「大見本市」成功へ取り組み強化農民連九州・沖縄ブロックが交流集会
農民連九州・沖縄ブロック交流集会が十一月二〜三日、長崎県南島原市口之津で開かれ、すべての県連から六十三人が参加しました。 農民連副会長の真嶋良孝さんが基調報告。真嶋さんは、バイオ燃料ブームが及ぼす世界的な食糧危機問題と危機解決に逆行する日本とアメリカの政府を批判し、このような状況下で、農民連のイニシアチブが発揮される政策と運動の優位性がじっくりと話されました。とくに食糧主権について、いまやスローガンではなく、海外の憲法や農業法にも盛り込まれていること、世界的にも注目される農民連の組織や活動の話を聞き、とても確信がもてました。 また副会長の村尻勝信さんは、「大見本市」の成功に向けた取り組みと組織拡大について報告しました。“九州は日本の食糧基地にもかかわらず、いまの農業攻撃に立ち向かうには、ほど遠い組織実態”との話に、「せっかくよい方針で運動していても、組織を大きくしなければ」とあらためて決意しました。 討論の中で、鹿児島県連の真戸原勲さんは「大見本市のことでJAに協力を求めた。しかし経済連が気になっている様子だったので、経済連に話しに行った。すると『ぜひ協力させてください。中央にも働きかけます』ということで、新聞『農民』の購読も約束してくれた」と発言。「農民連の行動綱領の立場でJAと話し、接近してください。いまは農民連がJAを指導する時代。どんどん新聞『農民』は増やせます」という訴えは、とても説得力がありました。 最後に全員で、(1)大見本市は外に打って出る姿勢で大きく成功させよう、(2)準産直米の意義と情勢を学習しおおいに取り組もう、(3)組織拡大では、各県連が本気になって細かく分析し、自主的に目標を立て達成しよう―などを確認しました。 (新聞「農民」2007.11.19付)
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[2007年11月]
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