いざ!!総選挙TPP推進派に厳しい審判を
諸要求実現へ総決起集会解散・総選挙で、消費税増税阻止・社会保障の拡充・TPP阻止・被災地の復興・原発ゼロなどの要求を実現しようと、11月15日、東京・日比谷公園で「国民諸要求実現・総決起集会」が開かれ、農水省前での要求行動や国会への請願デモなどが繰り広げられました。
総決起集会では、農民連の白石淳一会長が決意表明し、「野田首相はTPP参加へ向けて暴走を続けている。しかし反対の声は、さまざまな団体の枠を超えて広がり、9割の地方議会でTPPに否定的な意見書を採択している。これこそ国民の声だ。私たちにはTPP参加表明を許してこなかったたたかいの蓄積がある。この運動の蓄積をいかしきって、かならずTPP参加を必ず阻止しよう。総選挙でTPP推進勢力に厳しい審判をくだそうではないか」と力強く訴えました。 また、農水省前の要請行動では、「STOP!TPP市民アクション」でいっしょに官邸前行動に参加している「TPPって何?」の松田佳子さんも参加し、「野田首相に向かって声をあげよう。国会議員や立候補者にTPPへの賛否を問いただし、私たちの思いを一票に託そう」と訴えました。 岩手県連の久保田彰孝会長は「東アジアサミットで野田首相が参加表明するのではないかと心配で、このままではいかんと駆けつけてきた。絶対阻止に向け、悔いのないたたかいをしたい」と決意を述べました。
JA全中・TPP阻止緊急集会農業者の声代弁する候補を国会へ全国農業協同組合中央会(JA全中)と全国農業者農政運動組織連盟は11月15日、東京・砂防会館でTPP参加断固阻止緊急全国集会を開きました。JA全中の萬歳章会長が「農業者の真の声を代弁する候補者を送り出す活動を強めよう」と開会あいさつしました。 連帯あいさつとして、愛媛大学の村田武名誉教授が「TPPはアメリカの国益を追求し、日本を食い物にしようとするもの。農業の衰退、亡国の道に進むことになる。断固阻止を」と訴えました。 各政党代表があいさつ。このうち、日本共産党の志位和夫委員長は「TPPを推進する政党、議員には総退場してもらおう。反対する勢力が結集して何としても参加阻止を。共産党もみなさんと力を合わせてがんばる」と決意を述べ、大きな拍手を浴びました。 最後に「交渉参加そのものを断念させるまで、組織の総力をあげて徹底して運動していく覚悟である」とする決議を満場の拍手で確認し、力強いがんばろう三唱で閉会しました。 また、JA青年部はこの日、約200人が国会前に座り込んで「TPPに参加表明するな!」と訴えました。
(新聞「農民」2012.11.26付)
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[2012年11月]
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