2022年9月
■2022年9月26日(第1522号)
- 農民連も要求 肥料価格高騰対策
- 農水省による「肥料価格高騰対策」の説明会が各地で進んでいます。
- 玉城デニー知事が再選
- 沖縄県知事選挙が9月11日に投開票され、辺野古への新基地断念を訴えた「オール沖縄」の玉城デニー知事が再選を果たしました。沖縄農民連の前田潤さんに手記を寄せてもらいました。
- 肥料・飼料高騰対策をとれ
家族農業大事にする農政を/困難抱える農家に緊急支援を
- 東北6県の農民連でつくる東北農団連は9月7日、東北農政局に肥料・飼料・資材高騰と米価暴落などについて対策を求める要請を行いました。農民連からはオンラインを含め11人が参加。農政局は企画調整室調整官をはじめ各課が対応しました。
- 農のこころ
- ほまち田のにぎやかすぎる鳥威し
- インボイス制度学習会
- 岩手県内では今年1月、農協が繁殖牛農家を対象に「インボイス制度が導入されます 免税事業者の方 経営実態に応じて課税事業者への移行もご検討下さい」というよびかけ文書を出しました。また、7月に入り、消費税課税事業者に、税務署がいっせいに「ぜひ登録申請を!」の文書を、登録申請書・アンケートとあわせて送付しています。さらに9月に農協主催で「インボイス登録がその場でできる説明会」が税務署員を講師に開催されることとなりました。
- 農家のための税金コーナー(23)
- 持続化給付金で結びついた農家の女性は、富山県農民連小矢部支部主催の確定申告勉強会に参加して、今年の3月に集団申告を済ませて税務署前では喜びの笑顔でした。本人は確定申告書を書かれたのですが、提出の仕方を正確に知らせていなかったために、今までと同じように市役所の相談窓口に出向いたら、内容の変更を求められたのです。
- 子どもたちのために原発は反対/第8回 原発ゼロをめざす運動全国交流集会
- 農民連も加入する原発をなくす全国連絡会は9月12日、東京・新宿駅西口でイレブン行動を行いました。
- 震災復興をたどるバスツアー
- 「震災から11年 復興をたどるツアー」のテーマで、岩手県農民連女性部は9月4日、2年ぶりのバスツアーを行いました。
- 有明海の養殖ノリが歴史的不作に/イラスト
- 佐賀県西南部沿岸では、近年、赤潮による養殖ノリの色落ちが問題となっており、とくに2021年度は歴史的とも言える大不作となりました。有明海の赤潮の増加は、諫早湾干拓による海洋環境の変化がその要因として指摘されています。
- 旬の味
- 昨年から世界的にインフレが続いているが、その中でも特にダメージを受けているのが農家である。出費は増える一方なのに、収入には転嫁できない。ただでさえ少ない上澄みをすくうような経営になりがちな農家にとどめを刺すには十分すぎる現状だ
■2022年9月19日(第1521号)
- 地方自治体に営農継続への
支援求める運動広げよう/稲刈りたけなわ
- 肥料や飼料など生産資材が軒並み高騰するなかで、農民連をはじめ国民の世論と運動におされて、国は約1兆円の補正予算を組んで「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金(コロナ禍における原油価格・物価高騰対応分)」を創設。配分がすすむ都道府県や市町村ではいま、この臨時交付金を活用して、コロナ禍と資材高騰に悩む農家への支援策が実現する事例が相次いでいます。
- 未曽有の酪農危機/玉城デニー知事再選
- 飼料や資材が高騰するなか、肥育の素(もと)牛となる子牛が、和牛、乳用種の雄子牛ともに価格が暴落しています。飼料代などの高騰で肥育農家の経営が悪化し、子牛を購入できなくなっているためです。
- 全国食健連が第33回総会
- 国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会(全国食健連)は9月4日、オンラインで第33回総会を開催しました。
- 自給率向上で力を合わせよう
- いわて食・農・地域を守る県民運動ネットワーク(いわて食・農ネット、県内18団体と個人で構成)は8月、県内の農協組合長への訪問・懇談を行いました。全国食健連による「食料危機のもとで、国産食料の増産、食料自給率向上、家族農業支援強化を求める請願」個人署名を広げることを呼びかけるもの。懇談では、地域の深刻な実態を聞きながら「食料危機の問題で共同を広げよう」と提起しました。
- 農のこころ
- 放置畑生気戻すや蕎麦の花
- 参院選の結果とこれからの政治(下)
- 混乱した政治を批判するだけでなく、積極的な改革のビジョンが必要です。指針は日本国憲法です。
- クルミに病気が大発生
- 岩手県北部の九戸村で、手打胡桃(テウチグルミ)を基点に家畜を取り入れた循環型農法の「立体農業」で農薬・化学肥料に頼らないクルミを生産しています。
- 援農で稲刈り乗り切ろう!
