「農民」記事データベース20210426-1454-06

農のこころ

丸山美沙夫


 耕すや心身のいまがらんどう

           奥山 源丘

 俳誌『岳』から。耕すということは農にとっての原点ではないだろうか。種を蒔き作物を育てるためには、地を耕さねばならない。ひたすら耕すことに集中している時は何も他のことは考えていない。まさに「がらんどう」と詠んだところに絶妙さがある。農を愛し育むものの心がこの作に深く伝わってくるのである。

(新聞「農民」2021.4.26付)
ライン

2021年4月

農民運動全国連合会(略称:農民連)
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224

本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
Copyright(c)1998-2021, 農民運動全国連合会