2012年11月
■2012年11月26日(第1047号)
- 衆院解散にあたって TPPの息の根止めよう/農民連第20回定期大会のご案内
- 一、本日、衆議院が解散した。総選挙は12月4日公示、16日投票になることが確定した。
- いざ!!総選挙/JA全中・TPP阻止緊急集会
- 解散・総選挙で、消費税増税阻止・社会保障の拡充・TPP阻止・被災地の復興・原発ゼロなどの要求を実現しようと、11月15日、東京・日比谷公園で「国民諸要求実現・総決起集会」が開かれ、農水省前での要求行動や国会への請願デモなどが繰り広げられました。
- 政策にぶれない日本共産党こそ/TPP参加阻止、総選挙で審判を
- 農民連の常任委員で秋田県農民連委員長の佐藤長右衛門さんが、日本共産党公認で秋田3区から衆議院選挙に立候補しました。JA秋田ふるさと専務の小田嶋契さんからも「以前から農民の仲間として、大変尊敬していました。国政への挑戦を、農民代表として非常に誇りに思います」との激励が寄せられています。
- 総選挙にあたって重点要求
- 農民連は、総選挙にあたって、次の「重点要求」を発表しました。
- 農のこころ
- 余生なほ鎌研ぐ勤労感謝の日
- 2013年版 農民連の「手びき」と「記帳簿」
- 国税通則法の「改悪」により、平成26年1月からすべての事業者(所得税の申告の必要がない方も含め)に記帳・帳簿等の保存制度が適用されることになりました。それに伴い各税務署から、農家へ「記帳説明会」開催の通知が届けられ、税金への不安と関心は高まっています。
- 本の紹介/天笠啓祐著 ニッポンの食――ここが問題
- いま、日本の食は、安売り合戦にさらされ、中国産ギョーザ事件、ミートホープ事件、口蹄疫(こうていえき)、鳥・豚インフルエンザなど家畜の感染症の増加、野菜の輸入・残留・ポストハーベスト農薬など食のグローバル化の流れのなかで多くの問題が起こっています。
- さよなら原発・即時ゼロに 総選挙 推進議員はいらない/大間原発建設は大間違い
- 東日本大震災・福島原発事故から1年8カ月目となった11月11日、首都圏反原発連合(反原連)の呼びかけで、「反原発1000000人大占拠」が行われ、国会・首相官邸・省庁・東京電力本社周辺に「さよなら原発」「今すぐ原発ゼロ」「子どもをまもれ」などのプラカードとコール(呼びかけ)があふれました。主催者発表では、雨のなかのべ10万人が参加し、周辺の歩道を埋めつくしました。またこの行動に連帯しようと、全国300カ所以上で「即時原発ゼロ」を求める集会やデモが行われました。
- 新城農民連(愛知)が街中(まちなか)直売所
- 愛知県の新城農民連は、今年3月から毎週木曜日の夕方、商店街の洋裁店の店先で街中直売所を開いています。
- 旬の味
- 群馬県伊香保温泉で開かれた、農民連の関東ブロック秋季研究交流集会に参加した。開会前に時間があったので、近くの徳富蘆花記念館を見学した。紅葉の美しい季節で、記念館の庭から一望できる赤や黄色に彩られた山々と、すぐそばまで来て鳴く小鳥たちに、心がなごんだ
■2012年11月19日(第1046号)
- ご飯一杯35円! これって高いですか?
- 読売や朝日、日経新聞など大手マスコミは、「今年は豊作でコメ余りなのに価格が上昇」「消費者の理解は得られまい」などと、「高いコメ」に批判の矛先を向けています。
- 年内・年明け 審判下す絶好のチャンス
- 野田首相が11月18〜20日に開かれる東アジア首脳会議でオバマ大統領に対し、TPP参加を表明する危険性が高まっています。9〜10日の読売、朝日など主要紙は、野田首相がTPP参加問題を争点に年内解散に踏み切ることを検討していると報道。野田首相は10日、「TPPや日中韓FTAなどを同時に追求するのが基本姿勢だ。それはマニフェストに書く」と述べ、TPP参加を公言しました。
- 輸入牛肉緩和、手続き開始/とんでもない答申 米国産輸入NO!
