「農民」記事データベース20200330-1402-11

旬の味


 今年は大変な春になった。新型コロナウイルスはどこまで広がるのか、日に日に増える感染者の数の報道に不安は大きくなる▼その一方で、一部の専門家からは「インフルエンザぐらいに考えて注意すればよいのではないか」との意見もあり、私たちはどう考えればよいのか、わからないことが多いゆえに不安だ▼わが家のひ孫たちも休校が続き、ひまをもてあましている。私たちの住んでいる田舎(過疎の町)は人も少ない、空気もきれい、風通しのよい場所なのに、一律に日本中を同じにする必要があるのだろうか▼今日はひ孫たちが野鳥の来る庭の隅の木の枝にミカンを差し、どんな鳥が来るのか楽しみに待っている。子どもは元気で、ババもつられて外にでるが、風が少し冷たい。けれど梅は早く咲きそうだ▼ひ孫たちがオーロラソースと名づけた手作りソースで、ゆでたさや豆をほおばり、「うまい、うまい」と! その姿にジジとババは目を細めながら、子どもたちが元気に楽しい新学期を迎えられるように、と。

(孝)

(新聞「農民」2020.3.30付)
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2020年3月

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