2021年9月
■2021年9月27日(第1474号)
- 野党連合政権の樹立で日本の食と農を救おう
- 菅義偉首相が自民党の次期総裁選に出馬辞退・「政権投げ出し」を表明し、衆議院選挙も間近に迫っています。全国革新懇代表世話人で法政大学名誉教授の五十嵐仁さんに、安倍・菅政権の失政、衆議院選挙の争点、市民と野党の共闘の課題で農民連に期待することなどについて寄稿してもらいました。
- 怒りの軽トラ・トラクターパレード
- 福島県の会津農民連は9月9日、「米作って飯くえねぇ!!怒りのトラクター・軽トラックパレード」を行いました。トラクタ―5台、軽トラック9台が喜多方市内をパレードし、JA会津よつばに申し入れを行いました。
- コロナでは無能、米では農家つぶし狙う自公政権
- 9月に入り東北各県の米の概算金等が明らかになり、九州などを除きほぼ産地概算金が出そろいました。
- 新型コロナ禍による米価下落の対策を求める請願
- 岡山県農民連は8月31日、「新型コロナ禍による米の需給改善と米価下落の対策を求める請願」を県議会の神宝謙一議長に提出しました。当日は県農林水産部のみなさんと米価問題について意見交換し、県からは4人、農民連からは8人が参加しました。
- インボイス申請は慌てないで
- 10月1日からインボイス(適格請求書等保存方式)登録申請が始まります。取引先から登録するように要請されているとの情報もありますが、慌てて登録しないようにしましょう。
- 農のこころ
- 雨かぶる峡の棒稲架声あげよ
- 気候危機の回避は時間切れの瀬戸際/極端な気象の増加で世界の飢餓リスク増大
- 地球温暖化の科学的知見を取りまとめる国連の研究者機関「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」が、8年ぶりに新しい報告書を公表しました。
- 温暖化が進めばコメ収量2割減/すでに農業に大打撃
- 地球温暖化が深刻化すれば、コメの収量が今世紀末には20%減収し、白未熟粒が40%を占めるようになる、との研究結果を、国の農業の研究機関「農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)」が発表しました。
- 野党連合政権の実現で日本の農と食の未来を切り開こう/(2/4)/(3/4)/(4/4)
- 側近に「俺って、そんなに人気がないのか」「このままでは、自民党が野党に転落してしまう」とうめき、政権を投げ出した菅首相。「こんな政治はもう我慢できない」という国民の怒りに追い詰められた結果です。
- 奇跡的に大切な命、戦争でなくさない
- 原水爆禁止世界大会にお集まりのみなさま、ようこそ長崎へ。田中安次郎と申します。今日こうしてみなさまの前にてお話しできることを光栄に思います。ありがとうございます。
- 農家が得する税金コーナー(122)
- 新型コロナウイルスの感染爆発による影響は、いまだ深刻な状況です。以前にも掲載しましたが、今回は改めて国のコロナ対策による国民健康保険料(税)等の減免措置を紹介します。
- 処理汚染水の海洋放出は撤回し、代替案の検討を
- 政府は4月13日、福島第一原発で増え続ける放射性物質トリチウムを含む処理汚染水の海への放出を正式決定しました。
- ふくしま復興共同センター作成動画「ふくしま2021年春」
- ふくしま復興共同センターと原発をなくす全国連絡会が共同で作成した動画「ふくしま2021年春 ―福島の現状と課題―」が動画サイトyoutubeで公開されています。
- 直売所だより
- 新潟県農民連胎内(たいない)支部会員の遠藤金一さん(72)は、妻のマサ子さん(74)と和牛を育てて15年、現在は100頭を飼育しています。稲作も10ヘクタールを耕作し、エサとなる稲ワラは自分で栽培していることから経費節減にもつながっています。
- 学校給食に地場産農産物を
- 奈良県農民連北和センターは8月26日、三宅町の森田浩司町長と「地場農産物利用の給食」について懇談を行いました。三宅町在住の組合員、畑中秀規さん、山口一人さん、吉田忠勝さん、森口いち代さんと事務局が参加しました。
- 田んぼに米価ノボリ
- 注目度バツグンです!
