2020年11月
■2020年11月30日(第1435号)
- 種苗法改定案 衆院で可決に抗議
- 種苗法改定法案が11月17日の衆院農水委で強行採決、衆院本会議で可決されました。参考人質疑2時間を含むわずか7時間の審議で採決。自民、公明、維新、国民民主の賛成、立憲民主、共産など各党の反対で可決されました。強行採決に断固抗議します。
- 農水省の作為的答弁 国会審議の正当性ゆらぐ
- 農水省はこれまで「種苗法改定で自家増殖に許諾が必要となる登録品種は1割程度しかないので(米の場合は16%程度)、生産者には法改定の影響は少ない」と説明してきました。しかし農水省の米穀の品種検査量のデータを元に計算すると、登録品種の割合は2018年のデータでは33%となると、「日本の種子を守る会」アドバイザーの印鑰(いんやく)智哉さんが指摘しています。
- 学術会議の任命拒否撤回せよ
- 農水省はこれまで「種苗法改定で自家増殖に許諾が必要となる登録品種は1割程度しかないので(米の場合は16%程度)、生産者には法改定の影響は少ない」と説明してきました。しかし農水省の米穀の品種検査量のデータを元に計算すると、登録品種の割合は2018年のデータでは33%となると、「日本の種子を守る会」アドバイザーの印鑰(いんやく)智哉さんが指摘しています。
- 原発ゼロ基本法制定を
- 原発をなくす全国連絡会は11月13日、東京・新宿駅前でイレブン行動(署名、宣伝行動)に取り組みました。「原発を廃止し、再生可能エネルギーに転換する原発ゼロ基本法制定を求める請願署名」を呼びかけ、1時間で45人分が集まりました。
- 重富健一先生を偲んで
- 重富健一先生と私たちとの最初の出会いは、「農民運動の全国センターを考える懇談会」(農民懇)発足(1984年)に先立つ1980年の「農民運動全国研究・交流集会」に講師として特別報告をしていただいたときでした。
- 農のこころ
- 霧襖開けてかしまし朝の市
- 2020冬季カタログ 農民連ふるさとネット
- 農民連ふるさとネットワーク2020冬季カタログ(WEB版)の受け付けがスタートしました。
- 農家が得する税金コーナー(95)
- 今、自治体では国からの補助金が減るなかで、財政対策として、これまでは課税していなかったビニールハウスや農業用機械などの農業用資産に対する償却資産税の課税強化が進められています。
- 感染症対策のためにも避難所に「TKB(トイレ・キッチン・ベッド)」を
- 11月7日、今年の災害対策全国交流集会が東京会場とオンラインの併用で開催され、合わせて約150人が参加しました。
- 農業体験をしてみたい/参加者の感想
- 11月15日、大学生5人が、千葉県船橋市の齋藤敏之さん(農民連常任委員)を訪問し、農作業を体験しました。
- アグロイノベーション2020に富山県花卉球根農協が出展
- 11月11日から13日の3日間、東京・お台場の東京ビックサイトで、アグロ・イノベーション2020が開催され、富山県花卉(かき)球根農業協同組合が、チューリップ球根のネット機械化栽培モデルを出展しました。
- 旬の味
- どの地域も稲刈りも終わり一息ついた時期ではないでしょうか?宮城県蔵王町のわが家は毎年この時期になると、パンジー祭りという収穫祭の意味合いを込めてイベントを開催します。その中で、ネギとさつま芋の収穫前の畑を用意して、掘り放題のイベントを実施しています
■2020年11月23日(第1434号)
- 種苗法改悪強行するな
- 種苗法改定案が衆議院農林水産委員会で審議入りした11月12日、国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会(全国食健連)と農民連は緊急の抗議行動を行いました。
- 緊迫 種苗法改定案/参考人質疑
- 種苗法改定案を審議する衆議院農水委員会で11月12日、参考人質疑が行われ、茨城県竜ケ崎市で水稲を約160ヘクタール耕作する横田修一さん、「日本の種子を守る会」アドバイザーの印鑰(いんやく)智哉さんの2人が意見を述べました。
- 緊迫 種苗法改定案/法案撤回を!
