米価下落 大変! 助けて
持続化給付金で学習会
直後に申請する人や入会者続く
鳥取県農民連
農民連はいま全国で、持続化給付金申請支援を軸に、「会員と『農民』読者拡大運動」に取り組み、大きな成果をあげています。
長期化するコロナ禍と米価下落が現実となるもとで、持続化給付金申請の要求はかつてなく高まっており、農民連は、8月末までの拡大運動期間を延長することを決めました。
米価下落を機に、申請支援で奮闘している鳥取県農民連の取り組みを紹介します。
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全国的に新型コロナウイルスにより、米価が下落しています。鳥取県内でも稲刈り本番ですが、今年の概算金を農協はまだ公表していません。(8月27日現在)
「今年の米価が決まらないのに、コロナ禍による減収は計算できない」という米農家が多いことから、8月20日、全国連副会長の長谷川敏郎さんを講師に招いて学習会を開き、南部町で6人、日南町で4人が参加。南部町では1人が農民連に入会しました。
「米価が下がらないと申請できない」と否定的だった年配の農家が、学習会後、農協支所で米価下落の情報を得て、「こりゃ大変だ。助けてくれ」と相談に来て、給付金を申請しました。
遅ればせながら私も、米子税務署で納税証明を発行してもらい、スマートフォンで申請を完了。経産省から「持続化給付金の給付申請を受け付けました。今後、申請いただいた入力情報および証拠書類等を照合し、内容を確認してまいります」とのメールが届きとても感動しました。
このことを農民連の会員だけではなく多くの農業者に宣伝しています。いい制度はみんなで共有して喜びを分かち合うことがとても大切です。「持続化給付金を申請して日本の米と食糧を守り発展させよう」を合言葉に前進したいと、奮闘中です。
(鳥取県農民連 久代安敏)
(新聞「農民」2020.9.7付)
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