2016年6月
■2016年6月27日(第1219号)
- TPPで農業をつぶす 安倍政治ノーの審判を
- 32の1人区すべてで野党統一候補が実現し、どの選挙区も大激戦になっています。また、自民党「不支持決議」は東北5県や長野、高知、佐賀などの農政連に広がっており、農協改革やTPPなど、「今までの自民党の農業政策を考えれば、推薦はできない」「これだけの仕打ちを受けてまだ自民を推薦するのか」(佐賀新聞、6月14日)との声が強まっています。
- TPP批准させない/農民連青年部 2016年夏の学習交流会
- TPP批准阻止アクション実行委員会は6月12日、東京・有楽町マリオン前で、「TPP協定を批准させない!」リレートークを行い、各弁士がマイクを握りました。
- こんなの初めて ビックリだ 農村は変わってきている
- TPP、農業・農協つぶしなど安倍農政が農家を苦しめています。一方、32の1人区すべてで野党共闘が実現した今回の参議院選挙。今まで自民党の地盤であった農村部で激変が起こっています。
- 農のこころ
- 端居して休耕田を語り合う
- 講演会/ゲノム編集による食用作物育種と社会的課題
- たねと食とひと@フォーラムは6月16日、都内で講演会「ゲノム編集による食用作物育種と社会的課題」を開き、約50人が参加しました。講師は、北海道大学安全衛生本部の石井哲也教授が務めました。
- 地域の話題あれこれ
- 今回から月2回程度、連載「地域の話題あれこれ」を始めます。書き手は、農民連常任委員が順番に務めます。
- 田植え交流会
- 田植えって大変な作業なんですね/庄内の生産者 横浜の園児と一対一で作業
- 今年もおいしいヨ
- 愛知県豊橋市では、夏野菜の代表選手、トウモロコシの出荷が6月19日から始まりました。写真の手前の背丈が小さい方がスーパースイート「きぼう」の早生種。奥の大きな方も同じ「きぼう」ですが、中生種です。収穫は7月20日ころまで続きます。
- 旬の味
- 国会には黒塗りで提出されたTPP協定書が、市民団体で構成されるTPP分析チームによって明らかにされてきました。それによると、TPP協定のラチェット条項は「TPP発効時の各国の規制や法律の自由化水準を低めてはならない」と決めています
■2016年6月20日(第1218号)
- いよいよ参院選
- いよいよ参議院選挙です(6月22日公示、7月10日投票)。通常国会でTPP承認を断念に追い込んだ私たちの運動の成果を、TPP批准阻止へとつなげる絶好の機会です。
- 安倍首相の野望必ず阻止/政治を市民の力で変えよう
- 安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合(市民連合)と戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会(総がかり行動実行委員会)が呼びかけた、「明日を決めるのは私たち―政治を変えよう!6・5全国総がかり行動」が行われ、東京では、国会周辺に4万人以上の市民が集結。国会を包囲しました。
- 市民が新しい政治つくる/川内原発は即時停止を
- 安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合(市民連合)は6月11日、「市民がつくる新しい政治」リレートークを行いました。
- 農のこころ
- 植田早や山を鎮めてまどろめり
- 翁長県政与党の大勝利 新基地NO!の民意示した/女の平和 国会ヒューマンチェーン
- 6月5日投開票で行われた沖縄県議選挙は、2014年11月の知事選挙で勝利した翁長雄志県政の「中間評価」と位置づけられました。そこで翁長知事を支える「オール沖縄」が27議席の安定多数を獲得し、大きく勝利しました。
- TPPは人々を“豊か”にするのか/食の安全からTPPを考えよう
- アジア太平洋資料センター(PARC)は5月30日、都内で、マレーシアの経済学者、ジョモ・K・スンダラム氏を招いての講演会「TPP協定は人々を“豊か”にするのか?」を開きました。ジョモ氏は、TPP協定について、米国で44万人の雇用減、日本でも7・4万人の雇用減という試算を出した『タフツ大学報告書』の共同執筆者でもあります。
- 食料自給率の向上、家族経営支える農政に転換を(1/4)/(2/4)/(3/4)/(4/4)
