2014年2月
■2014年2月24日(第1106号)
- 農家のお母ちゃんパワーがいっぱい/参加者の感想
- 2月8、9の両日、農民連女性部第25回総会が東京都台東区の台東区民会館で開かれ、北は北海道、南は九州から120人の農村女性が集いました。折しも東京は45年ぶりという大雪。交通機関も大混乱し、開催も危ぶまれましたが、熱気にあふれた討論が交わされました。
- TPP “いま考えよう”シンポ
- 千葉市の京葉銀行文化プラザ音楽ホールで2月10日、シンポジウム「いまこそ考えよう…食の安全・安心について―押し寄せる輸入食品を前に―」が開かれ、約350人が参加しました。主催は、JA千葉中央会が事務局を務め、連合千葉や生協県連、経済同友会や連合婦人会など15団体で構成する「食料・農業・環境を考える千葉県民フォーラム」。
- 基地撤去・秘密保護法廃止
- 茨城県小美玉市にある百里平和公園で2月11日、百里初午まつりが行われました。
- 新聞「農民」号外 積極的活用を
- 安倍「農政改革」・TPP批判を特集した新聞「農民」号外(タブロイド判、カラー2面)ができました。
- 農のこころ
- 耕耘刃心土の凍てに締め直す
- 秘密保護法に反対
- 岡山県赤磐市で1月26日に開かれた岡山県農民連大会で、県連備北支部の時光始次さんが、自らの体験を踏まえて、発言しました。その大要を紹介します。
- 宇都宮健児さん大健闘
- 徳洲会からの裏献金疑惑で猪瀬直樹前都知事が辞任したことにともなう東京都知事選挙が2月9日、投開票され日本弁護士連合会前会長の宇都宮健児氏(67)=日本共産党、社民党など推薦=は、98万2594票(得票率20・18%)を獲得し、大健闘しましたが当選にはいたりませんでした。当選は、元厚生労働相の舛添要一氏(65)=自民党都連、公明党都本部推薦=でした。農民連は、宇都宮氏を推薦しました。
- 「原発をなくすいわき市民の会」福島原発事故―絶望から希望へ
- 福島県の「原発をなくすいわき市民の会」はこのほど、DVD「福島原発事故〜絶望から希望へ〜」(45分)を制作しました。
- 農業にとって自然とは? “農”の本質とらえ直そう
- 「農を愛し、農を科学し、農を創(つく)る」をモットーに、農業技術の研究や交流をしている「農の会」(農民連に団体加盟)が2月1、2の両日、東京都内で定例研究会と総会を開きました。
- 農業やりたい人を応援したい
- 2月4、5の両日に行われた農民連青年部第22回総会で、新青年部長に植田修さんが選出されました。植田さんにインタビューしました。
- 旬の味
- 立春とは名ばかりで、関東での大雪のニュースに見入る。旧正月も終わり、さとうきびの収穫も始まる。2月は雨が多く、雨がっぱを着ての作業。安価で買い取られるキビ農家は激減し、パイン栽培に切り替える
■2014年2月17日(第1105号)
- 集まって交流 笑いを誘って
- 農民連青年部は2月4、5の両日、第22回総会を都内で開き、北は北海道から南は福岡まで約60人が参加しました。
- TPPを追い詰めてきた さらに最後までたたかおう
- 毎月第1火曜日に「STOP TPP!! 市民アクション」が首相官邸前で取り組んでいるTPPの反対行動が2月4日、行われました。
- 事務所確保・専従態勢も確立 活動強め組織拡大で飛躍を
- 1月28日、福井県農民連第16回総会が越前市で開かれました。私(玉村正夫)から、全国委員会の報告と新年度のとりくみについて提案しました。
- 生命の商品化・資源化進む
- 遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーンとDNA問題研究会は2月1日、都内で第2回遺伝子組み換え問題からTPPを考える連続講座「TPPが加速する生命の商品化」を開きました。
- 農のこころ
- もてなしの冬菜彩どる郷の鍋
- 岡田厚美さんを偲しのんで
- 岡田厚美さん 農民運動のあなたの後継者の一人として、お別れの言葉を述べることになりました。
- 全国の皆さんご協力を
- 東日本大震災と福島原発事故から間もなく3年を迎えようとしています。
- 被害者らが生々しく告発
- 東京法律事務所のつどい企画、「被害者が語る原発事故被害の現在」が2月6日、東京・四ツ谷で開催されました。会場を埋め尽くす120人が参加し、被災者や元原発作業員の実態告発を熱心に聞いていました。