- 農民連と全国食健連は11月10日、種苗法改定案の廃案を求め、国会内で農水省と交渉を行いました。交渉を通して、農水省のうそとごまかしがいっそう明らかになりました。
- 持続化給付金、税金 とりくみ強めよう/「原発ゼロをめざす」 新署名を呼びかけ
- 新型コロナ対策で、一日開催となった農民連四国ブロック研究・交流集会が11月8日、香川県観音寺市のJA常磐支店で開催されました。
- 農のこころ
- 〓田(ひつじた)の列の蜂起やコメ輸入
- 農家が得する税金コーナー(94)
- 農民連の自主申告運動のスローガンは、「収入はごまかさず、経費はチリ一つ残さず」です。
- 大豆収穫体験会
- 新日本婦人の会石川県本部の皆さんが11月1日、石川農民連の宮岸美則会長のほ場で大豆の収穫体験会を行いました。
- コロナに負けるな!/イラスト
- コロナ禍で、大学生のアルバイトや仕送りが減り、食事回数を減らすなど深刻な状況が伝えられています。そんな学生たちを応援しようと、福島県農民連と福島農民連産直農協は11月2日、福島大学生協へ新米1トンの支援を行いました。
- 旬の味
- 暦の上では、立冬も過ぎ、寒さも厳しさを増してくる季節だが、日本三大菊人形の一つ、二本松の菊人形祭りは残念にもコロナ禍で中止になった。しかし、菊の展示は無料開放で見学者も多いようだ
■2020年11月16日(第1433号)
- これはヒドイ! 菅政権の米つぶし政治(1/2)/(2/2)
- 新型コロナの影響で米需要が減り、米価が大暴落しています。
- 緊迫 種苗法改悪/種苗法署名が急拡大中
- 臨時国会が開会し、前回の通常国会から継続審議となっている種苗法の改定をめぐる国会情勢がいよいよ緊迫しています。
- 農家が得する税金コーナー(93)
- 「新型コロナの関係で補助金や給付金を受け取ったが来年の申告はどうしたらよいか?」。多数の会員から不安の声が寄せられています。コロナ禍対策では特別定額給付金や持続化給付金など、さまざまな給付金や補助金が設けられています。これら給付金等の申告時の扱いを紹介します。
- 農民連 吉川事務局長が訴え/総がかり行動に3000人
- 国民大運動実行委員会など3団体は、秋の臨時国会に合わせた定例の昼休み国会前行動を11月4日に行い、120人が参加しました。
- 農のこころ
- 野良揺する音はたと止み秋じまい
- 反対多数で否決
- 11月1日に行われた「大阪市の廃止を問う住民投票」は、反対69万2996人、賛成67万5829人で廃止を否決しました。その差は、5年前の住民投票結果よりも拡大しており、改めて政令指定都市としての大阪市の存続とその力の発揮で産業と住民生活を発展させるべきだとの意見が多数であることが証明されました。
- 高収益作物次期作支援交付金の運用見直し
- 新型コロナ禍対策の高収益作物次期作支援交付金は、1次募集終了後の10月12日に、突如運用見直しが発表されました。減収額を給付上限とする見直しで、すでに投資をしている農家からは、大きな不満の声が上がっていました。
- 秋深まる/イラスト
- 秋が深まり、群馬県昭和村の赤城山の麓に広がる赤城原では、コンニャクの収穫が始まりました。10人もの人々が夕暮れまで働いています。
- 旬の味
- 買い物に行ってスーパーの玄関からマスクを取りに駐車場の車まで戻ることも少なくなったこの頃だが、近所のMさんの畑にはマスクをしない子ども連れの家族が訪れる。10坪程の区画で菜園をしている菜園クラブの皆さんだ。休日は保育園の園庭のようなにぎやかさだ
■2020年11月9日(第1432号)
- 持続化給付金「農閑期の申請は不正」は誤り!
- 新型コロナウイルス対策の「持続化給付金」は、被害を受けた農家の多くが申請しやすいように制度設計がなされています。しかし、10月17日の各地の地方紙朝刊が「農閑期を対象月とした申請は不正受給」という報道を一斉に行い、コロナ禍に苦しむ農家が萎縮して申請をためらう事態となっています。
- 種苗法改定案 今国会での成立阻止を
- 日本の種子(たね)を守る会は国会開会日の10月26日、種苗法改定審議入り前緊急集会を国会内で開きました。
- コロナ禍で考える 食と農のこれから
- 10月11日、産直運動を前進させようと福岡県春日市の春日クローバーホールに約140人の新日本婦人の会会員が集まり、「コロナ禍で考える食と農のこれから」と題して学習会が開かれました。(新婦人県本部主催)
- 国内農業守って、食料自給率の向上を
- 日本母親大会実行委員会による各省庁への要請行動が行われ、10月22日に行われた農水省への要請には農民連女性部をはじめ各県からの代表者ら10人が参加しました。
- 菅強権政治STOP!
