農のこころ丸山美沙夫
老農や雨待ちきれず大根蒔く 岩上 牧山 俳誌『しなの』から。ひと雨降ったら大根を蒔く心算で畑の準備をしてきた。一向に降らず天気が続く。あまり時期を遅らせる訳にはいかない。自然相手の思案時、直ぐに芽が出ないと鳥などに喰われたり、生えなかったりする。大根蒔きの大事な時である。長年体得してきた老農の決断が見え、農に生きる逞しさである。
(新聞「農民」2020.10.5付)
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[2020年10月]
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