- BSE対策の緩和を了承した内閣府・食品安全委員会の答申(評価書)を受けて、厚生労働省は11月6日、薬事・食品衛生審議会を開き、緩和に向けた手続きに入ることを決定しました。
- 農のこころ
- 菜園の畝ととのへて冬に入る
- 米を守る農民連の要求と提案(1/4)/(2/4)/(3/4)/(4/4)
- 2009年の自民党、公明党政権から民主党への政権交代は、ひと握りの大企業の利益を最優先し、国民には格差と貧困をもたらした小泉「構造改革」路線、すなわち、新自由主義的政治に対する国民の審判でした。
- 昼も夜もパワーさく裂/憲法集会実行委が院内集会
- 農民連女性部の九州沖縄ブロックは10月31日、11月1日の両日、福岡市の農民会館で女性交流会を開き、福岡、熊本、宮崎、鹿児島の4県から25人が集いました。
- そばの店「神間亭」オープン
- 一面の水田のなかに、農家が点々と散らばる埼玉県春日部市に、地域のそば粉をつかった手打ちそばの店「俺っち・野良っち 神間(かんま)亭」が11月3日、オープンしました。オーナーの山口市作さんも、亭主の根本健美さんも、店長の西村正昭さんも農民連会員。空き家になってしまった農家の古民家を活用して、開店しました。
- 大震災・原発事故・放射能汚染…もやもやふっとばしまスカッ!!
- 「青年を苦しめる政治を変えよう」――「もやもやふっとばしまスカッ!! 福島青年大集会2012〜フクシマで考える日本の今とこれから〜」が11月4日、福島市街なか広場で行われました。東日本大震災や原発事故で、放射能汚染や仕事の不安を抱えた青年たちの、もやもやした気持ちをスカッとさせたい思いにこたえ、全国から約1000人が集結しました。
- 旬の味
- 立冬を迎え、強い霜も何度か降りたので、野菜も本格的に味がのってきた。寒さによってハクサイやホウレンソウの甘味が増すのは、凍るまいとして体内の糖濃度を高める仕組みが働くためだ
■2012年11月12日(第1045号)
- あんぽ柿農家 今年も出荷自粛
- 「柿を育てては捨ててるんだ。農家の気持ちがわかるか! おれたちは安心して作りたいんだよ」―福島県北農民連は10月25日、伊達市保原町であんぽ柿農家を中心とした東京電力との交渉を行い、約50人が参加しました。マスコミも取材に駆けつけ、夕方のニュースでいっせいに報道されました。
- 東電・政府の責任問い原発ゼロへ
- 全国商工団体連合会(全商連)、税経新人会全国協議会、自由法曹団でつくる完全賠償連絡会は10月25日、都内で「東電損害賠償請求シンポジウム」を開き、54人が参加しました。
- 総選挙で国民に信を問え/農民連食品分析センター「一般社団法人」へ
- 「解散・総選挙で国民の信を問え」の声が高まるなか、臨時国会が始まりました。開会日の10月29日、国民大運動実行委員会、中央社会保障推進協議会、安保破棄中央実行委員会は、国会請願デモのあと、「国民要求の実現を求める院内集会」を開き、約100人が参加しました。
- 深刻な影響わかった TPP反対広げよう/両磐の会がTPP学習会 断固阻止し地域農業守る
- 京都農民連口丹ブロックも参加する実行委員会が主催して、10月21日、東京大学大学院教授の鈴木宣弘氏を招き「TPP参加反対、いのちと暮らしを守る講演会」を南丹市日吉町で開催しました。緊迫するTPP参加問題をめぐって、この問題の本質を多くの人たちに知ってもらう必要があると、ほかの団体にも呼びかけて実行委員会を立ち上げ準備してきました。この日は、会場いっぱいの250人以上が詰めかけ、講師の熱弁に聞き入りました。
- 農のこころ
- 田仕舞や一郷煙る匂いして
- この人
- 香川県農民連の事務局を手伝っている福井利夫さんは、JA香川経済連に勤めていましたが、3年前に退職。その後は、JA香川県のアグリ塾の春夏コース・秋冬コースの両コースを受講し、野菜づくりを始めました。
- 国民の食の安全情報さらに/「健康まつり」で自慢の野菜販売
- 食の安全・市民ホットライン発足2周年と書籍出版記念シンポジウムが10月13日、都内で開催されました。
- 大きいのがゴロリ イモ掘り 最高!!
