2007年11月
■2007年11月26日(第806号)
- 憲法守れ農業守れ
- 「憲法九条と農林水産業を守ろう」――11月10日、東京都内で「農林水産九条の会 第2回全国のつどい」が開かれ、農家、農協労働者や、農業分野の学者・研究者など八十六人が集いました。遠くは北海道から参加した人も。「憲法九条を変えないで」という熱い思いを活発に交流しあいました。
- 南牧(長野)に農民連会員の村長誕生
- 八ケ岳を背に野辺山高原が広がる長野県南牧村(みなみまきむら)。11月12日、ここに農民連会員の村長が誕生しました。日本共産党の元村議会議員で、レタスなど高原野菜を生産する菊池幸彦さん(65)です。
- 新テロ特措法 廃案に追い込もう
- 自民・公明の与党は11月13日、衆院本会議で、海上自衛隊をインド洋へ再派兵する新テロ特措法案を、与党の賛成多数(民主党、日本共産党、社民党は反対)で可決し、参議院に送りました。
- “食の安全と農業”について講義/2万円米価求める署名広げよう
- 東京・町田市にある私立和光中学校で10月17日、2年生150人を前に“総合学習”の時間に「食の安全と農業」について話をしました。
- 農のこころ
- 大根引く大地に謝する形して
- 地元の思いは 地域に残って就農してほしい
- 人材派遣会社パソナが農業分野に参入し、中高年や若者を対象に農業研修や農業ビジネススクールを実施しています。パソナと共同で後継者対策に取り組む自治体も。パソナによる農業参入の実態は? 農業後継者の育成に必要なのは?
- 日本農業再建への道筋探る/みのう農民組合に検査入り
- 国民の食糧と健康を守る運動富山県連絡会(富山県食健連)は11月3日、砺波市でグリーンウエーブシンポジウム「地域農業の継続と食の安全・安心」を開催。農業者はじめ県職員や生協組合員、スーパー経営者など、多彩な顔ぶれ約70人が参加しました。
- 大盛況だった農民連コーナー
- 建築職人の労働組合、東京土建一般労働組合主催の第60回土建まつりが11月11日、東京ビッグサイトで開かれ、三万人を超える参加者が集いました。メーンステージでは、子ども向けのシナモン&モカショーやゲキレンジャーショー、フォーク歌手・南こうせつさんのコンサートなど多彩なプログラムが目白押し。パネル展示や工作教室も行われ、子どもから高齢者まで楽しみました。
- 第13回兵庫収穫祭に3000人/民医連・みどり病院の健康まつり
- 秋晴れのもと、11月4日、第13回兵庫収穫祭が神戸市の高塚公園で行われ、3千人が参加しました。
- 阿見のおいしい里だより
- 霞ケ浦周辺は日本有数のレンコン産地。阿見町でも専業農家が多い。今回はレンコン農家に聞いたレンコン作りをお便りします。
- 旬の味
- 「品目横断対策で麦はやめたけど、今度は米もやめるようだ」と稲刈田にたたずむ農家の声。今年度から実施された品目横断対策で集落営農にも大規模にもなれなかった農家の多くは、麦づくりをやめた
■2007年11月19日(第805号)
- ものづくり・農作業通じて自立支援/食健連 米・最賃ビラできました
- 「障害があっても地域の中でくらし、働きながら一人の人間として自立したい」―。埼玉県川越市の知的障害者施設「川越いもの子作業所」は、ものづくりや農作業を通じて障害者の生活を支援。障害者を取り巻く環境が厳しくなるもとでも、保護者や地域に支えられながら着実に歩んでいます。
- 駅頭で宣伝・署名訴え/輸入自由化やめ農業守れ
- 全農協労連と東京食健連は11月8日、食の安全と食料自給率向上、地域農業の振興を求める全国いっせい行動(グリーンウエーブ)の一環として、東京・新宿駅頭でこの秋に採れた青森のりんごや山形の米、静岡のみかんを配りながら、宣伝と署名に取り組みました。
- 大見本市2007/被災者支援法 今国会で成立
- 大見本市2007(11月21日、東京都大田区産業プラザ大展示ホール)が間近に迫るなか、実行委員会は準備に全力をあげています。
- 農のこころ
- 田仕舞の泥靴三人(みたり)五岳聳(た)ち
- 「大見本市」成功へ取り組み強化
- 農民連九州・沖縄ブロック交流集会が11月2〜3日、長崎県南島原市口之津で開かれ、すべての県連から63人が参加しました。
- 横浜検疫所で輸入食品検査センター公開/食品分析センター募金者名
- 厚生労働省が10月27日、「食品に関するリスク・コミュニケーション(輸入食品の安全確保に関する意見交換会)」を開催、横浜検疫所輸入食品・検疫検査センターを一般公開しました。
