「農民」記事データベース20071105-803-03

農水省が“後援”を正式決定

11・21大見本市2007

高まる期待 参加申し込み相次ぐ

関連/がんばっても赤字 もうやれん


 「農林水産省が“後援”を決定!」―若林正俊農水大臣は十月二十六日、大見本市の実施に当たって「農水省の後援の名義使用を承認する」との決定を行いました。

 実行委員会では、この決定も力にして、全国四十七都道府県から必ず参加し百三十のブースを埋め尽くそうと、連日ニュースを発行し、成功にむけ全力をあげています。

 東京都内を中心に、飲食業界、給食サービス業界など食の提供者にダイレクト・メールを届けていますが、連日申し込みが相次いでいます。

 主な参加希望者をご紹介します

 ◆学校給食、宅配弁当、スーパー惣菜を手がける会社の営業部長さん◆コーヒー専門業の取締役部長さんと主任さん。(業務用食材部門を立ち上げ、材料のトレーサビリティーも含めた新商品開発、新メニュー開発などで期待)◆病院・学校給食の会社(四十四年の実績)の経営企画部長さん◆コープ事業連合の農産商品部課長さん◆ホテル、レストラン、百貨店などへ惣菜、加工品を納入している会社の商品開発室室長さん◆社員食堂・喫茶、居酒屋、ケータリング(料理の宅配、出張パーティー)の事業を展開している会社のケータリング部課長さんと管理栄養士さん◆東京都区職員生協の担当者◆業務用食品卸・加工食品卸業の代表取締役さん◆青森県の東京アンテナショップの常務理事さん


がんばっても赤字 もうやれん

米価暴落対策・品目横断対策・鳥獣被害対策
農民連近畿ブロックが農政局と交渉

 農民連近畿ブロックは十月十五日、農水省近畿農政局に対し、米価暴落対策や品目横断対策などの緊急要求で交渉しました(写真〈写真はありません〉)。

 この交渉には、各県連から二十人が参加。「大規模農家が、米価下落で“これではとてもやれん。全然採算がとれん”と怒っている。集落営農も赤字で、誰が赤字の面倒をみるのか」「品目横断対策では、麦作をがんばっても赤字になる。カントリーの料金も払えない。“次はもうやめた”と言うのがみんなの声だ」などと、地域で起こっている実態を示して対策を求めました。

 これに対して、農政局側は官僚答弁に終始。怒り心頭の参加者は「農家が困難に直面しているのに、何の対策もないのか」など追及。品目横断対策の交付金について「早いところでは十月末から支払いを開始したい」と答弁しました。

(京都農民連 上原実)

(新聞「農民」2007.11.5付)
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2007年11月

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