2020年9月
■2020年9月28日(第1426号)
- 「自己責任」の国づくり
- 9月16日、「安倍政治の継承」を最大の看板にかかげる菅義偉新政権がスタートしました。政策の看板も自民党・内閣の主要メンバーも、ほぼそっくりそのまま。前のオーナーが使っていた設備や什(じゅう)器などをそのまま使用する物件を「居抜き物件」といいますが、新内閣は、さながら「居抜き内閣」です。
- 田んぼアート コロナにマケナイ
- 毎年、地域の小学生と一緒に取り組み、10年目を迎えた田んぼアート。でも今年は新型コロナウイルスの影響で、子どもたちによる田植えができず、急きょおとなだけで植えましたが、9月に入って、模様がくっきりと浮かんできました。
- 安倍政治の継承は許さない
- 安倍内閣が総辞職し、菅内閣の発足予定直前の9月16日昼、総がかり行動実行委員会が国会議員会館前で「臨時国会開会日行動」を開催。300人の市民や労働者が「安倍政治の継承は許さない」「市民と野党の共同で、政治を転換させていこう」と、決意を固めあいました。
- 深刻な米価大暴落
- 農民連が早くから懸念し、対策を求めてきた今年産米価の下落が現実のものになっています。JAの概算金は、東北、新潟、関東産米で700円〜1500円も下落しています。米卸などと産地の取引価格ではさらに下落幅が大きく、新潟産コシヒカリで前年より2100円安、関東コシヒカリも2000円以上下落している銘柄もあります。
- グローバリズム、新自由主義に抗し公共を守る
- 「TPPプラスを許さない!全国共同行動」は9月5日、シンポジウム「グローバリズムは私たちを幸せにするか!?Part4―奪いあいの経済から分かちあう未来へ―」をオンラインで開き、約150人が視聴しました。
- 農のこころ
- 新米のよろこび腰が答えおり
- 持続化給付金の申請で会員数が5割増に/イラスト
- 山形県の庄内農民連では、持続化給付金の申請による仲間づくりが大きく広がっています。9月19日現在で79人の入会者を迎え、会員数は前期比で5割増となりました。
- 伝えよう被爆証言(上)
- 私は爆心地から2・5キロメートルの広島県広島市己斐(こい)町に生まれ、両親と3人の姉と暮らしていました。
- 発見 農の現場から
- 「猛暑日22日間、最多、甲府8月」
- 旬の味
- 農業と観光の町、宮城県蔵王町。コロナ禍から完全に復活というわけではないですが、実りの秋となり、町も活気づいてきました
■2020年9月21日(第1425号)
- 千葉県農民連 会員2割(165人)増達成/江藤大臣の国会答弁/10・1米価暴落阻止中央行動
- 持続化給付金の取り組みを通じて千葉県農民連は165人の新しい会員を迎え、会員の2割増を突破しました。とりわけ北総の山田地域では2・5倍、北総農民センター全体で1・5倍化を達成。県農民連はこの取り組みを各地で広げて全県で会員の2倍化をめざし猛奮闘中です。
- 『国連家族農業10年』コロナで深まる食と農の危機を乗り越える
- コロナ危機で浮き彫りになった食と農の危機や社会の脆弱(ぜいじゃく)さを克服するために必要なことは? 持続可能な新しい社会はどうなる? 農民連が刊行した書籍『国連家族農業10年』について様々な人たちに語ってもらう新シリーズを開始します。最初に、岡山大学名誉教授の小松泰信さんに寄稿してもらいました。
- 米価下落阻止に向けてさらに運動を強めよう
- 2020年産米を「JAグループが20万トン隔離」と報道されました。
- 全国食健連 オンラインで総会を開催
- 国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会(全国食健連)は9月6日、第31回総会をオンライン開催。19県と11中央団体から63人が参加しました。
- 農のこころ
