農のこころ丸山美沙夫
稲埃り輝きながら項(うなじ)刺す 小林 茂敏 俳誌『白炎』から。稲の脱穀など収穫作業による「稲埃り」。身にまとわり付くと、ヒリヒリとして気持の悪いもの。それが「項刺す」である。しかし、この句「輝きながら…」と詠んでいる面白さだ。そこには、農でなければ捉えられない収穫という喜びがあり、逞しさがある。表現にしっかり捉えられている一句。
(新聞「農民」2007.11.5付)
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[2007年11月]
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