農のこころ丸山美沙夫
見晴かす青田とならむ村豊か 大沢 雪絵 俳誌『白炎』から。山麓に近い中山間地の水田も、どうやら青田となって拡がる景の美しさである。この作者が見る「村豊か」は、村人の生活が豊かという意味ではないであろう。先人の切り開いた田を耕し、植田から青田に活気づいていく。その肥沃な地と景の美しさを守り育ててきた、村の豊かさではないだろうか。
(新聞「農民」2015.6.29付)
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[2015年6月]
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