“売り上げはどう?
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今年も税金相談で奮闘しました。右から2人目が小田さん |
小田さんは、「パソコンは無理だけど、まだまだ電卓はたたける」と言って、毎日組合員さん相手に「売り上げはどげんじゃったな」と言う問いかけから計算を始めていきます。「う〜ん、悪かったな」とか「よかった」などの答えが返ってきます。
14年度に書き込まれた農民連のノートと15年度に書き込まれたノートを見比べながら、売り上げと経費をみていきます。
「あれ、今回はこの経費はないのかな? 昨年はあるけど」と言うと「あっ、書き忘れだ」と言う人や、「ああ、今回はない」と言う人もいます。
納税義務者の組合員さんが「売り上げは14年度の方がいいのに、何で15年度は、消費税納税額が高いの?」と質問。「14年は、消費税が5%と8%で15年度はすべて8%になったからです」との答えに納得されますが、消費税が大きくのしかかってきています。
それぞれの地域に班があり、現地へ出向いての計算会でしたが、昨年の5月に新事務所に移転し、今年は事務所の近くの組合員さんには来ていただいての計算会となりました。
「収入はごまかさず経費はチリひとつ残さず」「自分の確定申告は自分の責任で内容を理解して作成する」など農民連の自主申告運動の原則を踏まえ、3月15日までスタッフは、税金計算に奮闘しました。
吉田勘次郎組合長がこれまでの活動を報告し、「これからもTPP反対など農家の生活を守るために、みんなで力を合わせてがんばりましょう」とあいさつ。(1)2015年度の決算(2)16年度予算(3)新役員の承認―を行いました。
総会終了後は、所得税の申告を行い、参加者の佐々木さん(酪農)は「毎年税金の申告を終えるとホッとする。今年もTPP反対の運動をしなければならないね」と話していました。
[2016年3月]
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