「農民」記事データベース20071105-803-08

映画紹介

山田洋次監督・吉永小百合主演「母(かあ)べえ」

開戦直前の絶望的な時代
明るくたくましく娘を育て
生きぬいた母の姿えがく


 山田洋次監督、吉永小百合主演の映画「母(かあ)べえ」が、来年一月二十六日から、全国の映画館で上映されます。

写真 「この映画は、一九四〇年から四一年にかけての、東京郊外のつましい家庭が舞台です。まもなく太平洋戦争が始まろうとする、あの絶望的な時代を懸命に生きた人々の、愛にあふれた笑い声や悲しい涙を、そっとスクリーンに写し取りたい。そしてあの戦争で悲しい思いをした人々、さらには今もなお戦禍に苦しむ人たちすべてに想いをはせながら、この作品を作り上げたい」―山田洋次さんの言葉です。

 吉永さん演じる主人公は、治安維持法でドイツ文学者の夫が投獄された後、周囲の偏見や経済的な困窮に負けずに、心ある人たちに支えられながら、明るくそしてたくましく二人の幼い娘を育て生き抜いた「母べえ」。夫役は、歌舞伎俳優の坂東三津五郎さん。夫の教え子で「母べえ」の家庭を支える大学生役には浅野忠信さん、そして夫の妹役には檀れいさんなどが共演。ぜひ、多くの人たちに見てほしい映画です。

 農民連本部は、配給先の松竹(株)から要請を受け、この映画の普及に協力することにしました。

 全国共通の映画券を一枚一千円(当日券千八百円、ただし送料別)で扱います。

 ご希望の方(あるいはグループ)は、農民連本部までご連絡ください。

(新聞「農民」2007.11.5付)
ライン

2007年11月

農民運動全国連合会(略称:農民連)
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224

本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
Copyright(c)1998-2007, 農民運動全国連合会