農のこころ丸山美沙夫
除染土を足裏に積んで条芽抱く 佐藤 正子 俳誌『俳句人』から。二〇一一年の3・11東日本大震災と東京電力福島第1原発事故から、現地はもう三年目の冬を迎えている。地震、津波、原発事故という「複合災害」が今も重くのしかかっている。住処とともに農土を失った人々の痛切な思い。汚染された田畑の除染作業の苦難が、ひしひしと伝わってくる一句だ。
(新聞「農民」2014.2.10付)
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[2014年2月]
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