- 選挙公約・国会決議違反! TPPは撤回しかない/安倍政権で続く米価暴落 TPPでさらに輸入米拡大/“戦後レジームから脱却” 戦後農政の枠組みを破壊/主要国は生産費基準に価格保障 せめて欧州並みの保障を
- 参院選に熊本県内の農協組合長 TPP公約違反の自民から立つ
- 熊本県農民連は、熊本地震発生後、全国から送られてきた米、野菜などの物資を被災者に届けてきました。被害は広範囲に及び、道路、用水路、堤が崩壊し、水田の至る所に亀裂が走っています。
- 税務署から文書が届いたら…
- 5月末から、農民連会員のみなさんのところにも、税務署から文書が来ている場合があります。以前ははがきで来ていましたが、3年前からは封書になっています。
- 食の安全に敏感になった 変わりつつあるアメリカ人の意識
- 詩人のアーサー・ビナードさんが都内で行った講演(5月4日)で、アメリカでの食の安全に対する意識の変化について語りました。その要旨を紹介します。
- 2016年夏の学習交流会
- 農民連青年部は2016年の夏の学習交流会を7月30・31の両日、宮城県仙南地域を中心に開催します。
- 本の紹介/日本消費者連盟、消費者・生活者9条の会編 孤立し漂流する社会を生きる私
- 憲法改正が具体的な政治日程に上がる状況になってきました。戦争の足音が近づき、くらしの足元では安心して、のびのびと生きていくための条件が奪われつつあります。
- 地域おこしと交流の拠点オープン
- 福島市の西部、佐原(さばら)地区に地域おこしと交流の拠点が誕生しました。この地で30年、牛乳づくりを続けてきた、ささき牧場にカフェがオープン。5月28日の開店記念日は、訪れる人が後を絶たず、搾りたての牛乳をたっぷり使ったソフトクリームを味わう家族連れ、親子連れで大にぎわいでした。
- 旬の味
- 「適地適作」。改めてこの言葉の重みを痛感している。単に「作物を植えてみたら、その土地に合っていた」というような単純なものではない。
■2016年6月13日(第1217号)
- いよいよ参院選 私も必ず投票に
- 第190通常国会が6月1日に閉会し、いよいよ参議院選挙です(22日公示、7月10日投票)。通常国会ではTPPの批准を断念させ、TPP阻止の展望を切り開きました。参院選に向けて32の1人区すべてで野党統一候補が実現し、民進党、日本共産党、社民党、生活の党の4野党も、選挙に向けた「共通政策」を確認。戦争法廃止などに加え、TPPも盛り込まれ、自公を少数に追い込むならば、戦争法廃止、TPP批准阻止の展望が開かれます。参院選に向けて、3人の農民連会員の決意を紹介します。
- 野党の共同と力を合わせ 参院選でTPPストップ
- 国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会(全国食健連)は5月28日、東京都内で総会を開き、20都道府県、16団体から63人が参加しました。
- ふくしま農林水産9条の会 結成
- 福島県二本松市の安達文化ホールで5月29日、「ふくしま農林水産9条の会結成記念集会」が開催され、220人が参加しました。オープニングは、茨城県の百姓バンド、ヒューマンファーマーズ。「故郷を汚したのは誰」など6曲を演奏しました。
- 「戦争は最大の公害」の声大きく
- 第41回全国公害被害者総行動が6月1、2の両日、東京・霞が関周辺で取り組まれ、「生業をかえせ、地域を返せ」福島原発訴訟をたたかう福島県農民連の会員をはじめ、全国の公害被害者や弁護団、支援者らが参加しました。参加者は2日間にわたって各省庁や日本経団連、電気事業連合会などとの交渉や、東電前での抗議行動、デモ行進を繰り広げました。
- 農のこころ
- 田掻き泥爺の勲章シャツを染め
- 浜の一揆訴訟 意見陳述
- 岩手県の小型漁船漁業者が刺し網によるサケ漁の許可を求めて県を相手に起こした「浜の一揆訴訟(さけ刺し網漁不許可取消・許可義務付請求訴訟)」の第3回法廷が、5月20日、盛岡地方裁判所で開かれました。
- 新聞「農民」参院選号外を発行
- いよいよ参議院選挙です。32のすべての1人区で野党統一候補が実現しました。市民の運動が野党共闘を実現する力になりました。TPP反対の公約と国会決議を無視し、国民には黒塗りで情報を隠したままTPPをごり押しする安倍自公政権を少数派に追い込み、TPPをストップさせるチャンスです。
- 本の紹介/天笠啓祐著 遺伝子組み換え鮭がやって来る!
