農のこころ丸山美沙夫
どの牛も遠目せり明日牧閉ざす 大畑 善昭 『ザ・俳句歳時記』から。晩秋の頃、放牧されていた牛や馬を預けられていた主のところに返される頃を「牧閉ざす」と言い、季語とされている。群れている牛が遠くの山並みに向いて寝そべっている姿を見かけることがある。いよいよ明日は牧を閉ざす日。畜産農家に返る牛の姿を情感こめて捉えている作である。
(新聞「農民」2020.11.9付)
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[2020年11月]
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