農民組合、農協、農業委員会、
土地改良区など19団体で
「TPPを考える町民会議」を結成
交渉参加を絶対くいとめよう
岩手県・紫波町
岩手県紫波町で10月17日、「TPP等と食料・農林水産業・地域経済を考える紫波町民会議」の結成総会と講演会が開催されました。
「町民会議」は、紫波郡農民組合をはじめ農協、町、農業委員会、明るい民主町政を進める紫波町民の会、土地改良区など19団体で構成。7月8日に400人規模でトラクターデモを行い、話題になった「TPP阻止紫波町民集会」の成功を受け、実行委員会を中心にして「町民会議」を結成しました。
総会には約60人が参加。主催者を代表して、JA岩手中央の藤尾東泉組合長が「TPP参加を絶対くい止めるために取り組む。TPPの交渉内容は、まだ十分に知らされていない。参加反対の世論を広めていきたい」と決意を語りました。続いて岩手大学教授の横山英信氏が講演。自民党の新総裁がTPPに条件つき反対しか唱えていないことなど、最新の情勢をふまえて警鐘を鳴らしました。
「町民会議」では今後、各団体での学習を推進しながら、個人署名や街頭宣伝に取り組む予定です。
(岩手県農民連 岡田現三)
(新聞「農民」2012.11.5付)
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