「農民」記事データベース20201026-1430-20

旬の味


 いつもの季節感とは違い暑さは感じられない夏となり、8月後半から9月前半は暑くなって牛の放牧地の草は有り余るほどだった。自家用野菜も例年9月後半には軽い霜が降りることが多いが、2週間ほど遅くなりうれしい実りの年だった▼コロナ禍で酪農専業地帯のこの町でも年末を控え乳価(プール乳価)が少しずつ下がり始め、酪農家にとってこれまで大きな副産物であった肉用牛素牛向け価格の暴落が始まり、経営への悪影響が心配される▼国内生産の半分を生産する道内の酪農は、規模拡大・高生産性・スマート農業と投資が大規模に進んで離農が相次ぐ中でも生産だけが増え続けてきたが、肝心のコストダウンは実現しそうにもない。どうも農家や消費者そして地球のためでもなさそうだ▼今年、わが家の孫も3人となりにぎやかな日々に。上は中学生、真ん中は来年就学、下は2か月。今は、真ん中の子が毎日、夜遊びに来て遊んでいく。男の子なのでヤンチャにいたずらしたくなる年、相手は爺のみとなる。

(イ)

(新聞「農民」2020.10.26付)
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2020年10月

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