- 米国で、遺伝子組み換え(GM)動物食品としては初めての、成長スピードを早めたサケが承認されました。受精卵から出荷まで1年半ということですから、2017年には米国で出回りそうです。
- 九条たんぼで恒例の田植え
- 5月28日に福島県北農民連恒例の「九条たんぼ」の田植えが桑折町の佐藤春雄さんの田んぼで行われ、新日本婦人の会、農民連などから約20人が参加しました。
- “あらぐさのつどい”開く 親子3代でにぎやかに
- 千葉県農民連女性部が5月28日、「あらぐさのつどい」を開催しました。今回の開催場所は船橋市の「ふなばしアンデルセン公園」。20年ほど前までは、岡本太郎の「太陽の塔」と広い遊び場くらいしかありませんでしたが、今では全国3位の人気テーマパークになったと聞き、楽しみに参加しました。昨年にひき続き、「親子3代で楽しもう」と企画され、参加者33人中、小学生以下が9人と、にぎやかなつどいとなりました。
- 主婦会館前で“産直市” 福島から「野馬土」も参加
- 農民連ふるさとネットワークと主婦連合会が共催している産直市が、6月1、2の両日、東京・四ツ谷の主婦会館前で開かれました。
- 旬の味
- 愛媛は夏のような暑さになりました。夜はホタルがたくさん飛びはじめて幻想的です。今年もまた、小学校でほたるまつりが開催されました。今年は雨でしたが、ホタルは雨も関係ないようです。たくさん飛んでいました
■2016年6月6日(第1216号)
- 日本の酪農を崩壊させる指定団体制度の廃止/酪農家にとてつもない大打撃
- 政府の規制改革会議は、「現行の指定生乳生産者団体(指定団体)制度の廃止」を提言していましたが、5月19日に出した答申には盛り込まれませんでした。全国の酪農家、農業団体、消費者の「指定団体制度は廃止するな」の世論と運動に押されたものです。しかし、今回は参院選を控えて見送ったものの、同会議が廃止を求める方針は変わらず、引き続き、廃止を許さない運動を強めることが必要です。
- 暴走続ける安倍内閣糾弾/GM食品食べ続けて20年 反対運動で危険性を告発
- 5月25日、今国会の会期中では最後となる、国民大運動実行委員と中央社会保障推進協議会、安保破棄中央実行委員会による定例の国会前行動が行われ、300人以上が参加しました。
- 続々と登場するバイオ新技術 食の安全脅かしている実態告発/世界の食と農の支配狙うモンサントはNO!
- 食と農から生物多様性を考える市民ネットワーク(食農市民ネット)は国際生物多様性の日である5月22日、記念シンポジウム「続々登場する新しいバイオテクノロジー」を、東京都世田谷区で開きました。
- 農のこころ
- 代掻きの千の波頭に眩み出す
- 築地市場の移転 本当にこれでいいのか
- 「築地ブランド」が世界的にも有名になり、国外からも多くの観光客が訪れる東京・築地市場。11月7日に予定されている豊洲の東京ガス工場跡地を巡って、さまざまな問題が噴出し、大きく揺れています。
- 1粒からどれだけとれるの?
- 5月19、20の両日に、山形県の庄内産直センターは、東京都品川区の豊葉の杜学園、京陽小学校、大田区の嶺町小学校で米作りと庄内地方についての出前授業を行いました。
- 私もエゴマ栽培に初挑戦
- 菅原文子さん(山梨県北杜市)がエゴマの栽培に取り組んでいることを新聞「農民」で知り、エゴマの栽培に初挑戦しています。それは、菅原さんが農薬と化学肥料を極力使用しない有機栽培法に取り組んでいることに関心を持ったからです。
- 生鮮野菜初めて うれしいですッ
- 学校帰りの親子に玉ネギ・米・ジュース/配布会に70人の列 30分で野菜なくなる
- 旬の味
- 5月中旬、菜の花が満開のなか、「TPP国内批准反対」ののぼり旗を国道沿いに立てた。やっと田植えが終わった
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