- 「九条りんご」大好評/秋晴れの下、親子連れで「九条田んぼ」の稲刈り
- 「福島県九条の会」主催で「九条の会」呼びかけ人の一人、作家の井上ひさしさんを迎えての講演会が、10月21日、福島市で開かれ、福島県北農民連は会場で「九条田んぼ」、「九条りんご」の取り組みを紹介しました。
- 輪になって心一つに連帯・友情(1/2)/(2/2)
- 「今こそ食糧主権実現の時だ!」――10月20日から25日、タイのチェンマイでビア・カンペシーナ東南・東アジア青年フォーラムが開催され、6カ国約50人の青年が集いました。農民連青年部からは、杵塚歩さん(静岡)、高橋範行さん(和歌山)、岩渕望さん(福島)が参加。感動さめやらぬ3人に、フォーラムを語り合ってもらいました。
- 読者からのお便り
- NHKテレビの番組その通りだ/農業への意欲失わせる米価下落/米価が256円の時給とは、驚いた/冬季カタログで早速注文します/インチキ食べ物の連続に腹立つ/貧しいなかからいろんな習慣が/800号おめでとうございます/一般紙にはない記事が満載でいい/クイズはボケ防止や新発見も…
- 本の紹介/西日本新聞社「食卓の向こう側」ブックレットとコミック編
- 福岡市に本社を置く西日本新聞社が、4年前から長期連載し、「食」が映し出す現代社会を取り上げた「食卓の向こう側」が、ブックレットとして第1部から第10部まで発行され、50万部を突破しました。このなかには、農民連食品分析センターの活躍も登場します。
- サツマイモ掘り
- “大きなイモだ”と大喜び/バス内で“食の安全”学ぶ
- 地元の食材使った料理が大切/米価暴落・消費税増税…役員会で当面の活動を討議
- 国民の食糧と健康を守る運動富山県連絡会(富山県食健連)は10月21日、富山市で「食と健康のつどい〜子どもの健康と食事〜」を開催し、農民連はじめ民医連や生協などから約70人が参加しました。
- 自然を思いっ切り満喫
- 広島大豆トラストはこのほど、世羅町にある村田さんの大豆畑で「枝豆を楽しもう会」を開きました。
- 好きな音楽をつうじて チェルノブイリを伝えたい
- 新聞「農民」を印刷しているあかつき印刷は、10月23日、東京都内のホテルで創立60周年祝賀会を開きました。あかつき印刷は、500にもおよぶ民主団体などの機関紙誌を印刷していますが、農民連をはじめ各界から約430人が参加して、あかつき印刷に敬意と感謝を述べました。
- 冨山和子がつくる 日本の米カレンダー(R)/九条の会 大きくなあれ
- 「日本の米カレンダー2008年版」ができあがりました。これで19年目です。今年のカレンダーは、かつて私が現場を歩き回り、思い入れを込めて書いた作品の舞台を集めてみました。
- 旬の味
- 「私学フェスティバル」というつどいに野菜やくだものを持って出店した。私立学校の先生や親、生徒がいっしょになって企画し、楽しい出し物が次々と行われ、出店が並び多くの市民が訪れた
■2007年11月12日(第804号)
- 憲法改悪・消費税増税許すな 守れ いのちとくらし/憲法守れの思い“こめ”、農民連九条弁当
- 農民連のほか全労連、全商連、民医連など47団体でつくる実行委員会主催の「許すな!憲法改悪・消費税増税 守れ!いのちとくらし・雇用―10・28国民集会」が、10月28日、東京・亀戸中央公園で開かれ、全国から4万2千人が参加しました。雲一つない晴天の下、広い会場は人の波で埋め尽くされ、色とりどりの旗や「雇用を守れ」「憲法九条を改悪するな」とアピールする横断幕が風にひるがえりました。
- 政府の「米緊急対策」について
- 一、農水省は10月29日、米価暴落の緊急対策を発表した。その内容は、(1)政府が34万トンを年内に買い入れて100万トンの備蓄水準を確保し、備蓄米の市場への放出を当面、抑制する、(2)全農が抱える18年産10万トンの販売残を飼料処理に政府が助成する、(3)「くず米」については、全農に主食用から除外する集荷・販売体制の確立を求めている。
- 専従者研修会 14府県24人大いに学ぶ/参加者の感想
- 農民連は10月27、28の両日、東京都内で専従者研修会を開き、「3カ月前に県連の専従になった」という人をはじめ、14府県から24人が参加しました。
- 改正案の成立 今国会で
- 農民連も加盟する全国災対連(災害被災者支援と災害対策改善を求める全国連絡会)は10月27日、「被災者生活再建支援制度の抜本改善を求める全国交流集会」を東京都内で開き、約80人が参加しました。
