今年は大豆の実入りがいい
恒例の枝豆取り交流会
茨城県南農民組合
茨城県南農民組合は10月6日、河内町の長竿生産組合で恒例の「枝豆取り交流会」を行いました。毎年楽しみに東京からバスで参加する新日本婦人の会もあり、総勢50人ほどが参加しにぎやかな交流会となりました。
盛りだくさんの手料理に感激 最初に、生産組合代表の小更(こぶけ)〓(※)史(たかし)さんが「今年は夏場の天候に恵まれて、例年より大豆の実入りがよく収穫しがいがある」と大豆の作柄状況を報告。大豆畑に移動すると、一面の大豆にみんな感激して、いっせいに軍手とハサミを携えて畑へ繰り出しました。収穫しながら、「いつもお土産に持って帰るこの枝豆は、夏場の枝豆より味わいがあっておいしいし、なにより収穫が楽しい!」「毎年、食べきれないくらい持って帰ってます(笑)。ご近所に配ろうと思います」と、話してくれました。
交流会では、新米コシヒカリの炊き立てご飯や枝豆をミキサーでつぶしてナスをいれたみそ汁(呉汁)に天ぷら、煮物、手作り豆腐、おからサラダ、きんぴら、肉じゃが、きな粉もち、手づくりあんこのおしるこなど20品目ほどのお母ちゃんたちの手料理にみんな満足顔。あっという間にたいらげてしまいました。
安全な国産の農産物作って
食事の後には、農民組合の岡野忠組合長が「この大豆畑トラスト運動は、虫が食べると死ぬという遺伝子組み換え大豆やトウモロコシが普及しないよう、国産の安全な大豆を守ろうということで始まった。これからも運動を広げて、安全な国産の農産物を作り続けていきたい」と、協力を呼びかけました。
初めて参加した人は、「生産者と直接顔を合わせる機会がとてもよかった。また来年も参加したい」「こんなにおいしい田舎料理に感激しました。チラシに“大豆収穫と農村手作りランチ食べ放題!”ってあれば、みんな喜んで来ますよ」と語ってくれました。
(茨城県南農民組合 山口徹)
※〓は、「まだれ」+「孝」。
(新聞「農民」2012.11.12付)
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