加須の酒米が
吟醸酒「加須の舞」に
今年は生産者協議会つくって面積5倍
関連/「憲法をくらしに生かす県政の会」萩原貞夫さんの勝利必ず
埼玉
酒卸会社の社長さんらが田植え
5月27日に埼玉県加須市(旧大利根町)で酒米専用種の「五百万石」「さけ武蔵」の田植えが行われました。
加須市酒米生産者協議会長の篠塚敏男さんの水田で行われ、会員や酒卸会社の社長さんら10数人が集まり、苗運びなどに汗を流しました。
加須市での酒米専用種を使っての酒米作りは昨年に次いで2年目。初年度は篠塚会長の五百万石で純米吟醸酒「加須の舞」を試験的に作り、販売しました。
ところが製造した1000本はわずか一週間で売り切れとなり、問い合わせが相次いでいました。酒の専門家に聞くと、「吟醸酒」なのに「大吟醸酒のような香りがあり、くせのない飲みやすい酒」と大評判です。
今年は生産者協議会をつくり、面積も5倍近くに増やしました。なお、「加須の舞」のネーミングは一般公募し、題字は大橋良一・加須市長の筆によるものです。
(「農民」埼玉版から)
「憲法をくらしに生かす県政の会」
萩原貞夫さんの勝利必ず
7月5日投票で行われる群馬県知事選挙に、群馬県農民連も参加する「憲法をくらしに生かす県政の会」から、元教諭の萩原貞夫さんが立候補を表明しました。萩原さん勝利への思いを、西毛農民連の木村君江さんに寄せてもらいました。
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今度の選挙は、萩原さんと、自民、公明両党が推薦する現職の大沢正明氏の一騎打ちです。
大沢氏は、県民の税金を380億円も使ってコンベンション(国際展示場などの集客施設)を建設しようとしています。
群馬県は長い間、八ツ場(やんば)ダム、増田川ダム、倉渕ダム…と、大手ゼネコンだけがもうかるような大型開発に税金をつぎ込んできました。2010年に建設が中止された倉渕ダムは、粘り強い反対運動の末に中止が決まり、その後、浮いた建設費用は中学校までの子どもの医療費無料化に生かされています。
萩原さんは「巨大な箱モノに税金を注ぎ込むのではなく、子育てや介護、暮らしを応援する県政に変えていこう」と呼びかけ、小中学校の学校給食の無料化や、国民年金程度の負担で入れる特養老人ホームの建設などを公約に掲げています。
もう一つの争点は、「戦争法案」です。「子や孫を戦争に送りたくない人は、萩原さんに投票を」と私たちは訴えています。とくに若い人には、知事選をきっかけに、政治に関心を持ってほしい。保守王国、群馬から、国民、若者の意思を示したいと思っています。
(新聞「農民」2015.6.29付)
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