旬の味
今年は大変な春になった。新型コロナウイルスはどこまで広がるのか、日に日に増える感染者の数の報道に不安は大きくなる▼その一方で、一部の専門家からは「インフルエンザぐらいに考えて注意すればよいのではないか」との意見もあり、私たちはどう考えればよいのか、わからないことが多いゆえに不安だ▼わが家のひ孫たちも休校が続き、ひまをもてあましている。私たちの住んでいる田舎(過疎の町)は人も少ない、空気もきれい、風通しのよい場所なのに、一律に日本中を同じにする必要があるのだろうか▼今日はひ孫たちが野鳥の来る庭の隅の木の枝にミカンを差し、どんな鳥が来るのか楽しみに待っている。子どもは元気で、ババもつられて外にでるが、風が少し冷たい。けれど梅は早く咲きそうだ▼ひ孫たちがオーロラソースと名づけた手作りソースで、ゆでたさや豆をほおばり、「うまい、うまい」と! その姿にジジとババは目を細めながら、子どもたちが元気に楽しい新学期を迎えられるように、と。 (孝)
(新聞「農民」2020.3.30付)
|
[2020年3月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224
Copyright(c)1998-2020, 農民運動全国連合会