が面白い。恵みを与えてくれる大地への感性なのだ。

(新聞「農民」2016.3.7付)
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2016年3月

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