2020年10月
■2020年10月26日(第1430号)
- 文化・芸術守り事業者・フリーランスに支援を
- 「新型コロナ危機打開! 文化芸術を守り、事業者・フリーランスを救え! 緊急国会要請行動」が10月7日、国会議員会館内で開かれました。呼びかけ団体は、農民連のほか全国商工団体連合会(全商連)、日本俳優連合、ミュージッククラブやライブハウスなどを運営する事業者らでつくる「#SaveOurSpace」。職種を超えて、持続化給付金審査や制度の問題点などの実態告発と改善要望を行いました。
- この人
- 新規就農4年目の海田春水さん。山口県周南市で1・4ヘクタールのナシ・ブドウ園を夫婦で営んでいます。直売所や全国に出荷するほかナシ狩り、ブドウ狩りも楽しめます。
- 食糧部会が答申
- 2020年産米の米価が暴落しているもとで、10月16日、農政審食糧部会が前倒しで開催されました。
- 大阪都構想にノーを
- 大阪市を廃止・分割することの是非を問う住民投票が11月1日に行われます。大阪市を廃止・分割し、住民サービスを切り捨て、衰退させるのか、それとも、大阪市を存続し、市民の命と福祉、くらし第一の新しい大阪に転換するのかが問われています。大阪農民連の田中豊会長に都構想の問題点を寄稿してもらいました。
- もうゴメンだ!安倍・菅農政(3)
- 「安倍・菅農政」は農業関係者の強い反発を受け、特に2019年1月の全国農協組合長アンケートでは、安倍農政を「評価しない」が96%、「官邸主導の農政決定」に対する批判は94%に達しました)。
- 福島原発事故 生業(なりわい)訴訟 高裁も東電・国を断罪(1/2)/(2/2)
- 福島県農民連の会員も数多く原告として参加している「生業(なりわい)を返せ、地域を返せ」福島原発訴訟で、仙台高等裁判所は9月30日、福島第一原発事故について国と東電の責任を明確に認める画期的な判決を下しました。
- 農のこころ
- 稲滓火や薄目地蔵の笑む夕日
- 種子を企業に明け渡す種苗法改定案は廃案に(1/5)/(2/5)/(3/5)/(4/5)/(5/5)/廃案求める新署名にご協力を
- 10月26日から始まる臨時国会で、政府は種苗法改定法案の早期成立をねらっています。同法案の主な内容は、登録品種の自家増殖を「許諾制」にすることで、事実上、一律に禁止し、農家の種取り(自家増殖)の権利を著しく制限するもの。前国会では、反対世論の高まりの前に審議入りできずに継続審議になりました。
改定案のねらいと問題点を特集します。
- 新しい『手引き』『記帳簿』できました
- 2021年3月申告用の『税金対策の手引き』『農業収入・支出記帳簿』ができました。
- 農家が得する税金コーナー(90)
- 控除額が一律10万円引き下げられました。給与等の収入金額162万5000円以下の場合の控除額は55万円になります。また、控除の上限額が195万円に引き下げられました。
- 谺(こだま)する風景
- 詩人会議会員で文化団体連絡会議(文団連)幹事の鈴木太郎さんが、80歳を記念して7冊目の詩集を10年ぶりに出版しました。
- 食材の質の向上、地産地消・
国産食材の使用の推進を
- 栃木県の学校給食を考える会は10月10日、宇都宮市内で延期していた総会を開催しました。
- ウンカ被害拡大
- 栃木県の学校給食を考える会は10月10日、宇都宮市内で延期していた総会を開催しました。
- 自慢の逸品
- 大阪府北部の中山間地、能勢(のせ)町にある「てっぺん糀(こうじ)工房」は、糀や糀加工品を作る工房で、農家のお母さんを中心に10人ほどのスタッフで運営しています。