- 旬の味
- 新規就農してまず困ったのが住居探し。小学校入学前の子どもがいたので、どこでも良いというわけにはいかない。近くの公団は作りも農家に不向きだし、あまりに古く耐震問題で新規入居は募集していなかった
■2021年9月20日(第1473号)
- 菅首相が政権投げ出し
- 菅首相は9月3日、自民党の総裁選に立候補しないことを表明し、政権を投げ出しました。「こんな政治はもう我慢できない」という国民の世論と運動に追い詰められた結果です。
- 4野党が共通政策で市民連合と合意/農民連青年部夏の学習交流会 in オンライン
- 立憲民主党、日本共産党、社民党、れいわ新選組の野党4党と「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」(市民連合)は9月8日、次の総選挙で自公政権を倒し、命を守る新しい政権の実現をめざす野党共通政策に合意しました。
- 家族農業を守り自給率向上を
- 国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会(全国食健連)は9月4日、第32回総会をオンラインで開催しました。
- FFPJ第6回オンライン講座/農民連女性部ジェンダー学習会
- 家族農林漁業プラットフォーム・ジャパン(FFPJ)は9月3日、第6回オンライン連続講座を開き、FFPJ常務理事で和歌山・紀ノ川農協組合長の宇田篤弘さんが「和歌山県・古座川流域での地域プラットフォームを拠点にした流域再生の取り組み」のテーマで講演しました。
- 農のこころ
- 大根の芽産声聞こえさうな畑
- 本の紹介/ブックレット・天笠啓祐著『新しい遺伝子組み換え・ゲノム編集食品の真実』
- 2020年末に日本で初めてゲノム編集食品の流通が認められました。GABA(ギャバ)という成分を多く含むトマトです。このトマトは食べものとしての安全性も環境への影響も評価されていません。
- 国連食料システムサミットは食料主権への逆流だ
- グローバル企業が中心になって9月23日に開催される「国連食料システムサミット(UNFSS)」に対して、国際農民組織ビア・カンペシーナや市民社会組織が批判キャンペーンを展開し、ボイコットを呼びかけています。
- 旬の味
- 宮城・蔵王町では最近、防災機能を持ち合わせた道の駅の設置について民間の有識者を集めて検討委員会を開いています
■2021年9月13日(第1472号)
- 食料自給率 過去最低の37.17%
- 農水省は8月25日、2020年の食料自給率(カロリーベース)が37・17%と過去最低になったと発表しました。20年の米の作況は101と平年作にもかかわらず、作況74の大凶作だった1993年の37・37%より低く、天候不順だった2018年の37・42%以下。まさに非常事態です。
- 北海道・東北6県のJA中央会会長「米の需給対策」を緊急要請
- 北海道・東北6県のJA中央会会長が連名で、「米の需給対策等に関する緊急要請」を発表しました。
- 米危機打開 一斉行動/米危機打開9・24緊急オンライン中央行動
- 各地で米の概算金が明らかになり、米危機打開全国一斉行動が取り組まれています。
- 4割超える地方議会で「米価対策を求める」意見書
- 高温つづきで例年より10日くらい早く稲刈り時期を迎えた北海道で、作付けの半分を占める「ななつぼし」のホクレン概算金が昨年より2200円下がり1万1千円と発表されました。さらに農協の手数料や保管料、米調製施設利用料など1500円程度の負担を差し引くと、農家の手取りは9000円台となります。
- 食料支援行い、米価を支えよ
- コロナ禍の中で米の在庫が増大し、米価の下落が止まりません。京都農協の2021年産コシヒカリの買い取り価格は、昨年より60キロあたり2000円下がり、1万2000円になると言われています。
- 土地利用規制法は廃止に
- 安保破棄中央実行委員会、国民大運動実行委員会、憲法共同センターは8月27日、「国民監視・土地利用規制法廃止を求める運動スタート学習集会」をオンラインの併用で開催しました。
- 収入保険「白色申告も対象にすることを検討」
