2015年6月


2015年6月29日(第1171号)

スペースマーク いま考えよう 日本の食料自給率
先進国中最低の食料自給率の日本。安倍政権は、自給率の向上に背を向ける政策をとり続けています。日本の食料自給率の実態はどうなっているのか、特集します。
スペースマーク “討ち死に”覚悟の採決強行から“のたれ死に”寸前、さらに急変
交渉の漂流・沈没か、進展か――TPP交渉のカギの一つを握る貿易促進権限(TPA)法案をめぐるアメリカ議会の攻防が二転三転しています。
スペースマーク TPP合意許さない安倍政権の規制緩和告発
国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会(全国食健連)は6月17日、東京・池袋駅東口で宣伝行動を行いました。
スペースマーク 農のこころ
見晴かす青田とならむ村豊か
スペースマーク 共同広げ安倍政権打倒
「STOP安倍政権! 大集会」が6月13日、東京臨界広域防災公園で行われ、全国から1万6000人が集結し、農民連も各地から参加しました。主催は、農民連も加入する同集会実行委員会。
スペースマーク 「戦争法案」廃案へ全力
「声をあげよう!私たちの命と自由のために」―第2回となる若者憲法集会が6月14日、東京都内で行われました。
スペースマーク 農業再生・自給率向上させる農政へ転換を農民連はこう考えます
世界で人口は増え続け、食料の需要も大きくなる一方、大規模自然災害や異常気象などにより、農産物の生産量の減少が心配されます。それなのに、日本の食料自給率は先進国中最低の39%(2013年度)。本来なら、食料自給率を高めなければならないはずなのに、日本はなぜ、低いのか。
スペースマーク 南会津町(福島)に「農民連」誕生高松市(香川)でも結成
福島県でも屈指の豪雪地域として知られる南会津町。4月末まで雪が消えないという山あいの農村に、今年の春、新しい農民組合「南会津農民連」が誕生しました。
スペースマーク 加須の酒米が吟醸酒「加須の舞」に「憲法をくらしに生かす県政の会」萩原貞夫さんの勝利必ず
5月27日に埼玉県加須市(旧大利根町)で酒米専用種の「五百万石」「さけ武蔵」の田植えが行われました。
スペースマーク 9条マモレ
静岡県清水市で活動を始めて、5年目を迎える農民連会員の有志と消費者でつくる「9条田んぼ実行委員会」が、今年も6月7日に田植えを行いました。
スペースマーク 分析センターだより
5月中旬に、遺伝子組換えナタネ調査隊の番外編として、お隣の国、台湾に遺伝子組み換え作物が自生しているかについて調査をしてきました。今回は、台湾の遺伝子組み換え作物事情を報告します。
スペースマーク 実施要望を認めないで
北海道で4月、「北海道農業者の会」というグループが北海道立総合研究機構(道総研)に対して遺伝子組み換え作物の試験栽培実施を求める要望書を送ったことが、国際的な遺伝子組み換え作物の推進機関であるISAAA(国際アグリバイオ事業団)の報告で明らかになりました。これに対して、「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」は、特定非営利活動法人日本消費者連盟と連名で58団体の賛同署名を添えて、道総研の丹保憲仁理事長と高橋はるみ北海道知事に対し、同要請を取り上げないよう文書で申し入れました。
スペースマーク 岩手・三陸復興特別便「しばでセット」
岩手県大船渡市三陸町越喜来(おきらい)の三陸漁業生産組合は、あらたな漁業の拠点として漁師10人でスタートしました。
スペースマーク 私と土づくり 国際土壌年にあたって
作物の根は有機(アミノ酸、炭水化物)を吸収するのか、しないのか――。以前は、肥料養分は硝酸態窒素やアンモニア態窒素にならないと吸収されないとされ、それが近代的農業技術の基盤とされてきました。しかし、今では、有機物のかたちでも作物の根から吸収できることを、国も認めています。だからこそ有機JAS法が2006年に施行されたのですが、実際のところ、生産現場では今でも苦悩と混迷が続いています。
スペースマーク 横浜・保育園児たちと田植え
今年で18年目となる山形県の庄内産直センターと横浜の保育園との交流会「生命の源にふれる旅」が5月23日と6月1日に行われました。
スペースマーク 旬の味
田んぼの苗っ子たちが根付き、緑の色が濃くなり、ポテトチップスの材料としてたくさん植えられているジャガイモの花も咲き始めている。辺り一面黄色だった大地も緑に代わり、今一生懸命さやの中で種を育てている

