旬の味
「私学フェスティバル」というつどいに野菜やくだものを持って出店した。私立学校の先生や親、生徒がいっしょになって企画し、楽しい出し物が次々と行われ、出店が並び多くの市民が訪れた▼このつどいに貫かれていることは、公立も私立も同じ高校生なのに、どうしてこんなに父母負担が大きいのか。私学にもっと助成を増やしてほしいという強い思いなのだ▼ここで、久しく感じなかった熱い感動を抱いた。つどいの実行委員として参加していた高校生たちの訴えに、涙がこみあげて止まらない▼「授業料が払えなくてやめていく仲間がいる。なんでなの? いっしょに学びたい。いっしょに遊びたい。そしていっしょに卒業したい」「そんな仲間を助けたい。そのために、私学助成を増やしてください!」原稿もなしに仲間への思い、政治への怒りの言葉がほとばしる▼今年で六十五歳になった。孫の世代から得た感動をウンと大切にして、残された人生を真剣に生き抜きたい。食と農を守るために。 (八)
(新聞「農民」2007.11.19付)
|
[2007年11月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224
Copyright(c)1998-2007, 農民運動全国連合会