“持続化給付金のチラシみて
不正受給への不安なくなった”
相談会での説明で安心した
会員拡大がぐんぐん進む
山形・庄内農民連
山形県の庄内農民連は、2020年産米の概算金が下落したことを受け、持続化給付金申請相談会の2回目となるチラシ(写真)の新聞折り込みを行いました。
今回は、漁業者の相談・入会があったことを受け、前回チラシを入れなかった沿岸地域にも折り込みを行いました。相談会はこれまで7カ所で開催し、55人が参加しました。
この間、農家が農閑期を対象月として持続化給付金の申請をすることを「不適切受給」として批判する報道が繰り返されており、申請を考えている農家に不安と動揺を与えています。
そんな中、今回新聞折り込みしたチラシに掲載した「持続化給付金 よくあるご質問」が大きな力を発揮しています。4つの問答で、今回の米価下落は新型コロナウイルス感染症拡大の影響によるものであり、農閑期を対象として申請することは農水大臣の国会答弁でも認められており、不正受給にはならないことなどを解説しています。
今回のチラシ折り込み後、これまで非常に少なかった既存会員からの紹介が増加し、会員拡大のペースが加速しています。米価下落による減収が確定的になり、チラシによって不正受給への不安が払拭されたことが重なった結果だと思われます。
会員拡大は7月の運動開始からの通算で123人、8割増となり、あと約20人で倍加達成となります。庄内農民連では12月に予定されている定期総会までに何としても倍加を達成しようと全力を挙げています。
(山形・庄内農民連事務局長 梶昇司)
(新聞「農民」2020.11.2付)
|