農のこころ丸山美沙夫
青天の庭に並べる豊の秋 半坂 峰子 俳誌『黒姫』から。豊作となった喜びが溢れ出ている作。異常気象や風水害で毎年どこかで災禍に遭遇する。この句は、それを乗り越えてきた喜びの詰まった作である。実った穀類や根菜類は、秋陽にあてて乾燥させるには最高の晴天である。作物名を言わずに省略。「庭に並べる」として、「豊の秋」の季語が効いている。
(新聞「農民」2020.11.2付)
|
[2020年11月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224
Copyright(c)1998-2020, 農民運動全国連合会