- 千葉県農民連は、稲刈り最盛期の8月下旬に急病で入院した小倉毅副会長(全国連副会長)の援農に取り組んでいます。
- 旬の味
- 異常気象続きですが、わが家周辺の田んぼでは幸運にも稲穂が首を垂れています。一方、世界的食料危機がささやかれています。日本では食品価格が着実に上昇し、そのうち手に入らない物も出てくるでしょうか
■2022年9月12日(第1520号)
- 農民の切実な要求実現へ農民連が県に市町村に要請しよう
- 農業の現場の声反映し県に要望書を提出/県に緊急要請離農せぬよう支援を!
- 大雨被害 支援策を万全に
- 8月3日から東北・北陸地方を中心に各地で大雨による農業被害が発生しています。農業被害額は8月29日段階で33道府県、600億円を超え、さらに増える見込みです。内閣府も激甚災害に指定する方向です。
- 安倍元首相の国葬反対!税金使うな!/「安倍元首相の『国葬』に反対する特別決議」を確認
- 「安倍元首相の『国葬』に反対する実行委員会」が主催し、「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」が呼びかけて8月31日、国会正門前で「安倍元首相『国葬』反対!国会正門前大行動」が開かれ、4000人が参加しました。
- インボイス中止 5%に減税を!
- 消費税廃止各界連絡会は8月24日、東京・新宿駅西口で恒例の宣伝行動を行いました。8団体18人が参加。消費税5%への減税を求める請願署名が20人分、インボイス制度(適格請求書等保存方式)導入中止を求める署名が5人分集まりました。
- 企業の利益より命・健康を優先する社会を
- 原発をなくす全国連絡会は8月23日、連続学習会を開催しました。講師は馬奈木厳太郎弁護士で「原発事故被害救済訴訟 最高裁判決と今後の課題」と題して行いました。
- 農のこころ
- 稲の香の里ふくらめて夕灯る
- 参院選の結果とこれからの政治(中)
- 岸田首相は選挙直後に「できるだけ早く改憲発議したい」と述べました。振り返っておけば、自民党は2010年の新綱領で「我が党は平成21(2009)年総選挙の敗北の反省のうえに…日本らしい日本の保守主義を政治理念として再出発したい」(前文)と、保守の名で右翼色を前面に出し、その上で政策の第一に新憲法制定、そして一国平和主義を観念論として排することを掲げました。
- 本の紹介/地学団体研究会ブックレット『福島第一原発の汚染水はなぜ増え続けるのか ――地質・地下水からみた汚染水の発生と削減対策―』
- 2011年3月に発生した福島第一原子力発電所の事故から11年がたちました。しかし、現在でも国による原子力緊急事態宣言は発令されたままです。また、数万人もの住民がふるさとを奪われ避難を続けています。
- 発見 農の現場から
- 私は昨年7月から芦田淺巳前会長の後を受けて会長に就任しています。
- 水稲の初冬直播き栽培学習会開く/イラスト
- 岩手県農民連農産物供給センターは8月28日に盛岡市内で総代会を行い、あわせて「水稲の初冬直播(ま)き栽培学習会」を開催しました。学習会には30人が参加。講師に岩手大学農学部植物生命科学科の下野裕之教授を迎え、基本的な栽培体系を学びました。
- 旬の味
- 稲穂も頭を垂れ、収穫の秋も間近となってきたこの頃ですが、各地での豪雨被害の甚大さに身のすくむ思いです。当地でも8月初めの大雨で山あいの集落では土砂崩れなどの被害が多発し、貴重な棚田に水を供給する堰(せき)も崩落しました
■2022年9月5日(第1519号)
- 子どもが食べるお菓子からグリホサートの残留を検出
- 農民連食品分析センターはこれまでの調査で、輸入小麦を使用したパンやパスタなどの製品から除草剤グリホサート(ラウンドアップ等の製品の主成分)の残留が検出されることを明らかにしてきました。
- 記録的大雨被害
- 8月3日から全国で降り続いた記録的大雨により、各地に深刻な被害が出ていることを受けて、農民連は大雨災害対策本部を設置。さっそく本部責任者の長谷川敏郎会長と藤原麻子事務局長が青森県へ、副本部長の笹渡義夫副会長は秋田県に、調査に入りました。
- 検証 断罪「アベノミクス」農政(3)
- 現在、大問題になっている米価暴落と水田交付金カット、物価と肥料・飼料高騰の元凶もアベノミクスです。
- 農家支援強化を
- 愛知農民連は8月16日、大村秀章県知事あてに、食料危機のもとで国産食料の増産、食料自給率向上、農家経営支援強化を求める緊急要請を行いました。
- 安倍元首相の国葬反対・旧統一協会と自民党議員の癒着を究明せよ!
