生産に励む農民をすべて農民連に農民連関東ブロック 三宅島で研究・交流集会
アシタバ畑や噴火跡などを見学農民連関東ブロックの研究・交流集会が十月二十二〜二十三日、東京都三宅村で開かれ、三十八人が参加しました。
三宅村の副村長歓迎のあいさつ夜行の船で島に着いた一行は、朝九時三十分から夕方までみっちり研修し、翌二十四日は村営バスで島を一周。「アカコッコ館」で天然記念物の野鳥が四種類も生息している自然の豊かさを満喫し、さらにアシタバ畑や島のあちこちにある噴火跡を見学しました。集会では、副村長の穂積憲重さんが「最高時は一日八万トン発生していた火山ガスも二千トンに減り、確実に自然が戻っている。農業と観光の振興が村にとって緊急の課題。それだけに農民連が三宅島を会場に研究・交流集会を開いてくれたことに感謝したい」と歓迎あいさつ。 農民連副会長の真嶋良孝さんは、バイオ燃料ブームと異常気象のもとで食糧危機というべき事態がすすんでおり、食糧は“効率”的な国で生産し“非効率”な国の農業はつぶれてもいいという自由貿易主義は時代遅れだと指摘。「食糧主権の確立こそが求められている」と強調しました。また、農民連の米価緊急対策が現実政治を動かしている事実もあげ、“生産に励む農民はすべて農民連に”を合言葉に強大な組織づくりにたちあがろうと呼びかけました。
(新聞「農民」2007.11.12付)
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[2007年11月]
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