2015年6月22日(第1170号)

スペースマーク 政府の責任で需給の安定と価格の回復を14年度産ナラシ補てんあっても手取り1万円には届かず
各地の田植えもまもなく終わろうとしています。昨年秋に大暴落した米価。政府の「対応」とその後の米価の動向はどうなっているのでしょうか。
スペースマーク 国民の命守るのが国の責務戦争する国づくりと農業発展は相いれぬ
「なくせ公害、守ろう地球環境」をスローガンに、今年で第40回を迎える全国公害被害者総行動が6月3、4の両日、東京・霞が関で行われ、全国の公害被害者や弁護団、支援者らが参加しました。参加者は2日間にわたって、環境大臣をはじめ各省庁や日本経団連、電気事業連合会などとの交渉、デモ行進、総決起集会などを繰り広げました。
スペースマーク 戦争させない・9条壊すな安倍政権追い込んだ さらに運動広げ退陣へ
「とめよう!戦争法案」国会前木曜連続行動の第4回が6月11日夜、国会議員会館前で行われました。
スペースマーク 農のこころ
植田水灯す影絵の郷拡ぐ
スペースマーク プロサバンナ開発事業 無効を求め記者会見
アフリカ大陸南東部のモザンビークで同国と日本、ブラジルの3カ国政府が進める大規模開発事業(プロサバンナ)について、モザンビーク政府はこのほど、計画骨子となる「マスタープラン」の初稿を公開し、住民向け公聴会を開催しました。これに対して3カ国の市民団体と農民が6月4日に共同声明を出し、公聴会は住民の十分な参加を保証せずに行われたとして「深い懸念と憤り」を表明し、無効にするよう求めました。
スペースマーク 夏季産直品
今夏で11周年を迎えた「農民連産直品ギフト」。次のステップへ進化、前進させるために、会員制なども含め、さまざまな企画、検討を進めています。
スペースマーク 本の紹介/弁護士・種田和敏著 だけじゃない憲法
明日の自由を守る若手弁護士の会の種田和敏弁護士が今年5月、『だけじゃない憲法―おはようからおやすみまで暮らしを見つめる最高法規』を出版しました。
スペースマーク 除草剤使わない無農薬米づくり
この間の低米価で「米づくりに元気が出ない」という声も聞かれるなか、いろいろな除草方法を研究し除草剤を使用しない無農薬米を栽培することで付加価値を付けた「こだわり米」をアピールする茨城県龍ケ崎市のみなさんを紹介します。
スペースマーク 土佐文旦の「ぶんぶんセット」
土佐文旦は高知県では果実の王様として親しまれ、とても人気のある果物です。文旦農家では来年冬の出荷に向け、5月に交配作業を終え、6月からは草刈りや消毒、摘果作業を行っています。
スペースマーク 旬の味
澄み切った青空の下、田植えもおおむね終了し、果樹農家は桃や梨等の摘果作業に猫の手も借りたいほど大忙しの時期を迎えています。この1カ月、雨らしき雨が降らず、畑作物が成長できないほど土壌が乾燥しており、早く雨が降ってくれることを祈っています

2015年6月15日(第1169号)

