「農民」記事データベース20220905-1519-10

「水田活用交付金の見直し」の
見直しを求める町民の会

チラシも作り町内会や
地元企業などに申し入れ

北海道当別町


 北海道当別町では、北海道版「小〇(まる)」=「『水田活用交付金の見直し』の見直しを求める当別町民の会」が、結成後すでに数回の会合を持ち、世論と運動を広げようと活動を行っています。

 会合には、大型風力発電(すでに設置しようとする山が売却されている)は景観を壊すだけでなく、健康にも悪影響をもたらすと反対している町内会の方、「高岡地区の農家がいなくなると寺も持たなくなる」と会に協力してくれているお寺の女性など、農家だけでなく多彩な顔ぶれが参加しています。

 会では、町民の会のチラシ第1弾(写真)を作り、町内会や関係会社などへの申し入れを行っています。チラシはお寺の女性が作ったもので、第2弾、第3弾を出して、全道、全国に広げていきたい、と意気込んでいます。

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 町内会への働きかけでは「農家は自民党に切り捨てられた」「農協も動かない、いったいどうしたらいいんだ」「見直しにはまだ時間があるが、肥料が高くなって、秋まき小麦をどうするか不安だ」などの声が寄せられ、「加入を検討する」という町内会も増え、「回覧板で回す」などの動きも出ています。

 また、町内の自動車会社からは「農家がいるので仕事ができる。署名を集めるからおいといてくれ」と言われ、その後25人分の署名が届けられています。

 農業機械販売会社では支店長が「農水省に電話を入れたら、『もう決まったことだ』と言われた。私たちにとっては死活問題なのに、行政はひどい。会社としてはできないが、社員の署名を集める」と署名用紙を受けとっています。

(新聞「農民」2022.9.5付)
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2022年9月

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