農家が得する
税金コーナー
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福島県農民連
確定申告の準備早めに
税対部員養成講座も始動
福島県農民連では、来年の確定申告に向けた税対部員養成講座が始まりました。
福島県連は県連事務局7人が昨年に引き続き講座を受講しています。毎週水曜日に集まり、テキストをもとに学習を進めています。「今年は基礎控除額の変更に伴う『改正』があり、早めの始動が必要だと判断しました。確定申告の準備のなかで、持続化給付金の申請希望が出る可能性があることも考えると、年内に売り上げをまとめるなど申告の取り組み自体を早める必要があります」と佐々木健洋事務局長。「各単組に入って、養成講座開催をサポートできる事務局員を育て、全単組に取り組みを広げていきたい」と意気込みます。
実際に解けば解くほど納得
浜通り農民連 税対部員育成
浜通り農民連では今年の税金申告をスムーズに乗り切るため、各支部の税金相談員と職員を対象に税金対策部員学習会を4回にわたって開催します。1回目は8月27日。カフェ「野馬土」を会場に会員8人、職員4人が参加して行いました。
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カフェ「野馬土」で行われた税対部員養成講座 |
はじめに、2020年に基礎控除が38万円から48万円に増額されたことに伴う改正点を確認。そして「所得税の確定申告とは何か」といった基本から「確定申告が必要な場合・不要な場合」「確定申告をしたほうがいい場合」の具体的ケースを勉強しました。
また10種類の所得の計算問題にも取り組みました。設問は実践的で解けば解くほど納得がいきます。9月3日には2回目の学習会を行いました。どんどん問題に挑戦して知識と自信を身につけていこうと話し合っています。
(新聞「農民」2020.9.21付)
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