手で刈り取り“はさ”架けて
石川 新婦人と農民連
稲刈り体験会
石川農民連と新日本婦人の会県本部の稲刈り体験会を9月20日、能美市金剛寺町の農民連会員、杉元聡子さんの田んぼで、新婦人のおとな12人、子ども12人、農民連2人の参加で行いました。
稲刈り体験会は、28年前から行っていますが、今年は晴天に恵まれ3年ぶりに行うことができました。
稲刈りが初体験の方もいて、宮岸美則・農民連会長から、けがをしないように、との注意事項と稲の刈り方の実技指導を聞き、鎌を使って一株ずつ刈り取っていきました。子どもたちも上手に刈り取っていました。
次に刈り取った稲をワラで束ねる作業に取り掛かりました。はさに架けても緩まないように、縛る、ねじる、わらと稲の間にねじ込む作業は、意外と苦戦しました。
束ねた稲は一束ずつ鉄管で組み立てたはさに、かけていきました。後はお日さまの力で数日かけてモミの水分を15%に乾燥させます。自然乾燥は、太陽の力と昼夜の温度差でおいしいお米に仕上がります。
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刈った稲をはさに架けて |
杉元さんは、「中山間地での米づくりは水管理や除草作業など手間暇かかるけど、自然を壊さないように農業を続けています」と語っていました。
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稲刈りを終えて全員集合 |
稲刈りは機械化が進み、手で刈ることや縛ることもなくなり、今回は貴重な体験となりました。
(新聞「農民」2020.10.5付)
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