2021年4月
■2021年4月26日(第1454号)
- 海洋放出は絶対にするな
- 菅義偉総理は4月13日、関係閣僚会議を開催し、東京電力福島第一原発事故に伴う汚染水について、海洋放出を決定しました。漁業者をはじめ多くの県民の反対や慎重対応の声を無視し、決定を強行したことに断固抗議します。
- わずか8時間の審議で承認案が衆議院を通過
- RCEP(アールセップ)(アジア包括的経済連携協定)批准の承認案が4月15日、たった8時間の審議で衆議院を通過しました。国内農業への影響を顧みず、日本と中国、韓国が東南アジア諸国を食い物にする協定を、まともな審議もせずに承認する暴挙です。
- RCEP承認案の衆議院通過に抗議し、更なるたたかいを呼びかける
- 本日(4月15日)、衆議院本会議においてRCEP(アジア包括的経済連携協定)承認案が、自民党・公明党などの賛成多数で採択された。
- RCEPで誰が得て、誰が失うか
- 4月14日に衆院外務委員会で行われたRCEP承認案の参考人質疑で東京大学の鈴木宣弘教授が意見陳述を行いました。その要旨を紹介します。
- RCEPの問題点を斬る
- 「TPPプラスを許さない!全国共同行動実行委員会」は4月14日、院内集会「RCEP協定とグローバリズムを問う!」を会場とオンライン併用で開きました。
- 農のこころ
- 耕すや心身のいまがらんどう
- 危険なデジタル関連法案/お知らせ
- 耕すや心身のいまがらんどう
- 遺伝子組み換えもゲノム編集もいらない
- 遺伝子組み換え作物・食品(GMO)を拒否する「第15回GMOフリーゾーン全国交流集会in滋賀」が3月19日に大津市内で開かれました。今回の集会テーマは「遺伝子操作のない未来へ〜琵琶湖から発信―遺伝子組み換えもゲノム編集もいらない―」です。主催は地元の農家・市民・消費者団体、生協などでつくる実行委員会。
- JAの石油スタンド廃止 地域住民が食い止めた
- 北海道一のトマト産地で、新規就農者を積極的に受け入れているJA平取(びらとり)で、地域住民の力で石油スタンドの廃止を食い止めることができました。
- アグロエコロジーと食と農の現在・未来(2)
- 2013年、FAO(国連食糧農業機関)は、世界最大の農民運動団体ラ・ビア・カンペシーナと提携してアグロエコロジーを推進する決定を行い、2014年を国際家族農業年に定め、小規模家族農家の重視を決めました。
- 旬の味
- 4月12日付の本紙に、アメリカやカナダで小麦の収穫前にグリホサート(除草剤)を散布しているという記事が載っており、大変驚きました。除草剤は雑草に対して使用するものと思っていましたが、収穫前散布で収穫適期を人工的に作り出すという発想に恐ろしさを覚えました
■2021年4月19日(第1453号)
- 北村富生さん(滋賀県農民連元会長)が農水大臣賞を受賞!