- 旬の味
- いつもの季節感とは違い暑さは感じられない夏となり、8月後半から9月前半は暑くなって牛の放牧地の草は有り余るほどだった。自家用野菜も例年9月後半には軽い霜が降りることが多いが、2週間ほど遅くなりうれしい実りの年だった
■2020年10月19日(第1429号)
- コロナ禍から営農と地域守り仲間づくりを前進させよう
- 農民連は10月8日、全国代表者会議を開き、39都道府県63会場で約140人が参加しました。新型コロナ禍から営農と地域を守るたたかいに全力をあげ、仲間づくりを前進させるとともに、来るべき総選挙で政権交代を実現しようと意思統一しました。
- JA全中と農民連が懇談
- 農民連の笹渡義夫会長、吉川利明事務局長、農民連ふるさとネットワークの湯川喜朗事務局長は10月6日、全国農業協同組合中央会(JA全中、東京都千代田区)を訪問し、8月に就任した馬場利彦専務理事、農政部の高山靖弘課長と懇談しました。
- 学術会議への人事介入に抗議
- 総がかり行動実行委員会は10月6日、菅首相が日本学術会議の会員任命にあたって6人の学者を拒否したことに抗議し、「日本学術会議への人事介入に抗議する10・6官邸前緊急行動」を行い、700人が参加して、抗議の意思を示しました。任命を拒否された1人である東京慈恵会医科大学の小沢隆一教授は「私たちだけの問題ではなく、国民全体の問題だ」と訴えました。
- もうゴメンだ!安倍・菅農政(2)
- 毎日新聞は、安倍政治を「まんじゅう」にたとえ、「皮」を安倍首相と側近が作って飾りたて、肝心の「あん」(政策)作りは「菅氏が差配」したと評しています(9月5日)。山田正彦元農水相も「官邸で中心的役割を担ったのは安倍首相ではなく、菅官房長官だった」と指摘しています(赤旗9月21日)。
- 農のこころ
- 新米の湯気にふる里うかびけり
- 会員みんなで参加しみんなでたたかう
- 山形県の庄内農民連も参加する「3・13重税反対鶴岡田川地区実行委員会」は9月25日、鶴岡税務署に対して収支内訳書の提出を求める督促文書の集団返還行動を行いました。今年はコロナ禍の影響で例年より3カ月程度遅い時期となり、雨に見舞われましたが、庄内農民連から11人の会員が参加。全体で23人が参加し、29通の文書を返還しました。
- 農家が得する税金コーナー(89)
- 山形県の庄内農民連も参加する「3・13重税反対鶴岡田川地区実行委員会」は9月25日、鶴岡税務署に対して収支内訳書の提出を求める督促文書の集団返還行動を行いました。今年はコロナ禍の影響で例年より3カ月程度遅い時期となり、雨に見舞われましたが、庄内農民連から11人の会員が参加。全体で23人が参加し、29通の文書を返還しました。
- ウンカが大発生!!
- 暑い夏が過ぎ、ようやく稲も穂をつけ、稲刈りの季節を迎えていますが、いま西日本各地で害虫のトビイロウンカが大発生し、稲刈り間近の稲にかつてないほどの大きな被害を与えています。
- 飾り巻き寿司作りに挑戦
- 9月19日に、福島・浜通り農民連の「カフェ野馬土」(相馬市)で「飾り巻き寿司教室」を開催しました。
- 旬の味
- セミの声からコオロギの声に変わり、みかんも色づき始めた。鳥獣被害も一段と多くみられるようになり、住宅の裏まで来ているという声が頻繁に聞かれる。その一方でコロナ禍が収まらず、トランプ大統領の感染も報道され、マスクが手放せない生活が日常化している
■2020年10月12日(第1428号)
- 政府は米価下落対策をとれ!
