2020年3月


2020年3月30日(第1402号)

スペースマーク 青年、定年帰農者の入会相次ぐ
農民連はいま全国で「春の仲間づくり大運動第2弾」に取り組み(4月16日まで)、各地で奮闘が続いています。今年の「大運動」で、青年、後継者が入会し、仲間を増やしている香川県農民連の取り組みを紹介します。
スペースマーク 国連家族農業の10年特別企画「SDGs時代の家族農業」
国連「家族農業の10年」が2年目に入りました。国連持続可能な開発目標(SDGs)が目指す持続可能な社会の担い手として、世界の家族農家はどんな取り組みをしているのか? 実践を知る第一歩として、アグロエコロジー(環境に優しい循環型農業)を通じた温室効果ガスの削減、バイオガス発電など再生可能エネルギーの生産に取り組んできたドイツの農家を訪ねます。
スペースマーク 3・13重税反対統一行動
今年で51回目となる重税反対全国統一行動が3月13日に全国各地で行われました。国会議員会館内では中央各界代表者集会が開催され、各団体の代表が決意を固め合いました。
スペースマーク 韓国・ソウル市の都市農業と公共給食 〈下〉
韓国・ソウル市では、1998年頃から学校給食の直営・国産・無償化の3大要求を掲げ、「子どもたちには健康を、農民には希望を」をスローガンにして農業者と連帯した市民運動が進みました。現在、小・中・高校とも100%直営、自校方式です。
スペースマーク 改憲ノー署名32万余提出
「官邸の検察人事介入糾弾! 自衛隊は中東沖から撤退せよ! 特措法の緊急事態宣言使うな! 安倍9条改憲発議NO!」をスローガンに、「総がかり行動実行委員会」は3月19日、定例の国会議員会館前行動に取り組み、約600人が参加しました。
スペースマーク 農のこころ
ひとたびは捨てたる故郷麦を踏む
スペースマーク 農家が得する税金コーナー(74)
農民連の会員は3・13重税反対全国統一行動で、消費税の申告も済ませた方が多いと思います。
スペースマーク 本の紹介/有機農業大全 澤登早苗、小松撫ォ一・編著 日本有機農業学会・監修
本書は日本有機農業学会が総力をあげてまとめた、有機農業の決定版です。地球環境を守り、安全な食料を生産し、持続可能な開発目標(SDGs)と生物多様性を実現し、いのちを大切にする社会を実現することで地域を元気にする農業の全体像を詳述しました。生産者・研究者・農政関係者・普及指導員、そして新たに有機農業を志す人たちの必読書です。
スペースマーク 政府の「水産改革」に抗し、資源と漁業守る
私が漁業を営む岩手県大船渡市三陸町越喜来(おきらい)の崎浜は海と山にはさまれた集落です。11・5メートルの防潮堤がほぼ完成し、海が見えず塀にかこまれたような地域になってしまいました。復興土木事業はこれでほぼ終わりです。高台の下には、流された建物の基礎と雑草ばかりの空き地が残りました。
スペースマーク 北国の春 ビートの苗作り始まる
オホーツク海の流氷も去り、北海道小清水町でも3月半ばを迎えて雪解けが進んでいます。ビニールハウスの中では、砂糖の原料のテンサイ(ビート)の苗づくりが始まり、小さな新芽がいっせいに芽吹き始めました。
スペースマーク 旬の味
今年は大変な春になった。新型コロナウイルスはどこまで広がるのか、日に日に増える感染者の数の報道に不安は大きくなる

2020年3月23日(第1401号)