- 農水省が毎年実施している、鳥獣被害の防止や捕獲した鳥獣の食肉(ジビエ)の利活用などに取り組み、地域に貢献している個人や団体を表彰する「鳥獣対策優良活動表彰」。その被害防止部門の個人の部で2020年度の農林水産大臣賞を、滋賀県農民連の元会長、北村富生さん(84)=長浜市=が受賞しました。
- 衆議院審議入りに抗議
- 日本の野菜、果樹に大打撃を与えるRCEP(アジア包括的経済連携協定)が4月7日、衆院外務委員会で審議入りしました。農民連と全国食健連(国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会)は8日、9日からの本格審議を前に、衆院外務、農水委員あわせて70人に今国会で拙速にRCEPを批准しないよう求めて要請を行いました。
- 米危機打開で協力/雪害と米価対策 県・県中に要請
- 農民連は4月7、8の両日、3月19日に開いた「米危機打開緊急中央行動」に参加した野党議員を訪問し、参加へのお礼と今後の農政問題について意見交換しました。
- デジタル関連法衆院通過に抗議 高齢者医療窓口負担倍増に反対/米価暴落対策求める意見書 41の市町村議会で採択
- 国民大運動実行委員会などは4月7日、定例の国会前行動を行い、180人が参加しました。
- 農のこころ
- 畦焼きの炎を身中に蔵ひけり
- 原発ゼロ基本法制定を
- 原発をなくす全国連絡会は4月4日、「原発事故から10年、原発ゼロ基本法の制定を! 4・4銀座パレード」を行い、約160人が原発ゼロの実現を求めて東京・銀座を歩きました。
- 農家が得する税金コーナー(111)
- 確定申告が法定期限内(今年は4月15日まで)に間に合わなかったり忘れたりした場合、なるべく早く申告しましょう。この場合、「期限後申告」として扱われます。納めるべき国税があるのに申告せず、期限内に納税しないと、延滞税だけでなくペナルティーとして無申告加算税がかかる場合があります。
- 全国災対連22回総会
- “災害被災者支援と災害対策改善を求める全国連絡会(全国災対連)は第22回総会を3月26日に行いました。
- 発見 農の現場から
- 私はこのたび、富山県農民連の定期大会で図らずも県連会長に就任することになりました。
- お米 ありがとう
- 給食にお米を届けている神奈川県横浜市の小雀みどり保育園の卒園児の子どもたちから、山形県庄内産直センターに、「葉書き」が届きました。
- わが家は家族農業
- 家族農業のわが家の1年は、子どもたちの春休みにする苗床の泥入れから始まります。
- 旬の味
- 桜が満開。今までになく早い春の訪れだ。日中気温が高くても、朝晩寒くなったりするので、霜の心配もあり、苗ものの管理には気を使ったりする。温暖化というけれど、あまりにも早く季節が移ってしまうと、何か大きな変動が起こりそうで怖いと感じるのは私だけだろうか
■2021年4月12日(第1452号)
- RCEP(アジア包括的経済連携協定)で野菜と果物が危ない!(1/2)/(2/2)
- “危険な正体がバレないうちに、国会を通してしまえ”――菅政権がRCEP(アジア包括的経済連携協定)の国会承認を焦っています。
政府はRCEPで「5品目を守ったから日本農業に影響はない」「国内総生産(GDP)はTPP(環太平洋連携協定)11の2倍増える」と宣伝していますが、これはとんでもないフェイク(デタラメ)ニュースです。
- =都市農業を守るため= 「特定生産緑地」の申請を
- 生産緑地法改正で「特定生産緑地」制度が設けられました。
- カップ麺・即席麺からグリホサートを検出(1/2)/(2/2)/イラスト
- 2020年度の総務省の家計調査で、パンの支出が米の約1・4倍となるなど、小麦製品は多くの家庭で消費されています。とくにカップラーメンなどの麺類は、コロナ禍による巣ごもり需要で、消費が伸びています。
- 北海道農民連 菅首相、規制改革推進会議に抗議
- 牛乳は、飲用乳、バターやチーズなどで私たちの食生活を支えています。生乳換算で年1200万トン(米が800万トン)以上消費され、また4割が加工製品として輸入されています。
- 東海第二原発運転差止訴訟
- 東海第二原発運転差し止め訴訟で水戸地裁(前田英子裁判長)は3月18日、日本原電(日本原子力発電)に対して「東海第二発電所の原子炉を運転してはならない」とする判決を言い渡しました。