- 新蕎麦の八十路を刻む音捌き
- アフリカ・モザンビーク
プロサバンナ事業中止に
(1/3)/(2/3)/(3/3)
- アフリカ南東部のモザンビークで実施されてきた巨大開発事業、プロサバンナ事業について、日本政府は7月20日、事業を中断し、終わらせることを発表しました。
- 自民党政治を大本から転換する新しい政治を(1/2)/(2/2)
- 7年8カ月におよんだ「安倍政治」は、戦後最悪の政治の連続でした。安倍政権は、憲法違反の安保法制=戦争法を強行成立させたことをはじめ、立憲主義、民主主義を踏みにじる暴政を続けました。2度の消費税増税で暮らしと経済を痛めつけ、さらには森友・加計学園、「桜を見る会」疑惑などの「国政私物化」問題で政治モラル崩壊は極限に達し、国民の信頼を失いました。
二度と繰り返させてはならない「安倍政治」ですが、自民党総裁選のなかで起きているのは「安倍政治」礼賛、継承の大合唱です。行き詰まった道を「この道しかない」と暴走せざるをえない自民党政治。行き詰まりと袋小路ぶりは明白です。
“続・安倍政権”を許さないために、図表を使って「安倍政治」を断罪・総括します。
- 安倍政治の継承許さない
- 埼玉県北の1市3町で組織する「本庄児玉郡市地域共同センター」は9月5日、「安倍政治の継承を許さない」自動車パレードを行いました。
- 農家が得する税金コーナー(86)
- 福島県農民連では、来年の確定申告に向けた税対部員養成講座が始まりました。
- 新聞「農民」新たに60人以上
- 北海道農民連は、新聞「農民」読者の拡大を進め、1月以降新たな読者が60人以上増えました。
- ネオニコ知の井戸(2)
- ネオニコチノイド系農薬とはどのような歴史を持つ農薬なのでしょうか。ネオニコチノイド、このカタカナ名をよく見ると、聞き慣れた単語「ニコチン」という文字が隠れていることに気がつきます。
- 畜産農家へ抜本的支援を
- コロナ禍での需要減少で牛肉の価格下落が続いている問題で、農民連は9月8日、畜産農家への抜本的支援を求めて農水省に要請しました。
- コロナ禍による畜産危機打開へ
公的支援強化を
- 島根県農民連は9月4日、対県交渉を行い、「コロナ禍による畜産経営危機打開と和牛振興の緊急要請」を島根県知事あてに提出しました。
- 安全・安心、地産地消の学校給食を子ども達に
- 島根県農民連は9月4日、対県交渉を行い、「コロナ禍による畜産経営危機打開と和牛振興の緊急要請」を島根県知事あてに提出しました。
- 旬の味
- 9月に入っても気温が30度以上になり、残暑の厳しい日が多い。しかし、時折吹く風に秋の気配を感じ、夜になると虫の音が季節が移っていくことを教えてくれる
■2020年9月14日(第1424号)
- 安倍首相、政権投げ出し/稲刈り最終盤
- 安倍首相が持病の再発を理由に辞任を表明しました。
- 種子条例が成立、9月から施行
- 三重県議会で6月30日、「三重県主要農作物種子条例」が全会一致で可決・成立し、9月1日に施行しました。知事の「条例案提出」表明から条例案可決までの短期間に集中した活動について報告します。
- 原発をなくす全国連絡会 連続学習会
- 原発をなくす全国連絡会は8月25日、第18弾の連続学習会を開催しました。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、オンライン配信を併用しての開催です。講師は原発問題住民運動全国連絡センター筆頭代表の伊藤達也さん。「原発事故から10年を迎える福島の今を考える」をテーマに行いました。
- 今こそ教育予算の増額で少人数学級の実現を
- 全日本教職員組合(全教)と教組共闘連絡会、子ども全国センターは9月3日、少人数学級実現や教員定数の増加、教育の無償化などを求める「かがやけ! みんなのえがお署名」の提出集会を文部科学省前で行いました。
