本の紹介
西日本新聞社
「食卓の向こう側」ブックレットとコミック編
「食を見直し、いのち守る」心意気が伝わってくる
農民連分析センターの活躍も登場
福岡市に本社を置く西日本新聞社が、四年前から長期連載し、「食」が映し出す現代社会を取り上げた「食卓の向こう側」が、ブックレットとして第一部から第十部まで発行され、五十万部を突破しました。このなかには、農民連食品分析センターの活躍も登場します。
また、このほど「食卓の向こう側」コミック編(1)を発刊。作画は、「家栽の人」で知られる魚戸おさむさん。ブックレットを読んだ魚戸さんが西日本新聞社の取材班に「自分にもなにかできることはないか」と電話したのがきっかけとか。「新聞は読まなくても、漫画なら読んでくれるかもしれない」という取材班の思いがつながって、コミック版が実現しました。
漫画の主人公は、若い新聞記者。どうしようもない食生活を送っているのですが、「食卓の向こう側」取材班に入って、農家や助産師さんなどと出会うことで成長していくというストーリー。第一巻は、「うんこ」からスタート。「食を見直し、いのちを守る。意識を改めて、社会を変える」―そんな取材班の心意気が伝わってくるようです。
ブックレットは一部五〇〇円、コミック版は一〇〇〇円。発行は西日本新聞社・出版部 TEL092(711)5523。
(新聞「農民」2007.11.19付)
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