- 総がかり行動実行委員会、共謀罪NO!実行委員会、全国市民アクションは10月26日、国会議員会館前で「いのちをまもれ!敵基地攻撃能力保有反対!学術会議の任命拒否撤回!改憲反対!共謀罪廃止!総選挙勝利!」を求め、臨時国会開会日行動を行い、400人が参加しました。
- 農のこころ
- どの牛も遠目せり明日牧閉ざす
- 増税・新型コロナで苦境の業者に減税を/業者・農民に重い負担 消費税は減税・廃止を
- 大阪府の農民組合北摂支部協議会は10月15日、定例の消費税廃止に向けた宣伝行動を他の4団体とともに池田市の石橋阪大前駅東口で行いました。
- 農家が得する税金コーナー(92)
- 新型コロナ禍対策の一つに家賃支援給付金があります。この制度は土地や建物の賃料が対象で、農地、林地の賃料(小作料含む)や米倉庫などの施設使用料等も対象となります。
- 軽トラパレードに声援
- 福島・安達地方農民連は10月7日、7回目となる軽トラパレードを行いました。
- 発見 農の現場から
- 私が居住している山口市小鯖(おさば)では、今年大量のウンカが発生し、農薬の効果もなく農家は昨年に比べ半分以下の減収となり、小米が多く、出荷できる米はわずかでした。
- 白く揺れる一面のソバの花
- 埼玉県所沢市中富のソバ畑では、白いソバの花が満開です。白い波がささやくようにゆれています。収穫したソバの実は、三芳町のそば屋さんに出荷されるようです。
- 旬の味
- コロナ禍の中での暮らし方が問われている。手洗い、うがい、マスクは習慣となった。それだけでは新型コロナには太刀打ちできない。あと一つ加えるなら腸内細菌を元気にさせ免疫力を上げる努力である
■2020年11月2日(第1431号)
- 和歌山 古座川流域プラットフォーム結成
- 2019年6月に国連「家族農業の10年」を推進する「家族農林漁業プラットフォーム・ジャパン(FFPJ)」が設立され、和歌山県でも「家族農林漁業プラットフォーム和歌山(FFPW)」を同年10月に立ち上げました。
- 映画「タネは誰のもの」 原村政樹監督に聞く
- 映画「武蔵野」「お百姓さんになりたい」を作製した原村政樹監督が、ドキュメンタリー映画「タネは誰のもの」(企画・一般社団法人心土不二、プロデューサー・山田正彦元農林水産大臣、65分)を制作し、各地で上映会が開かれています。原村監督に映画作製の思いと見どころなどを聞きました。
- “核ゴミ”最終処分場
- 人口2900人の漁業の町、20キロ対岸に泊原発がある北海道寿都(すっつ)町が「核のごみ最終処分場の文献調査応募を検討」と、8月13日の道内地元紙が報道し、全道に衝撃を与えました。
- 福島原発の汚染水 海洋に放出するな
- 東京電力福島第一原発の事故処理によってトリチウムなどの高濃度の放射能汚染水が増え続けている問題で、政府は11月中にも関係閣僚会議を開催し、汚染水の海洋放出を正式決定すると報道されています。
- 農のこころ
- 青天の庭に並べる豊の秋
- コロナ対策「高収益作物次期作支援」 農水省が突如、運用を見直し
- 新型コロナウイルス対策の一つ、「高収益作物次期作支援交付金」は、新型コロナ禍で大きな打撃を受けた農産物(政府と県が指定)に対し、次期作に意欲的に取り組む生産者を支援し、農業生産の維持を図るもので、減収の補てんを目的とした政策ではありません。対象品目も農水省が市場価格を見て指定しており、生産者に減収の証明は求めてきませんでした。
- 農家が得する税金コーナー(91)
- 2020年税制の変更点についての3回目です。
- “持続化給付金のチラシみて不正受給への不安なくなった”
- 山形県の庄内農民連は、2020年産米の概算金が下落したことを受け、持続化給付金申請相談会の2回目となるチラシの新聞折り込みを行いました。
- 島根県自慢のモチ米品種 ヤシロモチを自家採種
- ヤシロモチの種籾(もみ)を自家採種しました。良い株を選んで手刈り・ハデ干しし、千歯コギで脱穀します。これまでハーベスター(脱穀機)を使ってきましたが、どんなに掃除しても、うるち米との混入が避けられません。
- #NOWAR&コロナ/イラスト
- 福島県北農民連で毎年取り組んでいる「9条田んぼ」。16年目となる2020年版が完成しました! 場所は福島県桑折町です。
- 旬の味
- キンモクセイの香りが雨で流され続けた10月でした。好きな季節感の時間も足早に過ぎ、寒さを感じる霜月です
|