- 国会内外の運動で暴走ストップ
- 特定秘密保護法の廃止を求めて今国会で2回目となる国会前集会が2月5日、衆議院第2議員会館前で開かれ、寒風が吹きすさぶなか約200人が参加しました。主催は国民大運動実行委員会、安保破棄中央実行委員会、中央社会保障推進協議会の3団体。
- 旬の味
- 間もなく春を迎えようとしていますが、今年の日本列島は寒気が流れ込みやすく例年になく寒い毎日が続いています。残雪の山々を仰ぎつつ果樹農家はせん定の最盛期を迎えており、今年も豊作になることを願いながら
■2014年2月10日(第1104号)
- 心温まるご支援ありがとうございます
- 昨年10月に起きた東京・伊豆大島の土砂災害に際して、全国のみなさんから物心両面にわたって心温まるご支援をいただきました。
- サケ刺し網漁を許可せよ/地域の協同さらに広げよう
- 岩手県漁民組合は1月28日、岩手県に対して「漁船漁業の復興についての要請」を行いました。要請に先立ち、藏徳平組合長は「漁民はこれまで県や国に『お願い』を何十回もしてきた。しかし、こんどは『お願い』ではなく生存権をかけたたたかいだ」と語りました。
- 米情勢と准産直米のとりくみ 農民連全国委員会での発言(要旨)
- TPP参加を前提に、流通だけでなくて生産まで市場任せにする米政策の「見直し」が唐突に進められようとしています。流通の現場では、早くもそれを先取りしたような混乱が生まれています。
- 農のこころ
- 除染土を足裏に積んで条芽抱く
- 被災地・山田町(岩手)を訪ねて
- 年始年末、私は故郷の岩手県に帰省しました。実家がある前沢は内陸の平野部です。東日本大震災のときには、地震の揺れだけでしたが、それでも建物や道路などにかなり被害が出たそうです。あれからもうすぐ3年になりますが、さすがに震災の傷は、身の回りではほとんど気づかないほどになりました。
- 築地移転は卸売市場を壊す/被災地へ届けた支援米3県にのべ21回、約30トン
- 築地移転問題を考える会実行委員会は東京都中央区で1月25日、「築地移転問題は、卸売市場を殺す」対話大集会を開催しました。
- 鬼火焚き/がん再発防止の食事は伝統的な和食が基本
- 私の住む福岡県うきは市吉井町の金本集落で、「鬼火(おにび)焚(た)き」が行われました。鬼火焚きは、新年に飾った門松やしめ縄飾りなどを焼いて、歳神(としがみ)を炎とともに見送る行事で、田んぼに竹を高く組み、火を大きく、高く、燃やします。そこに村の人たちが正月飾りや古いお札などを持って集まり、燃やしていきます。
- 旬の味
- 「農民」1月20日号1面の記事「できた!被災者の憩いの場 宮城・東松島市」を見て、心がほっこり、キュンとしました
■2014年2月3日(第1103号)
- 近畿の農業を若い農家の手で盛り上げよう
- 奈良県明日香村の奈良県農民連に1月21日、近畿地方の若手農家、新規就農希望者43人が集まり「農と食の集い」を開きました。この企画は和歌山と奈良の青年部が「一緒に畑見学などの企画をやり関西を盛り上げていこう」と始まったものです。
- TPP交渉から撤退を/「秘密保護法」廃止しかない
- 1月22日、白石淳一会長を先頭に50人の全国委員会の参加者が東京・有楽町マリオン前でTPP交渉からの撤退を訴え、署名を呼びかけました。「よくわからない」といいながらも足を止める人も多く、対話に花が咲きました。
- 農民連全国委員会ひらく
- 農民連は1月21、22の両日、全国委員会を開き、40都道府県6団体から約100人が参加しました。常任委員会からの報告、財政・会計監査報告を受けて、活発な討論が行われ、前大会からの1年間の取り組みの到達点にたって、来年の21回定期大会までの方針を参加者全員で確認しました。
- 農のこころ
- 老農の地霊に祈る冬日かな
- 1年間の運動報告と今後の方針について/(2/7)/(3/7)/(4/7)/(5/7)/(6/7)/(7/7)
- 昨年秋の臨時国会で安倍自公政権は、国民の暮らしといのち、平和と民主主義の根幹に関わる悪法を次々に強行しました。国民の知る権利を奪う違憲立法の特定秘密保護法を、多くの国民の反対、慎重審議を求める世論と国会のルールを無視して強行した暴挙は断じて認められません。
- 秘密保護法廃止、TPP交渉撤退、消費税増税中止、原発ゼロ!