- 農のこころ
- 雨脚や四つに組まるる藁ぼっち
- わぁ〜 枝豆って こんなにおいしいんですね
- 福岡市天神にあるイムズビルで、9月28日から10月28日までの1カ月間、西日本新聞社主催の「食卓の向こう側 プラス」〜連載された「食卓の向こう側」のブックレット50万部突破記念〜が開かれ、みのう農民組合も出店しました。組合長の作っている柿や柿酢、ゆず等を展示し、大豆畑トラストの資料もそろえました。
- 生産に励む農民をすべて農民連に
- 農民連関東ブロックの研究・交流集会が10月22〜23日、東京都三宅村で開かれ、38人が参加しました。
- 入学50周年記念 稲刈りに汗/心から喜べない実りの秋
- 岩手大学の卒業生(1956年度入学)が集まって、岩手県一関市大東町にある菊地和夫さんの無農薬栽培の田んぼで「入学50周年記念・農業体験同級会」を開き、稲刈りに汗を流しました。
- 九条田んぼ米 収穫/兵庫では60人いっせいに
- 「憲法・農業・米を守ろう!」と、古代米の黒米(朝紫)を「I〓(※)(アイラブ)9」と作付けしたのが、5月12日。それから6カ月後、新婦人や労働組合などみんなの力で収穫できました。
- 農民連がことし初参加
- 穏やかな秋晴れの空の下、10月21日、東京・文京区内で東京保健生協主催の「健康まつり」が開かれました。農民連は今回が初めての参加。千葉や埼玉から農民連の仲間が持参した野菜や炊き込みごはん、自慢の加工品を販売しました。
- 阿見のおいしい里だより
- 秋といえば、サンマ? でも焼き芋もおいしい。レンジでチンでは、あの甘さが出てこない。でんぷんを糖化するには、じっくり焼くのが良い。サツマイモは甘さゆえに、おかずというより“おやつ系”野菜。出荷できないような小芋を丸ごと蒸して、野良仕事のおやつに。
- 旬の味
- 「百姓なんかやめてしまえ!」―区画整理の理事が、農場立ち退きの話し合いの場で言い放った。「市内にたった一人の女性青年農業士に言う言葉か!」―そうたしなめられると、さすがに黙った。農地を住宅や商業地にすれば資産価値があがるから、つぶしたくてたまらないのだ
■2007年11月5日(第803号)
- 食品 相次ぐ値上げ 価格高騰の背景を探る/政府、米価下落対策を決定 農民連の運動が実る 10月29日
- 食品価格の値上げに歯止めがかかりません。菓子のように価格は据え置いたまま中身を減らし、実質“値上げ”も。その一方で、大手スーパーは、イオンやダイエーが値下げセールを続けるなど、強気の姿勢を崩しませんが、いずれは、小売り段階の値上げが徐々に広がっていくというのが大方の見方です。
- 食生活を見直すことが大事です 農業はもっと評価されるべきだ
- NHKは10月20日、午後7時半から3時間のスペシャル番組「日本の、これから―どうする? 私たちの主食」を放映。生産者や消費者、米関係業者など50人が参加して、激論をかわしました。
- 11・21大見本市2007/がんばっても赤字 もうやれん
- 「農林水産省が“後援”を決定!」―若林正俊農水大臣は10月26日、大見本市の実施に当たって「農水省の後援の名義使用を承認する」との決定を行いました。
- 農のこころ
- 稲埃り輝きながら項(うなじ)刺す
- 07年冬季カタログ できあがりました/大阪 私たちの食料はどうなる?
- 農民連ふるさとネットワークが取り組んでいるカタログ「2007冬季版」ができあがりました。
- 来年度予算(文部科学省)の概算要求をみて
- 文部科学省は8月、来年度予算の概算要求を発表しました。
- よみがえった養蚕の里
- 福島県安達地方は、群馬県についで養蚕の盛んな地域でした。しかし、輸入品や化学繊維に押されて養蚕は衰退。中山間地に荒れた桑畑が放置されました。いま、荒れ放題の桑畑を、桑の葉や実に秘められた成分(食物繊維やビタミンが豊富、カルシウムは牛乳の20倍以上)を活用して、お茶や羊かん、ジャムなどの加工品づくりでよみがえらせようと、取り組みが進んでいます。
- 映画紹介/山田洋次監督・吉永小百合主演「母(かあ)べえ」
- 山田洋次監督、吉永小百合主演の映画「母(かあ)べえ」が、来年1月26日から、全国の映画館で上映されます。
- 旬の味
- 私の町ではこの10月から、国民健康保険証がこれまでの1世帯1枚から、加入者1人にひとつのカードにかわった
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