スペースマーク 秋田 能代『鶴形そば物語』
秋田県能代市には能代市芸術文化協会主催の能代ミュージカルというのがあります。制作委員会が中心となり、脚本や音楽、振り付けなどをすべて市民有志が手がけるもので、手作りミュージカルとして親しまれています。
スペースマーク 原発をなくす全国連絡会 イレブン行動元気にリレートーク侵略の歴史を風化させるな
福島原発事故から丸9年の3月11日、原発をなくす全国連絡会は、東京・新宿駅西口でイレブン行動を行いました。農民連を始め、労働・医療・法律団体などから23人が参加。原発ゼロの日本を求める署名が22人分集まりました。
スペースマーク 漁師にサケ刺し網漁認めよ
岩手県の小型漁船漁業者が刺し網によるサケ漁の許可を求めて県を相手に起こした「浜の一揆訴訟(さけ刺し網漁不許可取消・許可義務付請求訴訟)」の控訴審で、仙台高等裁判所は2月25日、原告の請求を棄却する判決を下しました。
スペースマーク 農のこころ
鍬の楔打つ音ひろぐ春の風
スペースマーク 種苗法「改定」中止署名に協力下さい
種苗法改定法案が、3月3日に閣議決定され、今通常国会に上程されようとしています。農民連本部は、「種苗法『改定』の中止を求める請願署名」を全国に呼びかけています。
スペースマーク 農家が得する税金コーナー(73)
新型コロナウイルス感染防止対策の一環で、所得税・消費税の申告期限が、4月16日まで延期になりました。この条件を生かして仲間づくりを追求しましょう。
スペースマーク 大規模・集積化が極端に進行 地域農業の振興が大きな課題
9年前に被災するまではキュウリも栽培していましたが、いまつくっているのは米だけです。1991年から旧矢本町の町議を務め、2005年に合併で東松島市議になり、今日に至っています。
スペースマーク この人
滋賀県の北東部に位置し、琵琶湖に面した稲作を中心とした農業が盛んな彦根市。滋賀県農民連会員の田口源太郎さん(71)は、米を中心に麦、大豆などをつくっています。
スペースマーク 旬の味
先日、同級生の母親が亡くなりました。同級生一家は他県に住んでいるため、一人この町で介護施設を利用していました。突然の知らせに驚きましたが、知らせてくれた知人は、「ご家族が一切お参りはいただかない」と葬儀場などは教えていただけませんでした

2020年3月16日(第1400号)

スペースマーク 全国いっせい休校 新型コロナ給食野菜 急きょ直売果樹共済 掛け金軽減へ支援を
新型コロナウイルスの感染拡大により、農業や食料にも大混乱が生じています。安倍首相は2月27日に突如、全国の小・中学校、高校をいっせい休校するよう要請すると発表。事前の調整も休校に伴う対策も何ら示されないまま、3月2日から事実上の全国いっせい休校が始まりました。
スペースマーク 災害に備え農業共済制度の掛け金助成を求める運動を
農民連本部は2月末に「頻発する災害に備えて農業共済制度の活用を円滑にするための掛け金助成を求める請願」運動を呼びかけました。
スペースマーク 韓国・ソウル市の都市農業と公共給食〈上〉
2月14日に都内で「ソウル市のオーガニック農産物を使用した学校給食無償化と公共給食の取り組みを学ぶ」のテーマで公開学習会が開かれました(主催は、パルシステム地域活動委員会)。出版社コモンズ代表の大江正章さんとソウル市東北4区公共給食センター長のチョン・ソンオク(鄭成玉)さんが報告しました。両者の報告を要約し、まとめたものを2回にわたって紹介します。
スペースマーク 農のこころ
菜をきざむ音さくさくと春たてり
スペースマーク 新たな条件を生かし「春の仲間づくり大運動」第2弾を
全国委員会で3月31日までと呼びかけた「春の仲間づくり大運動」も終盤に入ってきました。今年の「春の大運動」は、税金対策部員養成講座などの積み重ねの成果もあり、この間なかなか足を踏み出せなかった県連が、「税金なんでも学習会」に挑戦し、新たに仲間を増やしているのが特徴の一つです。
スペースマーク 農家が得する税金コーナー(72)
申告前に最終確認を
スペースマーク 「大運動」各地で奮闘続く
確定申告 一緒に学び入会広がる
スペースマーク 生業を返せ、故郷を返せ
福島県内を中心に北は北海道から南は沖縄まで、約3800人の原告が被災地の原状回復と損害賠償を求めて起こした「生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟(生業訴訟)。福島県農民連からも多くの仲間が訴訟に参加し、国と東電の責任を明らかにするため奮闘しています。
スペースマーク 旬の味
20数年続いてきたお米の産直が昨年12月をもって終了しました。長い間、私たち農家を支えてきていただいた新婦人お米産直の会のみなさんと、先日最後の交流会をしました。自慢の1品料理持ち寄りで、楽しく過ごしました