スペースマーク 農協解体法案 そのねらいと問題点
国会で審議中の農協改革関連法案(農協解体法案)のねらいと問題点について、明治大学元教授の北出俊昭さんに聞きました。
スペースマーク STOP 戦争する国づくり
福島県北農民連は5月31日、福島県桑折町で九条田んぼの田植えを行い、40人が参加しました。折り込みチラシを見て参加した親子連れや青年、新日本婦人の会の会員や直売所「産直カフェ」のスタッフら幅広い年代が集まり、にぎやかに行いました。昨年4年ぶりに復活し、7回目の開催です。
スペースマーク がんばればTPPつぶせる必ず止めるぞ! 戦争法案
国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会(全国食健連)は5月30、31の両日、東京都内で総会を開催し、16都府県、17団体から55人が参加しました。
スペースマーク 農のこころ
植田早や日の煌めきを撥ね返す
スペースマーク くらし、食と農、地域を壊すTPPを許すな!
盛岡市内で6月1日、「くらし、食と農、地域を壊すTPPを許すな!TPP反対!岩手県総決起集会」が行われました。県内52団体が構成する「TPP等と食料・農林水産業・地域経済を考える岩手県民会議」の主催によるもの。全県から約1000人が参加しました。
スペースマーク TPP国会決議守れ!
秋田県内の農業・消費者団体等でつくる「食料・農業・環境を守る秋田県民会議」は5月20日、「TPP国会決議遵守を求める秋田県代表者集会」を秋田市で開催しました。生産者、消費者、大学教員ら約1000人が参加し、県や県議会議員、県選出国会議員に国会決議の順守を求める要請を行いました。
スペースマーク DVD紹介/地球の温暖化をとめて2/未来につなげ!
公害地球環境問題懇談会(公害地球懇)が、地球温暖化を考えるDVD「地球の温暖化をとめて2/未来につなげ!」を作成しました。
スペースマーク 群馬で大豆トラスト
群馬県で大豆トラストの会員募集がはじまります。
スペースマーク GP農法 専門店 オープン
埼玉県の「GP農法研究会」の会員である木村鉄也さん(越谷民主商工会会長)が中心になり、GP農法で栽培した農産物専門店が5月21日に開店しました。
スペースマーク この人
6月1日、産直ボックスに毎回登場する原田正幸さんのハウスにおじゃましました。着くなり「今採れている野菜を集めてくれ」「奥さんと二人の写真を撮らせてくれ」といきなりのお願いにもかかわらず、ドラえもんのポケットのごとく出るわ、出るわ、あっという間に写真に写す野菜をかごに入れてきてパチリ!
スペースマーク 旬の味
沖縄の梅雨期は、月桃の花、いじゅの花、テッポウユリが清楚(せいそ)で美しいです。70年前のこの時期に、戦争があったと思うと、雨が涙に思えます。心が締め付けられます

2015年6月8日(第1168号)

スペースマーク 農協解体法案について総力あげてTPP阻止
農協改革関連法案が国会に提出され、衆議院で審議入りするなど、緊迫した局面を迎えています。同法案の問題点を全農協労連の舘野豊書記長に聞きました。
スペースマーク TPP/国会決議守れ! 交渉から撤退を
農民連も参加する京都食健連とTPP参加反対京都ネットは5月23日、京都市内でジャーナリストの堤未果さんを迎えた講演会とデモ行進を行いました。田植えの最盛期で、厳しい暑さのなか、350人が参加しました。
スペースマーク TPPノーの力 日常的に
「NO TPP!! フェス&キャンドルデモ」が5月26日、東京・代々木公園で開かれました。主催は、TPP交渉差止・違憲訴訟の会と「NO TPP!!フェス」実行委員会。
スペースマーク 農のこころ
篤農の男盛りや花林檎
スペースマーク 侵略国の仲間入り許さない 戦争できる法律はいらない
毎週木曜日に行う「戦争させない・9条壊すな!」総がかり行動が5月28日に開かれ、国会前は1100人を超える参加者の熱気であふれました。
スペースマーク 水曜定例国会前集会
国民大運動実行委員会など3団体主催の国会前定例行動が5月27日に開かれ、約200人が集結しました。
スペースマーク 辺野古に新基地つくるな! 1万5000人が国会を包囲
アメリカ軍の沖縄・普天間飛行場の移設問題で、名護市辺野古(へのこ)への新基地建設に反対する国会包囲のヒューマンチェーン(主催は同実行委員会)が5月24日に行われ、1万5000人が国会を取り囲みました。
スペースマーク 戦争いらない憲法守れ声をあげよう私たちの命と自由のために 若者憲法集会
国民の反対を無視するかのように「戦争法案」が審議入りし、連日のように国会に国民が押し寄せています。
スペースマーク “憲法の大切さわかった”紙芝居使って憲法学習
若者憲法集会のプレ企画が各地で開催されています。
スペースマーク 旬の味
新緑の5月、雑草茂るわが家の庭に白い可憐な花が咲き始めた。どくだみの花だ。引き抜くと、むっとするにおいが漂うが、私は好きだ

