農業やりたい人を応援したい
農民連青年部新部長
植田修さんに聞く
2月4、5の両日に行われた農民連青年部第22回総会で、新青年部長に植田修さんが選出されました。植田さんにインタビューしました。
――簡単に自己紹介をお願いします。
植田 京都府和束町の茶農家で、いま33歳です。就農8年目、独立して5年目です。
――なぜ農業を始めたのですか。
植田 「アルプスの少女ハイジ」のようになりたいとの思いから始まりました。実際にニュージーランドの牧場で働いたりもしました。そのなかで「日本で何も残していない者が海外で何を伝えられるのか。日本でさまざまな人から受けた感謝を自分は返してきたのだろうか」と自問し、その答えとして、お茶農家をめざしました。
よそ者として和束町に入り、「よそ者だからこそ、盲点が見えて地域づくりに貢献できる」と地域の活性化に取り組んでいます。
――どんな青年部にしたいですか。
植田 みんなで集まり、刺激を与え合う組織にしたいです。また、農業の枠にとらわれず、他分野の人ともつながって、応援してもらえる団体でありたいですね。もちろん、農業を学ぶ学生をはじめ、これから農業を始めようという人、農業に興味のある人を応援していきたい。
――青年部としての目標は。
植田 総会や交流会などには地方から高い交通費と時間をかけてくる人もいます。
そんな人たちにも、参加してよかったと思えるようなものにしたい。地域での実践をお互いに持ち寄って交流ができるといいですね。みんなで青年部を盛り上げていきましょう。
(新聞「農民」2014.2.24付)
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