2020年3月9日(第1399号)

スペースマーク 農民連食品分析センター検査で学校給食パンからグリホサートを検出!
農民連食品分析センターはこれまで、パスタや食パンなどの小麦製品を調査し、輸入小麦を使用する小麦製品から、発がん性が疑われている除草剤ラウンドアップの主成分グリホサートの残留があったことを明らかにしてきました(新聞「農民」2019年2月18日付、同4月22日付)。 今回は小麦製品調査の第3弾として、19年6月から、子どもたちが食べる学校給食パンの調査に着手。呼びかけに応じて様々な人からサンプルが寄せられ、14製品の検査を行い、国産小麦・米粉で作ったパン以外のすべてからグリホサートを検出しました。
スペースマーク 持続可能性求め各党と意見交換
さまざまな農業団体の勉強会「持続可能な農業を創る会」が呼びかけ、農業・消費者・市民団体など幅広く集い、国の第5期「食料・農業・農村基本計画」に対する提言を持ち寄って各党との意見交換会が2月21日、衆議院第一議員会館内で開かれました。
スペースマーク 地域の食と農を考える学習会
滋賀県農民連日野支部と日野まちづくり研究会の共催で印鑰智哉(いんやくともや)さん(日本の種子〈たね〉を守る会アドバイザー)を迎えた学習会が2月15日に、日野町の町立日野公民館で行われ、99人が参加しました(写真)。日野まちづくり研究会の会長、東正幸さんは、日野支部の支部長でもあります。藤沢直弘・日野町長も参加いただきました。
スペースマーク 学校給食、食の安全で学習会
長野県食健連は2月8日、長野市で学校給食の無償化と食の安全についての学習会を開催しました。更埴地域食健連と共催で行いました。給食無償化の意義や運動の進め方について、群馬県で2014年から取り組んできた「学校給食の無料化をめざす会」代表の石田清人さんと、農民連食品分析センターの八田純人所長の2人が講演しました。学習会場には約100人が集い、熱心に講演に聴き入りました。
スペースマーク 農のこころ
温暖化の畦焼く地肌炎の声
スペースマーク 全国に広がる種子条例づくり
主要農作物種子法(種子法)が2018年4月に廃止されて以降、各道県で、公共の種子を守ろうと、種子条例づくりが広がっています。
スペースマーク 農民の種子を企業のもうけにするな (1/3)(2/3)/(3/3)
「種苗法」が改定されたら/生物特許許さず種子の多様性を守れ/種子の独占強めるアグリビジネス
スペースマーク 仲間づくり「春の大運動」
春の仲間づくり大運動も最終盤です。各地から様々な取り組み・報告が寄せられています。その一部を紹介します。
スペースマーク パンフレット/たねと食とひと@フォーラム発行 市民が迫ったゲノム編集の規制とは 〈環境への影響・食の安全安心〉
ゲノム編集は、扱いを誤れば環境や食の安全に想定外の結果を引き起こしかねない技術です。「たねと食とひと@フォーラム」では市民に十分な理解がされないまま、国でその取り扱い方針が決められていく現状に危機感を持ち、2回のシンポジウムを開催しました。
スペースマーク ゲノム編集食品が食卓へ
シンポジウム「ゲノム編集食品が食卓へ〜表示とトレーサビリティの必要性」が2月24日、都内で開かれ、約130人の参加者が集いました。主催は、「たねと食とひと@フォーラム」。
スペースマーク 農家の税金対策(21)
所得税の確定申告で、所得から差し引かれる金額(所得控除)については、「家族の分も引けるのか」が問題になりますが、『税金対策の手引き』34〜35ページにあるとおり、所得控除の種類によって、その要件は違います。
スペースマーク みんな一緒に「わっはっは」心身スッキリしよう!イラスト2点
茨城県南農民組合女性部「野ばらの会」第27回総会が2月16日に行われ、15人が参加しました。
スペースマーク 農民連結成30周年記念コンクール入選作品 写真の部
〈佳作2点〉 根本好一さん(福島県大玉村)
スペースマーク 旬の味
先日、私が住む宮城県蔵王町で、町議会議員選挙があり、このたび立候補して無事当選することができました。この選挙戦で蔵王町を隈なく歩きました。そこには私が知らない蔵王がたくさんありました

