農家のための
税金コーナー
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オンライン養成講座スタート
しっかり身に着け、
仲間づくりに踏み出そう
2023年春の仲間づくり大運動に向けた税金対策部員のオンライン養成講座が8月19日に始まりました。
本部税対部の来住誠太郎部長は「農民連の『農業収入記帳簿(税金ノート)』の記帳をすることで、会員さんに税務調査が入っても自信をもって対応でき、自分の経営がしっかり見えるようになります。養成講座でしっかり身に付けて一緒にがんばりましょう」とあいさつしました。
19日と26日は所得税の確定申告の基本を奈良県農民連の竹島茂直副会長が講師を務めました。
「ただ税金の知識を学ぶだけでなく、知識をもとに会員を増やせるようになるのが目的です。増やさないと組織はどんどん減っていきます」と竹島さん。
農民連の申告で20〜30万円程度の減税になった実際の事例から、自主申告の大切さを解説。「申告書第1表(12)の数字が所得税だけでなく、住民税や国民健康保険料(税)、介護保険料が決まります。経費を1万円分見逃すと、約3000円の増税になってしまいます」と所得を計算する際の経費をしっかり拾い上げることの大切さを説明しました。
26日は『税金ノート』の付け方がテーマ。竹島さんは「会員が自分で記帳し、申告書を書き上げることができるように支援することが税対部員の役割です」と説明。
「農家が確信をもって申告できるようになれば、その農家が新しい仲間を紹介してくれます。まずは1人でもいいので、会員外の人と勉強会を開いてみてください。その人が『農民連の申告は実利になる』と確信を持てば、そこから広がっていきます」と呼びかけました。
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質問大募集
税金コーナーで取り上げてほしい質問を募集します。毎年の申告で疑問な点などありましたら、zeitai.nouminren@gmail.comまでお寄せください。このコーナーでお答えいたします。
(新聞「農民」2022.9.5付)
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