鳥インフルエンザ
一時払いと独自支援求める
=千葉県農民連が県に要請=
千葉県農民連は3月9日、鳥インフルエンザで関係農家とともに県要請を行い、農家に国の支援策が一刻も早く届くよう対策を進めるとともに、国の支援の対象とならない関連業者への支援を、県として独自に行うよう求めました。要請には日本共産党のさいとう和子前衆議院議員が同席しました。
|
県に要請する越川洋一県連会長(中央)と、さいとう前衆院議員(右) |
千葉県では、12月から2月までで県内の3割を超える採卵鶏の殺処分を完了しましたが、一部の地域ではその後の対策に遅れが生じ、農家は支援金の受け取りや営農再開のめどが立たず困難に直面しています。また、卵のパックや輸送、廃鶏肉の加工などの関連する仕事にも大きく影響しています。
参加者は、「長引けば農家の負担が増すことになる。終息後の営農再開のめどを」と求めました。
県の担当者は、対策状況を示し「少しでも早く営農を再開できるようにしたい」と答えました。また、その間の資金について「県として利子補給を行っている」と説明しました。
また、「一部でも支援金を出してもらえないか」との農家の声を受けて参加者は、一時払いができないか国に確認するよう求めました。
(千葉県農民連 森吉秀樹)
(新聞「農民」2021.4.5付)
|