2020年3月2日(第1398号)

スペースマーク 生産緑地の指定基準見直し
東京都清瀬市の生産緑地の指定基準を東京農民連が市・都へ働きかけ、見直しさせました。
スペースマーク 虚偽答弁・改憲策動許さない 疑惑だらけ安倍政権倒そう
「桜を見る会」をめぐる安倍首相の虚偽答弁などをめぐって国会での議論が緊迫の度を高めるなか、「総がかり行動実行委員会」が2月19日、国会前で集会を開き、1800人(主催者発表)が集い、「安倍首相はウソをつくな!」と声を上げました。
スペースマーク 食の安全を考える学習講演会
北海道農民連主催による「あなたの食卓は大丈夫?食の安全を考える学習講演会」が札幌(2月2日)と岩見沢(3日)で開催され、齋藤敏之・農民連食品分析センター代表理事が講演を行いました。両会場とも満席となり関心の高さが浮き彫りとなりました。
スペースマーク 家族農業と都市農業守ろう
大阪農民連阪南支部協議会(山下博会長)は、2月9日、泉佐野市内で「農家と消費者をつなぐ学習・交流のつどい」を開催しました(写真)。農民連会員、新日本婦人の会、自治体の農林水産課職員、議員ら20人が参加して、新生産緑地法の活用や国連「家族農業の10年」について、大西敏夫先生(農業経済学者)から説明を受けたあと、意見交換しました。
スペースマーク 農のこころ
はや二月薯種並ぶ農業屋
スペースマーク 地域から農政を転換し、農業・農村を再生させよう
富山県農民連第32回定期大会が2月9日、砺波市で行われました。大会は大橋国昭会長の開催のあいさつで始まり、全国連の笹渡義夫会長の基調講演が行われ、42人が参加しました。
スペースマーク 守ろう農民の権利宣言
青森県の南部農民組合は1月29日、横浜町で組合の総会をしました。
スペースマーク 農家が得する税金コーナー(71)
千葉県の木更津農民組合は2月13日、2020年3月の申告に向けた税金学習会を木更津市内で開催し、約10人が参加しました。
スペースマーク 生産者と消費者が手を結び国産大豆を守ろう
生産者と消費者が手を結び、国産大豆を支える大豆畑トラスト運動の第22回全国交流会が2月18日、都内で開かれました。主催は、「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」。気候変動や輸入大豆の増大に負けずに大豆の自給率を上げようとがんばっている生産者と、国産大豆を食べ、買い支える消費者との熱い連帯の場になりました。
スペースマーク 旬の味
雪のない2月を過ごしている。日差しや頬をかすめる風に春を感じることもしばしばで、このまま春になるの? という不安もある。まして近頃、地震が多い。自然災害が少ない年になってほしいと年頭に思った人は多いはずだ
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