- 「安倍元首相国葬反対! 改憲発議反対! 軍拡やめろ! 辺野古新基地建設中止! いのちとくらしを守れ! ロシアのウクライナ侵略反対国会議員会館前行動」が8月19日に開かれ、1200人が参加しました。
- 農のこころ
- 牛飼いの祖父の背負子や草茂る
- 韓国で高まるTPP11加盟反対闘争
- 韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権は、11カ国の環太平洋連携協定(TPP11=CPTPP)への加盟を強行しようとしています。
- 今こそ農民連の出番だ!
- 参議院選挙の結果を受けて、国民世論の力をどう強めるか、そのなかで農民連がどういう役割を果たしていくかが問われています。農村で「市民と野党の共闘」を進める担い手として、農民連の役割が注目されています。
- 参院選の結果とこれからの政治(上)
- 8月8日に開かれた農民連夏のオンライン学習会での石川康宏・神戸女学院大学名誉教授の基調講演(要旨)を3回にわたって紹介します。
- チラシも作り町内会や
地元企業などに申し入れ
- 北海道当別町では、北海道版「小〇(まる)」=「『水田活用交付金の見直し』の見直しを求める当別町民の会」が、結成後すでに数回の会合を持ち、世論と運動を広げようと活動を行っています。
- 農家のための税金コーナー(22)
- 2023年春の仲間づくり大運動に向けた税金対策部員のオンライン養成講座が8月19日に始まりました。
- 2022年度主要農作物等の種子生産に関するアンケートの結果を公表
- 「たねと食とひと@フォーラム」は5月に実施した2022年度都道府県の主要農作物等種子生産状況に関するアンケート調査の結果をまとめ、公表しました。今年度も5月に全都道府県の担当者にメールで依頼し、6月中に全自治体から回答を得ました。調査項目は12項目。主な回答は次の通りです。
- 農と食は排外主義と相いれない
- 農業記者の大野和興さん、ジャーナリストの天笠啓祐さん、日本消費者連盟事務局長の纐纈美千世さん、三重・自然農法実践、農の学びの場づくりの村上真平さんらが呼びかけ人となり、声明「私たちは農と食が国家主義・排外主義の枠内で語られることを拒否します」が8月11日に発表されました。声明本文を紹介します。
- 参政党 有機学校給食推進を言うが…
- 参議院選挙中に何回か有機給食運動など食の安全に取り組む関係の方と話をし、オンライン会議などに出て、数人の方に「参政党がいいことを言っている、動画を見るといい」と言われ、気になって動画を見ました。確かに有機農業推進や学校給食について耳あたりの良いことを言っていました。
- 地域おこしのソバが冠水被害/大雨被害支援募金にご協力を
- 8月3日から記録的大雨が繰り返し降り続いた秋田県。県北地方を中心に農作物、農地、農業施設に甚大な被害が発生しています。
- 旬の味
- 祖母は終戦の日が来ると「戦争で何も生まれない、若者が死んだり負傷するだけだ」と言っていた。熊本県遺族連合会が先の戦争で亡くなられた県内の1万数百人の遺影、戦病死年齢を掲載・刊行している
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