- 農のこころ
- 湾曲の畦に倣ひて麦青む
- あの日から10年
- 「全国の農民連のみなさんの支援は決して忘れません」――。宮城県東松島市の大友昭子さん(74)は、そう振り返ります。
- 農家が得する税金コーナー(110)
- 前号でお知らせしたように今年は固定資産税の評価替えの年ですが、コロナ禍対策として、2021年の税制改正の中に「家計と民需を下支えするため」として、固定資産税の据え置きなど負担軽減措置が行われます。
- アグロエコロジーと食と農の現在・未来(1)
- 「日本の種子(たね)を守る会」アドバイザーで、ジャーナリストの印鑰智哉(いんやくともや)さんによる、アグロエコロジーと食と農をテーマにした連載を始めます。
- 「ネオニコフリーのお米を考えよう」
- 農民連ふるさとネットワークでは、昨年から学校・保育所給食や産直品、準産直米で納入している米、野菜・くだものなどを、ネオニコチノイド系農薬を使用しない「ネオニコフリー」の農産物として、積極的な販売促進に取り組んできました。
- 旬の味
- 4月は新年よりも新しいスタートを切るときですね。この新年度になろうかという時に宮城県蔵王町の地域医療は右往左往しています
■2021年4月5日(第1451号)
- 3野党 農政責任者 勢ぞろい
- 農民連は3月19日、米危機打開を求めて、国の責任による米在庫の「市場隔離」とミニマムアクセス(MA)輸入米の削減・中止、生活困窮者への支援などを求めて、「コロナ禍による米危機打開3・19緊急リモート中央行動」を開催しました。
- ひと足早く田植えスタート
- 3月13日から田植えを始めたそうで、おそらく高知で一番早いのではないかと思われます。場所は南国市、品種は極早生の「南国そだち」。(撮影日3月19日)
- 消費税減税とインボイス中止を
- 消費税廃止各界連絡会は3月24日、東京・新宿駅前で署名宣伝行動に取り組み、10団体40人が参加しました。
- 一時払いと独自支援求める
- 千葉県農民連は3月9日、鳥インフルエンザで関係農家とともに県要請を行い、農家に国の支援策が一刻も早く届くよう対策を進めるとともに、国の支援の対象とならない関連業者への支援を、県として独自に行うよう求めました。要請には日本共産党のさいとう和子前衆議院議員が同席しました。
- “監視社会を本格化させるな”/院内集会「RCEP協定とグローバリズムを問う!」
- 国民大運動実行委員会など3団体は3月24日、定例の国会前行動を行い、参加者は180人を超えました。
- 農のこころ
- 農という爺の天職春の土
- 農耕車限定大型特殊免許
- JA全農とくしまは3月、農耕車限定免許を取るための講習会と技能試験の受講者を50人募集するとしたビラを発行しました。
- 農家が得する税金コーナー(109)
- 今年は3年に1度の固定資産の評価替えの年です。近隣の評価額との比較ができる固定資産税台帳の縦覧も4月1日から可能です(4月20日または最初の納税期限の遅い方まで)。評価替えに対する取り組みのポイントを紹介します。
- ゲノム編集食品考える 小冊子と報告集を発刊
- 遺伝子を操作した食品「ゲノム編集トマト」の苗の配布が始まろうとしています。
- 今こそ農業の価値を発信しよう
- 「農は地球を救う!」をテーマに農民連青年部は第29回総会を3月20日にオンラインで開催しました。
- 新規会員に農民連の多面的要求運動のススメ/=ジャガイモを植えました=
- 昨年の持続化給付金申請支援の取り組みでは、農民連本部からの自信をもった「給付金手続きの呼び掛け」に呼応し、私たち茨城・県南農民組合でも役員中心にいま所属するすべて会員さんに呼びかけ、180件を超える申請手続きを行い、さらに近くの農家も誘って、これまでにない40人近くの新規会員が加入してくれました。
- 旬の味
- 戦没者の遺骨の混じった土砂を辺野古の埋め立てに使うなとハンガーストライキを終えた具志堅隆松さんが私の集落を訪れた。那覇市出身で沖縄戦当時11歳、今87歳の宮城定吉さんが弟の遺骨を探すのに同行していた
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