「農民」記事データベース20160606-1216-09

旬の味


 5月中旬、菜の花が満開のなか、「TPP国内批准反対」ののぼり旗を国道沿いに立てた。やっと田植えが終わった▼下旬になって、青森でも25度を超える夏日が続いた。田のゴミあげ、ならしの作業が一番大変だ。青森に来て28年、初めて田んぼにダイブした。きれいごとではなく、たたかいだ。だからこそ、価格のことを考えると不安と怒りがこみ上げてくる▼日本の行く末を決める参院選まで1カ月を切った。青森市内の演説会で、元青森放送アナウンサーの大竹辰也氏が応援のあいさつをした。「このまま黙っていたら、日本は戦争をする国になる。私の孫が銃を手にたたかわなければならなくなったら祖父として胸をかきむしる思いをしなければならない。何かしなければとここに立っています」と▼南スーダンの国連平和維持活動に防衛省が11月から陸上自衛隊第5普通科連隊(青森市)を中心とする部隊を派遣する予定であることがわかった。誰の命も尊い。参院選で必ず勝利し、戦争法を廃止するしかない。

(陽)

(新聞「農民」2016.6.6付)
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2016年6月

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