ともに米価暴落阻止へ
埼玉農民連 JA県中央会と懇談
埼玉農民連は8月17日、JA埼玉県中央会を訪問し、懇談しました。
要請には立石昌義会長をはじめ松本愼一、高橋利男両副会長、深谷市で米、野菜を生産する福田明夫理事ら5人が参加し、JA埼玉県中央会からは青木賢吾農政政策部長が対応しました。
はじめに立石会長から「20年産米の米価暴落が懸念されている。19年産米の過剰在庫を備蓄米として追加買い入れを行い、20年産米の飼料用米への転換に生産者への産地交付金などの加算をし、主食用米並みの所得を補償するなど対策をとるよう政府へ働きかけてほしい」と訴えました。
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要請書を手渡す立石会長(右) |
これに対し、青木部長は、「農協全体として今要請されたことと同様の内容を農水省に要請しており心は皆さんと一緒」とし、「県内では20年産米の転換を飼料用米だけでなく米粉へ転換するよう推進している。米粉は用途も広く業者からの需要も大きい」と県独自の取り組みを紹介。
最後に、松本副会長から「米価暴落の問題は意見が一致しており、お互い取り組みを進めていき、今後も意見交換を」と訴えました。
(埼玉農民連 関根耕太郎)
(新聞「農民」2020.9.7付)
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