農のこころ丸山美沙夫
新米の湯気にふる里うかびけり 池田 光子 句文集『種瓢』。故郷が田舎で農家に育った人たちにとって新米を送って貰える人々は、その日を待ち望んでいる。届くと早々に新米を炊いて味わう喜びは嬉しいものだ。炊き上がる湯気に祖父母や故郷への思いが急に浮かび出てくる。お手伝いして育った頃の思いや感謝の思いも昂る。わが里への自慢も話題の一夜に。
(新聞「農民」2020.10.19付)
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[2020年10月]
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