「農民」記事データベース20201130-1435-10

農業体験をしてみたい

民青(日本民主青年同盟)が企画
千葉・船橋市

関連/参加者の感想


大学生が齋藤敏之さんを訪問
作付けの難しさ、ネオニコ系農薬など話題に

 11月15日、大学生5人が、千葉県船橋市の齋藤敏之さん(農民連常任委員)を訪問し、農作業を体験しました。

 当日は晴天に恵まれ、絶好の作業日和。まずは齋藤さんから「秋の作物は面白いもので、種まきが1日遅れると、収穫が1週間遅くなることがある」という作付けの難しさや、ネオニコチノイド系農薬をめぐる状況を紹介。また、午後の作業の注意点を説明しました。

 お昼は齋藤さんの妻、教子さんお手製のカレーを囲んで腹ごしらえ。畑に向かいました。

 まずは、ソラマメ定植の準備の間に大豆の収穫を行いました。みなさん楽しくまじめに取り組み、あっという間に収穫完了。齋藤さんが「早いねぇ」と感心するほどでした。

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ソラマメの植え方の説明に身を乗り出して聞き入りました

 ソラマメの定植でも、用意していた750本の苗を1時間半ほどですべて植え終わりました。作業後にはお土産のダイコンやカブ、小松菜を収穫し、みんな大喜びでした。

 作業後には温かいおでんをつつきながら、交流。感想を語り合いました。

 受け入れた齋藤さん「農業や食への関心が強いからか、作業の手際良さに驚きました」


参加者の感想

知るだけで意識が変わる

 ◎小学校の時以来の農業体験でした。この間学んだ生物の知識などが結びついて、新しい気付きなどがあり、自然とのふれあいを大切にしたいと思いました。

 ◎生物を専攻しているので、教授の講義を聞いた後で、現場の農家さんの話を聞いて、新しい視点が加わり、面白かったです。

 ◎中学2年で秋田に学習旅行に行き、農業体験をやってすごく楽しかった思い出があります。座学ではなく、自然の中で体験して体で学び吸収することが久しぶりにできて楽しかったです。食べ物もおいしかったです。

より食べ物への愛着わく

 ◎率直に言って、結構大変な作業でした。普段は出てきた食べ物を食べるだけで、食べ物を植えるところから体験し、普段の食べものも『こうなっているのか』と想像を膨らませることができ、より食べ物に愛着がわきました。安全でおいしいというのは一番大切なことなのに作っているところが見えなくなっているのかなと。体験することは大切だと感じました。

 ◎食べることは大好きだし、表示も気にはしていたが、普段当たり前になっていることが、どうやって『当たり前』になっているのか体験し、感謝しかないです。知るだけでも自分の意識が変わるし、日常の他の事でも、その背景に目を向けられるようになりたいと思いました。

(新聞「農民」2020.11.30付)
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2020年11月

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