農のこころ丸山美沙夫
開墾の郷に棄て畑雉子(きぎす)鳴く 渡辺をさむ 俳誌『道標』から。戦争は人の命を奪い、罪の無い国民に窮乏の食糧難を強いてきた。戦時・戦後の厳しい時代に山地や荒地を開墾して田畑を切り開いたことを忘れてはならない。しかし、その郷も棄て畑がそちこちに見られる。飽食の時代という一方に、過疎と限界集落も増えている。憂いと怒りは雉子の鳴き声とも。
(新聞「農民」2016.3.21付)
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[2016年3月]
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