- 自然災害や価格下落で収入が減少した際に、加入していれば交付される収入保険について、農水省は、白色申告者を加入対象にする検討を行っていることがわかりました。
- 農のこころ
- 秋茄子のお焼き届くや滋味深し
- 分析センターだより
- 今、分析センターでは、市民団体であるDPJ(デトックスプロジェクトジャパン)と共同で進めている、尿中に含まれるネオニコチノイド系農薬(以下ネオニコ)を検査するための準備が、大詰めを迎えています。
- 農家が得する税金コーナー(121)
- コロナ禍で減収した事業者への持続化給付金に代わる支援策として現在行われているのが月次支援金です。
- 農事組合法人の代表が仲間に
- 兵庫・丹波農民組合の芦田馨さん、長井俊彦さん、秋山佐登子さん、県産直センターの田中眞一郎さん、辻本悦子さんの5人で、丹波市の農事組合法人丹新つなぐ代表理事の本庄直樹さんを訪ねました。
- 戦前を振り返る=子どもと戦争=
- 2021年も夏が終わろうとしている。われわれ1930年生まれの者にとっては忘れられない夏だ。幼少の頃、私は現在の東京都世田谷区に住んでいた。
- 旬の味
- 牧草の収穫が終わると息をつく間もなく草刈りシーズンが到来する。放牧地には牛の食べない草も多く生えるため、それらは一本一本、手で抜いていかなければならいない。2〜3年続けることで、ノシバやバヒアグラスが地表を徐々に覆っていき、その後は牛が管理してくれる
■2021年9月6日(第1471号)
- 巨大デジタル企業とアグリビジネスが世界の食料システム支配を強化/米を守れ!
- 国連食料システムサミットが9月に開かれます。日本でも足並みをそろえるように「みどりの食料システム戦略」が動き出していますが、国連サミットが描く未来は何でしょうか。
- 全国に広がる9000円米価
- 先週、島根県の米の概算金が公表されました。JAに支払われる概算金(60キロあたり)は、コシヒカリが前年比▲(マイナス)2000円の1万600円、きぬむすめ、ハナエチゼンは前年比▲2200円でそれぞれ、1万400円、9900円となっています。また、愛知県の仮渡金はコシヒカリが、前年比▲2300円の1万300円となるなど下落が連鎖しています。
- パラリンピックは中止を 国はコロナ収束に力を尽くせ
- 8月20日に北海道農民連は第2回常任執行委員会を開き、「コロナ感染急増で医療崩壊が深刻」「母親急死など痛ましい事例が各地で相次いでいる」「業務需要の落ち込みで北海道農業に多くの影響」などを指摘し、「経済を立て直し、いのちを守るため」に東京パラリンピックの中止を決議しました。
- 国連食料システムサミットのボイコットを訴える対抗行動
- グローバル企業が中心になり9月に開催予定の国連食料システムサミットのボイコットを訴える対抗行動が7月25日から4日間、オンラインで開催されました。農漁民、先住民、市民社会組織のメンバー、国連や政府の要人、科学者などがパネリストを務め、世界中から約9000人が参加・視聴しました。
- 農のこころ
- コロナの禍暫し遠ざけ稲の秋
- インボイスは憲法違反の可能性/臨時国会ただちに開け! いのちと暮らし最優先に
- 農民連本部と農民連ふるさとネットワークは8月11日、消費税のインボイス(適格請求書等保存方式)制度導入阻止のための学習会を開催しました。
- 1つひとつの行動が世界を動かす力となる
- 核兵器禁止条約が発効して初めてとなる、原水爆禁止世界大会が8月上旬に開催されました。
- ヒグマの乳牛襲撃が続発中
- 北海道東部、釧路管内では、今年に入って放牧中の乳牛がヒグマに襲われる被害が続出しています。
- 美しい景色は住人が守っている
- みなさんこんにちは。新潟県十日町市の山村から、農村集落の日常の報告をいたします。
- 旬の味
- 8月8日に「私たちは忘れない」という舞踏劇を見ました。1945年8月6日の広島、勤労動員中に被爆し、焼かれ吹き飛ばされた小学生など実在の人たちの話。人生を戦争の中で終えた小学生。友達と思い切り遊んだ思い出、スイカ、甘いお菓子も食べたことがあったろうか
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