- 国民大運動実行委員会と中央社会保障推進協議会(中央社保協)、安保破棄中央実行委員会は第186通常国会開会日の1月24日、「秘密保護法廃止、憲法改悪を許すな! 消費税増税中止、社会保障制度改悪反対、TPP交渉撤退、原発ゼロ!」を訴える、「国民要求実現!! 1・24国会請願デモ」を開催しました。平日の昼にもかかわらず300人を超える参加者が集まり、霞ケ関から国会に向けてシュプレヒコールをしながら歩きました。
- 沖縄・名護市長選挙 稲嶺進市長が圧勝
- 1月19日投開票で行われた沖縄県の名護市長選挙で、辺野古への新基地建設反対の稲嶺進市長が再選されました。沖縄県農民連も稲嶺市長を支持して選挙戦をたたかいました。農民連全国委員会で行った、沖縄県農民連の中村康範会長の発言要旨を紹介します。
- 東京から安倍政権暴走とめよう
- 「東京を変えましょう。東京から変えましょう。私たち庶民の声が届く政治を、東京からつくりましょう!」――猪瀬直樹前知事の辞職にともなう東京都知事選挙(2月9日投票)の火ぶたが、切って落とされました。農民連はこの選挙で、「TPPに反対する弁護士ネットワーク」の呼びかけ人で、反貧困ネットワークの代表を務める宇都宮けんじさんを推薦しています。告示日の1月21日には宇都宮さんも東京・新宿駅頭で、第一声をあげました。
- シリーズ 食品表示を考える[11]
- 有名レストランなどの偽装メニュー表示事件に続き、アクリフーズ製冷凍食品の農薬混入問題、さらに敷島製パンの有害物質検出による大回収事故など、年初から深刻な食品問題が続発しています。安全性確保や適正表示へ向けた課題への対応が今年も消費者問題の中心に位置づけられます。
- 温暖化に対応したイネの栽培技術は?
- 日本学術会議が12月に東京大学で「気候変動に対応した作物栽培技術の現状と展望」をテーマに公開シンポジウムを開き、水稲の高温障害研究の第一人者で、農研機構九州沖縄農業総合研究センター研究員の森田敏さんが講演しました。その一部を紹介します。
- 本の紹介/金川貴博著 ありがとう、微生物たち
- 本書は、この地球に無数に存在し、自然界で日々大きな役割を果たしている、有用な微生物たちをきちんと理解し、そして興味をもち、感謝するための一冊です。
- 農家民宿「ゆんた」
- 福島で農業と農家民宿を営みながら人生を耕す――。そんな若者たちががんばっています。福島県二本松市東和地区の仲里忍さん(40)は福島に来て5年。昨年5月には農家民宿をオープンし、地域の仲間や都市住民との交流を活発化させています。
- 冬の風物詩 雪掘り
- 新潟県十日町市松之山は、日本有数の豪雪地帯。家々の屋根の上には、松之山の冬の風物詩、雪下ろしの光景があちらこちらでみられます。
- 旬の味
- 道の駅の農産物販売はどこでもにぎわいをみせ、地域の人気スポットとなっている。「のうそん」という直売所がある。農家の母ちゃんたちが手づくりの野菜や加工品を、みんなで協力し、消費者ととけ合って地道に経済活動を行っているグループだ
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