「農民」記事データベース20210906-1471-10

旬の味


 8月8日に「私たちは忘れない」という舞踏劇を見ました。1945年8月6日の広島、勤労動員中に被爆し、焼かれ吹き飛ばされた小学生など実在の人たちの話。人生を戦争の中で終えた小学生。友達と思い切り遊んだ思い出、スイカ、甘いお菓子も食べたことがあったろうか▼一方、今の子どもたちは幸せか? 見えないけれど十分な食料の取れない子、甘いお菓子もあるが、除草剤残留の恐れ、農薬、添加物など残留の食品も。知り合いの小学校5年担任の先生によると、30人学級で5人くらいが2年生くらいの学習能力で、他のクラス、学校と比べても特別な状況ではないとのこと。食べ物がすべての原因ではないでしょうが、大きな要因だと思います▼重要な言葉を読み飛ばす首相、原爆の特集番組を放送しないNHK、核兵器禁止条約を批准しない政府、すべて忘れたいのでしょうか。世界を持続可能な方向に持っていける賢い子どもたちを育てたい。その基礎となる、心身を作る安全な農産物を作り支えたい。

(克)

(新聞「農民」2021.9.6付)
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2021年9月

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