2015年6月1日(第1167号)

スペースマーク 絶対許さない TPP撤退をTPP考えるフォーラム
グアムでTPPの首席交渉官会合が行われ、情勢が緊迫するさなかの5月20日、「TPP緊急国会行動 閣僚会合での『合意』は許さない! キャンドル国会請願デモと国会議員会館前アピール行動」が都内で行われました。
スペースマーク 閣僚会議の開催見送り TPP交渉の漂流近づく戦争させない・9条壊すな
交渉破たんを避けるために必須といわれていた5月26日からのTPP閣僚会議開催が中止になりました。次回は未定のままです。
スペースマーク 国会決議逸脱、すぐ撤退を福岡でも県民集会
「TPP交渉の国会決議堅持を求める北海道緊急要請集会」が5月16日、札幌市で開催されました。
スペースマーク 農のこころ
花林檎風にほのかな香を贈り
スペースマーク 「大阪都」構想 住民投票で否決
大阪市を廃止し、5つの特別区に解体することの賛否を問う住民投票は、5月17日に投開票が行われ、大接戦の末、「反対」(70万5585票)が「賛成」(69万4885票)を上回り、「大阪都」構想は否決されました。
スペースマーク 不安と怒りを募らせる農家に足を運び励まし呼びかけよう
安倍首相は、戦後70年のいま、憲法9条を踏みにじって集団的自衛権行使を具体化する「戦争立法」を強行しようとしています。また、憲法9条を中心にした戦後日本の枠組みを否定する安倍政権は、「戦後の農業の枠組み」を根底から否定し、戦争の反省の上に作られた家族経営と農地制度を破壊し、農作業をしないものが農業に群がって農民を収奪し、農地まで所有しようとしています。そのテコになっているのがTPPです。
スペースマーク サァ!!田植えだ 家族全員集合!
埼玉県春日部市神間で稲作と野菜を作っている農民連会員の倉持勝一さん、ふさ子夫妻には、結婚している3人の息子さんがいます。毎年、ゴールデンウイークには息子さん家族全員が田植えのために集合します。普段は倉持夫妻だけの静かな家は、お孫さんたちのにぎやかな声に包まれます。田植えの様子を見に、5月4日に訪ねました。
スペースマーク シム編集局長とウォン編集部長 日本の農業・農村を取材
韓国の農民団体、韓国農民会総連盟(KPL)の機関紙、韓国農政新聞のシム・ジュンシク編集局長とウォン・ジェジュン編集部長が5月8日から12日まで来日し、農民連と懇談を行ったほか、農村を訪ね、日本の農業事情について取材しました。
スペースマーク この人
江藤司さん・勝子さんご夫婦をご紹介します。
スペースマーク 旬の味
水稲の種まき直後、ビニールハウス内が50度にもなり、高温下で苗を焼いてしまった農家が続出した。これまでなかったことで、まさかの異常天候だった
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