- 農のこころ
- 捨て畑に新たな風来蕎麦の花
- 活用しよう! 持続化給付金チラシ
- 農民連本部は、持続化給付金の呼びかけチラシを作成しました。
- 私の戦争体験
- 私は1945年(昭和20年)3月13日の夜半から14日にかけての第1次大阪大空襲で、危機一髪で5歳の命を落とすところでした。
- うちわで暑さを吹き飛ばして/イラスト
- 大阪府松原市の関戸しげみさんから、手づくりのうちわが農民連本部に届きました。うちわと関戸さんからのメッセージを紹介します。
- 旬の味
- 沖縄は旧暦のお盆だというのに台風9号に見舞われた。被害を受けた方もおられたが、私の牛舎はなんとか持ちこたえた。今年のお盆はコロナ禍のせいで様変わりだ
■2020年9月7日(第1423号)
- 政府は備蓄米追加買い入れ決断せよ/安倍首相辞意
- 価格決定が9月以降になる東北、西日本以外のJA概算金(農家に事前に支払う代金)・買取価格等が連日報道されています。
- ともに米価暴落阻止へ
- 埼玉農民連は8月17日、JA埼玉県中央会を訪問し、懇談しました。
- 持続化給付金で学習会
- 農民連はいま全国で、持続化給付金申請支援を軸に、「会員と『農民』読者拡大運動」に取り組み、大きな成果をあげています。
- 臨時国会ただちに開け
- 農民連、全労連、新日本婦人の会、全国商工団体連合会の4団体は8月25日、安倍首相あてに、「臨時国会の召集を求める緊急要請」を行い、要請書を手渡しました。
- 消費税を5%に
- 消費税廃止各界連絡会(各界連)は8月24日、東京・新宿駅西口で消費税減税を求める連日の宣伝行動に取り組みました。5団体15人が宣伝に参加し、11人分の署名と、18人分のシールアンケートが集まりました。
- 種苗法「改定案」を廃案へ
- 消費税廃止各界連絡会(各界連)は8月24日、東京・新宿駅西口で消費税減税を求める連日の宣伝行動に取り組みました。5団体15人が宣伝に参加し、11人分の署名と、18人分のシールアンケートが集まりました。
- 学校給食通じ地域づくりを
- 食糧の生産と消費を結ぶ研究会(生消研)は8月19日、オンラインで「学校給食」をテーマにした小研究会を開きました。
- 災害救済制度の抜本的拡充が急務
- 異常気象が今夏も日本列島で相次いでいます。「異常気象」とは「30年に1回以下に起こる現象」(気象庁)のこと。
- 農家が得する税金コーナー(85)
- 大阪農民連阪南支部協議会(山下博会長)は8月11日、地域の民主商工会・年金者組合・新日本婦人の会・生活と健康守る会と共同して、国民健康保健料などの減免申請問題で大阪府岬町に要請しました。
- 農のこころ
- 老農夫喜雨の田畑を見て回る
- 私の戦争体験
- そのあとすぐに第2波の焼夷(しょうい)弾による爆撃が始まり、兵舎などが燃える中を、どのように逃げたのか全く思い出せません。気が付いたら、航空隊から国道を隔てた丘の上にある「適正部」と呼ばれていた建物の前に立っていました。
- コットン畑の交流イベント/イラスト
- 福島県南相馬市の小高区井田川地区で、津波や原発事故の被害を受けた農地に、オーガニックコットンを植えて農地の再生を図るとともに、風車を立てて発電しようと、浜通り農民連の三浦広志事務局長や、東京のオーガニックコットン販売会社の社長さん、地元の建設業者などが集まって設立した合同会社「SASKENERGY(サスケナジー)」。
- 旬の味
- 庭には昨年落ちたゴーヤの種が自然に芽吹き、たくましく育っている。かつては苦くて嫌われていたが、今では「苦いがうまい」と夏には人気野菜となった。免疫力を高めるのにも一役買っている庭のゴーヤを地産地消でせっせと料理に使っている
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