- 農林水産省前には「米つくってメシくえない」の横断幕が並び、千葉からトラクターも登場――。農民連は10月1日、米価暴落阻止中央行動を行い、コロナ禍のもとで千葉・埼玉・東京などの生産者が集結。オンラインで青森から宮崎まで全国約30カ所とつながり、約100人が参加。同時配信で約200人が視聴しました。国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会(全国食健連)が共催しました。
- 高裁も国・東電を断罪
- 東京電力福島第一原発事故の被災者約3600人が、国と東電に原発事故の責任があることを明確にし、謝罪と原状回復などを求めた「生業(なりわい)を返せ、地域を返せ」福島原発訴訟(生業訴訟)の控訴審で、仙台高裁は9月30日に判決を言い渡し、国と東京電力を再び断罪しました。
- もうゴメンだ!安倍・菅農政(1)
- 7年9カ月にわたる安倍政権が幕を閉じ、スタートした菅義偉政権の2枚看板は「安倍政治の継承」と「自己責任」の押しつけ。
- 消費税増税から1年 農家の多くが免税事業者
- 消費税増税から1年が経過しようとしています。
- 地球温暖化危機
- スウェーデンの少女、グレタ・トゥーンベリさんから世界中の若者たちの行動やストライキへと広がった、気候変動対策を求める「フライデー・フォー・フューチャー(明日のための金曜日)」が今年も世界中で取り組まれ、日本でも9月26日に「世界気候アクション」と題して、学生や若者らの呼びかけで、東京など32都道府県75カ所で取り組まれました。
- 農家が得する税金コーナー(88)
- 2020年度(来年3月の申告)の確定申告では、基礎控除が10万円増額されます(所得税38万→48万、住民税33万→43万)。それに伴い、給与所得や年金所得の控除額が10万円ずつ減額されるとともに、調整控除が設けられました。また、扶養控除、配偶者控除、配偶者特別控除、勤労学生控除などの所得要件も10万円増額されました。
- 農のこころ
- 宅配の新米袋に郷の風
- 癒しと研修のバスツアー/イラスト
- 岩手県農民連女性部の毎年恒例バスツアー、今年は「美しいものを愛(め)で、おいしいものを食す“癒しと研修の旅”」――秋田国際ダリア園です。9月17日、秋田県秋田市まで片道3時間の道のりを行ってきました。
- この人
- 神奈川県愛川町でブドウ、キウイフルーツなどをつくっています。ブドウはピアレス、オリンピア、安芸クイーン、ハニーブラック、シャインマスカット……。キウイフルーツは紅姫、イエロージョイ、アップル。その他、米と野菜を20アールずつ。
- 旬の味
- スーパーボランティアといわれる尾畠春夫さん(80)が大分県の天ケ瀬温泉に駆けつけ、「ひとかき泥を運び出せばひとかき分けだけ家の中がきれいになる」と語り、手押し車に泥を山のように積んでいる姿がテレビに映し出された
■2020年10月5日(第1427号)
- 菅新首相に“異議”
- アメリカいいなり、安倍農政の継承では期待がもてない/国政の私物化、ウソと隠蔽の張本人「アベノスガ政治」終えん、総選挙で
- 家族農林漁業プラットフォーム 浜通り地区に設立しよう
- 福島県の浜通り地区で9月12日、「家族農林漁業プラットフォーム ふくしま浜通り」の設立準備会が開催されました。
- 菅首相は安倍農業破壊政治の主犯格、総選挙で終止符を
- 一、9月16日、安倍政権に変わって菅義偉新政権が発足しました。政策の看板も内閣の主要メンバーも、ほぼそっくりの「安倍居抜き内閣」です。
- 安倍政治継承は許さない!
- 戦争法強行から5年の9月19日、総がかり行動実行委員会と安倍9条改憲NO!全国市民アクションは「戦争法強行からまる5年 戦争法は廃止 いのちを守れ 改憲発議とめよう国会正門前行動」を行い、3500人が参加しました。
- 立憲野党の共闘で政権交代を
- 「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」は9月19日、「立憲野党の政策に対する市民連合の要望書 いのちと人間の尊厳を守る『選択肢』の提示を」を発表しました。
- 農のこころ
- 老農や雨待ちきれず大根蒔く
- 仲間づくり進む山口県農民連
- 「こねえな簡単な書類でもらえるんじゃろうか」「本当にええんじゃろうか。後からけえせっていわれんじゃろうか」「給付金、収入になるんじゃろ。税金や国保がぶち上がらんかのう」――。そんな言葉が飛び交い、農家のみなさんはみんな消極的でした。
- 農家が得する税金コーナー(87)
- いま、全国で取り組んでいる「持続化給付金」は農業所得の雑収入になります。
- 伝えよう被爆証言(下)
- 昼近くになって、山の方にある母の妹の家に移動しました。道は人とは思えないほどボロボロになって倒れる人やしゃがみ込んでいる人、まだまだ逃げている人であふれ、歩くこともできないほどでした。夜になって父は板に乗せられ、やってきましたが、長姉はその日は帰ってきませんでした。
- 手で刈り取り“はさ”架けて
- 石川農民連と新日本婦人の会県本部の稲刈り体験会を9月20日、能美市金剛寺町の農民連会員、杉元聡子さんの田んぼで、新婦人のおとな12人、子ども12人、農民連2人の参加で行いました。
- 旬の味
- 暑かった夏も終わり、彼岸が過ぎてからすっかり朝晩が涼しくなってきました。わが家もコシヒカリの収穫を無事終えてほっとしているところです
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