ふくしま農林水産9条の会
結成
いのちを粗末にする勢力に
審判を下そう
福島県二本松市の安達文化ホールで5月29日、「ふくしま農林水産9条の会結成記念集会」が開催され、220人が参加しました。オープニングは、茨城県の百姓バンド、ヒューマンファーマーズ。「故郷を汚したのは誰」など6曲を演奏しました。
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オープニング演奏するヒューマン・ファーマーズ |
主催者を代表して元みちのく安達農協組合長の齋藤道雄さんが「おやじの顔をわかんねぇで育った。戦争はダメだ、と語る友人がたくさんいます。いのちと暮らしが危ない今、いきることの喜びと誇りを持ち続けられるように大きな力を作り出しましょう」とあいさつしました。
農業生産法人おひさまファーム・辺野古基金共同代表の菅原文子さん(山梨県北杜市)が記念講演。「9条は押し付けだから変えなきゃいけないというけれど、本当に押し付けられた安保条約はなんで変えろと言わないの」「右とか左とかいう人がいるけれど、これは硬直した言葉ですよ。私の考えの基本にしているのは人間が大事にされる国、社会をどう実現するかです」など縦横に語りました。
リレートークは、帰還困難区域である浪江町津島から避難生活を続ける馬場靖子さん、ミナセンなかどおり共同代表の菊地穂奈美さん(郡山農民連)、父親を原発事故による自死で亡くした樽川和也さん(須賀川市)の3人が発言。二本松市油井遺族会長の齋藤征一さんが戦没者慰霊祭で読み上げた「祭文」を市議会議員の齋藤広二さんが紹介しました。
集会には、共同代表の元新ふくしま農協組合長、吾妻雄二さん、NPO法人ふるさと森林の会代表の渡辺一夫さん、請戸ホッキ会会長の志賀勝明さんが参加。最後に集会宣言を参加者で確認し、福島市認定農業者会長の阿部哲也さん(福島県北農民連)が「いのちを粗末にする政治勢力にこの参議院選挙で断固たる審判を下しましょう」と訴えて集会を終えました。
(「ふくしま農林水産9条の会)ニュースから)
(新聞「農民」2016.6.13付)
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