- 千葉県の房総食料センターは10月28日、2年に一度のイベント「房総秋祭り〜未来へつなごう、産直の絆(きずな)〜」を香取市の橘ふれあい公園で行いました。当日は、午後から雨模様との予報もあり心配しましたが、およそ1200人を超える参加者であふれました。
- 2012冬季カタログ
- 全国の農民連会員がつくった産直品を集めた「2012冬季カタログ」ができあがりました。
- 恒例の枝豆取り交流会
- 茨城県南農民組合は10月6日、河内町の長竿生産組合で恒例の「枝豆取り交流会」を行いました。毎年楽しみに東京からバスで参加する新日本婦人の会もあり、総勢50人ほどが参加しにぎやかな交流会となりました。
- 旬の味
- 来年のNHK大河ドラマは「八重の桜」だ。国が敗れても「どんなに苦境であっても人は幸せでなくてはならぬ」と不屈に生き抜いた会津藩士の娘、山本八重、後の新島襄(じょう)の妻の生涯を描く
■2012年11月5日(第1044号)
- 韓国女性農民会慶尚南道連合 みのう農民組合(福岡)と交流
- 「私たちは、食糧主権の立場に立って地産地消をやっていくことが重要だと考えています。具体的に取り組まれているところをぜひ勉強したい」―韓国女性農民会(KWPA)慶尚南道連合のみなさん(会長以下7人)が10月13、14の両日、福岡・みのう農民組合を訪れ、交流しました。
- 要求とりあげ組織拡大も前進
- 都北農民組合は、宮崎県都城市を中心に、畜産の盛んな地域で活動しています。一昨年の口蹄(こうてい)疫被害と豪雨災害、昨年の新燃(しんもえ)岳の降灰被害と相次ぎ、農家はたいへん困難な経営に陥っています。その節は全国の仲間のみなさんから、災害義援金やあたたかい激励をいただき、改めてお礼申し上げます。
- オスプレイ配備撤回 低空飛行訓練中止を/放射能汚染のない乳製品を 東電は原発ゼロ宣言せよ
- 「オスプレイNO!」「米兵の蛮行に怒り」――。東京・日比谷の夜空に約2000人の声が響き渡りました。10月23日に、日比谷野外音楽堂で「オスプレイ配備撤回を求める中央集会」(同実行委員会主催)が開かれ、参加者は、普天間基地への強行配備と米兵による女性暴行事件が起きた沖縄のたたかいに連帯の意思を示しました。
- 米国産牛肉の輸入規制を緩和
- 内閣府の食品安全委員会は10月22日、同委員会のプリオン専門調査会がまとめた、BSE対策の緩和を「容認」する評価書案を了承し、厚生労働省に答申しました。答申では、アメリカ産牛肉の輸入制限を、現行の「20カ月齢以下」から「30カ月齢以下」に拡大するなどの緩和をしても、「リスクはあったとしても、人への健康影響は無視できる」と結論付けています。
- 農のこころ
- 刈田ゆく背に原発の国の翳
- 「TPPを考える町民会議」を結成
- 岩手県紫波町で10月17日、「TPP等と食料・農林水産業・地域経済を考える紫波町民会議」の結成総会と講演会が開催されました。
- GMナタネの拡散、何とかしたい
- 10月6日、福岡市内で「食と農を考える市民の会・福岡」の設立総会が開かれ、およそ150人が参加しました。
- 上関原発反対のたたかいに触れて(下)
- 島民の多くが一丸となって粘り強い運動を続ける結束力の強さは、コミュニティーが生きている離島ならではかもしれません。しかし、ご多分にもれず祝島でも高齢化が進み、原発計画を白紙にできても、やがて地域の活力が失われてしまう可能性もあります。そこで島ではいま、原発反対運動と並行して、いくつか新しい取り組みが行われていました。
- 軽トラ“イチロー”大奮闘記/晴れわたる空 実りの秋に…
- ボクの名前は「軽トラ・イチロー」。4輪駆動の力持ちです。ご主人の野見山和子さんのところに来て早10年。和子さんは2人の息子さんに手伝ってもらいながら、3ヘクタールの田んぼを女手ひとつで米を作っています。いま刈り取りの真っ最中。だからボクの出番です。
- 旬の味
- 岩手・陸前高田市の海岸に、大震災・大津波から一本だけ生き残った「奇跡の一本松」があり、被災地を鼓舞激励するがごとく立っていた。塩害によってやむなく伐採され、多くの人たちが別れを惜しんだ
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