農のこころ丸山美沙夫
霧襖開けてかしまし朝の市 細田真理子 俳誌『みすゞ』から。「霧襖」は、濃霧に覆われて襖を閉ざしたような情景で季語ともされている。路地物の野菜など農産物を直売する朝市は、朝早くからその深い霧の中で売場を準備する。旅人にとって、また地域の生産者同士の自家用にない物を売り買いできる楽しい場所。賑やかな方言や笑い声で風物詩となる。
(新聞「農民」2020.11.30付)
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[2020年11月]
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